映画データを記しておくと、監督はシドニー・J・フューリー、脚本はケヴィン・エルダーズとシドニー・J・フューリーの2人、撮影はアダム・グリーンバーグ、音楽はベイジル・ポールドゥリスである。そして出演は、ルイス・ゴセット・Jr.、ジェイソン・ゲドリック、デヴィッド・スーシェ、ティム・トマーソン、ラリー・B・スコット、キャロライン・ラガーフェルト、ジェリー・レヴィン、ロビー・リスト、マイケル・ボーウェン、ボビー・ジャコビー、メロラ・ハーディン、デヴィッド・グリーンリー、ショウニー・スミスたちである。
物語は、突拍子もない展開で進んでいき、映画ならではというものであるが、そこは空を舞う戦闘機(F-16)のアクションがあるので許せてしまう。(このように、大きな見所がある作品というのは徳でもある。)18歳の高校生・ダグ。彼は空軍大佐である父のようなパイロットになることを夢見ていた。ある日、ダグの父は中東でテスト飛行中に撃墜されて敵の捕虜となり、死刑判決を受けてしまった。で、父を救出するべく、ダグは父の友人たちの協力で飛行訓練をして、無断でF-16戦闘機に乗って救出に向かった...
で、サントラ盤に注目すると、なかなかカッコイイナンバーが集まっている。物語が突拍子もないものとなっているが、音楽の方は実にイカすものであり、映画本編よりもかえって楽しむことが出来るものである。
そのサントラ盤に収録されているのは以下の全10曲である。『One Vision』『Iron Eagle (Never Say Die)』『These Are The Good Times』『Maniac House』『Intense』『Hide In The Rainbow』『It's Too Late』『Road Of The Gypsy』『Love Can Make You Cry』『This Raging Fire』。
テンポ良く、カッコイイ曲というのは聴いていても気持ちが良くなってくるものである。本作に限っては、映画本編よりもサントラ盤の方を大いに堪能し、それから映画を見るということでよろしいかと...(まあ、色々な楽しみ方がありますからね...)