表題の作品は1966年の映画「
恐竜100万年」である。この作品は、特撮の神様・
レイ・ハリーハウゼンが特撮を担当したということで知られている作品であり、ここではストップ・モーション・アニメを駆使して恐竜の描写を行っている。長らく、特撮を駆使した恐竜映画の代表作としてその名を知られた作品であるが、1993年にCGを使って恐竜を表現した「ジュラシック・パーク」が生まれてからは、リアルさでは譲ることになったが、その技法という点ではかえって評価が高まることになった。(が、それと同時に、特撮技術とラクエル・ウェルチ以外については完全に株を落とすことにもなりました。)全編を通して台詞らしい台詞もなく、結構面白い内容になっているんですけどね...(ストーリーの方は…ですけど...)
映画データを記しておくと、監督はドン・チャフィ、オリジナル脚本をジョージ・ベイカーが書き、マイケル・カレラスが脚本として仕上げている。撮影はウィルキー・クーパー、特撮は神様・レイ・ハリーハウゼン、音楽はマリオ・ナシンベーネである。そして出演は、ラクエル・ウェルチ、ジョン・リチャードソン、パーシー・ハーバート、ロバート・ブラウン、マルティーヌ・ベズウィック、ジェーン・ウラドンたちである。
プテラノドン、トリケラトプス、ケラトサウルス、アルケロン、ブロントザウルス、アロサウルス、ティラノサウルス等々、お馴染みの恐竜と、冒険作品を感じさせる美女というお約束が見所であり、それだけという作品であるが、40年も前にこれだけの特撮技術があり、恐竜を表現したという所に価値がある。ということで、現在では物語を楽しむと言うよりも、特撮技術の博物館という資料として見るのがいいでしょうね。(現在だと、だれも本作のような手法は使わず、CGを使いますからね...)
恐竜100万年
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2005/02/18
- メディア: DVD
↓一応これもピックアップしておきます。
posted by MEICHIKU at 00:00| 京都 ☀|
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