物語としたら、それなりの大きな展開があるものの影に隠れがちとなってしまう些細なことを発端としているが、当事者であるアソーカにとっては表沙汰にはしたくない出来事でもある。普段は描かれることのないようなエピソードであって、本筋の物語では数行の台詞で片付けられてしまうような内容のストーリーを掘り下げて描いたというのは良い所でした。
分離主義勢力に武器の供給をしている暗黒街にメスを入れようとして、アナキンとアソーカが評議会の命令で暗黒街に潜入し、武器の密売商人のカー・アファを捕らえようとする。アソーカを店の前に残し、アナキンはカーのいるクラブに潜入した。で、店内から客達が逃げ出してくる。その中でアソーカはライトセーバーをすられてしまった。それに気づき後を追ったが見失ってしまう。まもなく、カーを捕らえたアナキンが出てくるが、アナキンにそのことを知られないかと気にするアソーカは、司書のジョカスタ・ヌーに相談した。で、ジェダイの長老・テラ・シヌーベを紹介された。
シヌーベはアソーカから話を聞き、犯人はしがないコソ泥のバンナムだと分かる。で、バンナムの居場所を探そうとして武器商人に接触し、居場所を聞き出した。
その場所に行ったアソーカだったが、バンナムは既にライトセーバーを売りさばいた。売った相手は殺し屋のナック・ムーバースということで、ムーバースの居場所に向かった。
が、ムーバースは殺されていて、その脇にアイオニ・マーシーがいた。犯人と思われる女・キャシー・サイアが逃げて行き、アソーカは直ぐに追った。が、シヌーベはアイオニに秘密があると思い、警察を呼ぶと共に、アイオニをマークして、こっそりと発信器を付けていた。
逃げるキャシーと追いかけるアソーカは街中で派手な追いかけっこをするも、結局逃げられてしまい、アソーカは途方に暮れる。一方、警察がアイオニの所にやってきたが、アイオニもやはり逃げてしまった。
途方に暮れていたアソーカの所にシヌーベがやってきて、アソーカを拾い、追跡を開始する。しかしアソーカは何処に行けばいいのか分からなかったが、シヌーベは落ち着いて「駅」と言う。で、発信器を付けていたことを話した。
駅にやってきたアソーカとシヌーベ。一方、キャシーとアイオニは合流して、列車に乗って逃走しようとしていた。が、キャシーがアイオニに付けられた発信器に気づき、それを壊した。発信器の信号を頼りにしていたアソーカたちだったが、人混みに紛れていた2人を見つけると、アソーカが「捕まえて!」と叫んだ。キャシーは再び逃走するが、アイオニは捕らえられる。
出発しようとする列車に乗り込もうとしたキャシーだったが、扉が閉まり列車は出発してしまい、屋根に飛び乗る。当然、後を追うアソーカ。再び追っかけっことなる。
窓を割って列車内に入ったキャシー、それに続くアソーカ。そんな中、キャシーは乗客の親子を人質に取る。アソーカはその親子と自分の人質交換を申し出るが、キャシーはそれを拒否し、アソーカーに退くように要求した。
やがて、列車は次の駅に停車した。キャシーは親子を人質に取ったまま逃走しようとするが、列車のドアが開くと、そこにはシヌーベがいた。で、ヌー部の一撃によってライトセーバーはアソーカの手に戻り、キャシーは吹っ飛ばされて捕らえられた。
シヌーベはアソーカに一つ頼み事をした。それは、今回のことを通して学んだことを彼に伝えるということだった。2人が向かった所にはヨーダがいて、未来のジェダイとなる子供たちを教えていた。で、アソーカは子供たちに学んだことを語った。
アソーカの成長物語の一つであり、まだまだ若さを露呈しているアソーカらしい物語である。スリにライトセーバーをすられてしまうというところから始まるが、こういうことは誰にだって起こりうる可能性があることである。1つのミスからアソーカは焦るが、これも若者には良くあることでもある。そしてそれを取り返そうとするが、やはり「焦り」があるためか、理詰めが上手くできない。一方、人生経験が豊かなベテランは、冷静にことを進めていく。これは経験の差から来ることであって、当然と言えば当然であるが、若くて焦るアソーカに対しては対極の位置にいるベテランで冷静なシヌーベと組み合わせたのは上手いところである。(アナキンでは、やはり若さがあるため、このように上手く事が運ばないでしょうし...)
今回の物語では、経験豊富なベテランからは何かと学ぶことが出来るということをしっかりと描いているが、これは重要なことである。それでなくても世の中の動きが速くなり、次々と新たなものが当時用して陳腐化していくご時世であるが、年配者からは何かと学ぶべきことがあるということで、なかなか良いお話でした。(少なくとも普通の人手はないものの、修行中のパダワンであるアソーカだからこそ描けた物語でした。)
次回はからは2nd.も後半に突入するが、次はオビワンの物語。惑星マンダロアの女侯爵サティーンの登場ということだが、前後編か三部作ぐらいになるのでしょうね...
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