おしらせ

著作権保護の観点から、権利者の承諾なし(使用許可の表示無し)に著作物を掲載しているBlog記事及び、アフィリエイト関係で取り上げたもの関連のBlog記事
からのTBは全て削除します。

更に、TB/コメントを受付ていないBlog記事からのTBも受付ません。
また、「○○バトン」、「アクセスランキング」、「TBセンター」、「ブログ記事のリンク集」、特定サイトの紹介、広告目的、等は全て拒否します。

TV番組などのレヴューの場合、公式HPなどに記されている内容の記述しか無い記事のTBも拒否します。(そんなのは公式HPで十分で無意味ですから...)Blogとしての存在価値は、何らかの感想や意見を記すことですからね。

一部Blogを中心にTBが送れない事態が多発しています。その場合には「MEICHIKUなんでもぶろぐ」または「テキスト版」からTBを送る場合があります。(都合2回送ってエラー等でNGになった場合はそこで打ち切らせていただきます。(「goo」は全滅、「Livedoor」と「fc2」もアウトの方が多い状態です。「なんでもぶろぐ」または「テキスト版」からお返しさせて頂く場合があります。ご了承ください。)

本Blogは、TB/コメントのいずれも承認制としています。反映されるまで時間がかかる場合がありますが、ご了承下さい。尚、各記事において、その記事内容と関係ないTB/コメントは、承認せずに無条件削除します。


スパムTBを送ってくるクズ野郎は、犯罪者扱いとしてそれなりの対処をする場合があります。


2007年07月31日

「FANNY OCH ALEXANDER」

1982年のスウェーデン、フランス、西ドイツ(当時)の合作映画の「ファニーとアレクサンデル」である。先に「野いちご」を取り上げたが、こちらの作品もベルイマン監督の代表作であり、取り上げておくべきだという考えから、述べることにしました。

この作品はベルイマン監督の思いのたけを全て注いで制作された自伝的超大作である。制作時点から劇場公開版とTV放送用の2つのバージョンを計算して制作された。前者は186分、後者は311分という時間に達している。アメリカでは前者が公開されたが、日本ではファンの声に応えて、後者が公開された。(普通の映画ならば3本分の時間に達します。)プロローグとエピローグ、間には5つのチャプターの全七部構成とされたものであり、スウェーデンの伝統的な大学街で暮らすブルジョワ一族・エークダール家の人々が1907年のクリスマスから2年間の間に織りなす人間模様を描いている。

作品データを記しておくと、製作はヨルン・ドンナー、監督と脚本はイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はダニエル・ベルである。そして出演は、グン・ヴォールグレーン、エヴァ・フレーリング、アラン・エドワール、ハリエット・アンデルセン、アンナ・ベルイマン、レナ・オリン、クリスティナ・ショリン、グンナール・ビョルンストランド、ボリエ・アールステット、たちである。また、本作はアカデミー賞で、外国語映画賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞を獲得したのをはじめ、ヴェネチア映画祭で国際評論家賞を、ニューヨーク批評家協会賞では外国映画賞と監督賞を、ロス批評家協会賞では外国映画賞と撮影賞を、コール電・グローブ賞てせも外国映画賞を、イギリス・アカデミー賞でも撮影賞を、フランス・セザール賞でも外国映画賞をと、多数の賞を獲得している。

本作で監督を務めた後、ベルイマン監督はテレビや演劇の方に活動の場を移したが、2003年に映画「サラバンド」で映画監督として復帰したので、そちらが遺作となったものの、本作はベルイマン監督の集大成でもあり、実質的な遺作と言っても良いかも知れない。

時間の方はあまりにも長いが、それだけの時間を無駄にしてはおらず、たっぷりと見せてくれる作品である。(見始めたら時間のことは忘れてしまいます。訃報を知っての今回は見ていませんが、過去に見た時がそうでした。)改めて、凄い作品です。最後に、再度記しておきます。ベルイマン監督、長い間、傑作をありがとうございました。心からご冥福をお祈りいたします。

↓DVD

ファニーとアレクサンデル

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2000/12/21
  • メディア: DVD

↓ビデオ

ファニーとアレクサンデル 前編・後編《2巻組》

  • 出版社/メーカー: アミューズ・ビデオ
  • 発売日: 2002/08/23
  • メディア: ビデオ

ベルイマン自伝

  • 作者: イングマール ベルイマン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1989/01
  • メディア: 単行本

ベルイマン

  • 作者: 小松 弘
  • 出版社/メーカー: 清水書院
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ベルイマンを読む―人間の精神の冬を視つめる人

  • 作者: 三木 宮彦
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 1986/03
  • メディア: 単行本

愛の風景

  • 作者: イングマル ベルイマン
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 1993/03
  • メディア: 単行本

ベルイマンの世界 (1968年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 竹内書店
  • 発売日: 1968
  • メディア: −
↓こういうものもあります。
イングマール・ベルイマン コレクション

イングマール・ベルイマン コレクション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: DVD
↓遺作
サラバンド

サラバンド

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2007/05/26
  • メディア: DVD
posted by MEICHIKU at 18:00| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。