本作の監督はゴードン・ダグラス、脚本はハル・フィンバーグ、音楽はジェリー・ゴールドスミス、出演は、ジェームズ・コバーン、リー・J・コッブ、ジーン・ヘイル、アンナ・リー、アンドリュー・ダガン、ハンナ・ランディー、トッティ・エイムズ、イヴォンヌ・クレイグ、スティーヴ・イーナット、ハーブ・エデルマンたちである。
敵は世界の要人たちをすり替えて世界征服を企む女だけの組織・アマゾン団である。で、アメリカ大統領をそっくりのニセモノとすり替える。更に、事件の背後にはソ連の陰謀も隠されていたということで、スパイ映画には描かすことの出来ない東西対立というネタがベースにあり、しかもお楽しみの美女が次々と登場してくれるということで、たまらなく嬉しくなる。また、ちょっとエロティックなお遊びもあり、サービス精神旺盛なところを見せてくれる。(ということなので、真面目に考えて本作を見ると馬鹿を見る事になる。)
本作は、何も考えずに大いに楽しむための作品、つまり、娯楽映画の典型的な作品の一つである。こういう作品も時には良いもんです。が、トータルではやはり007・James Bondの魅力には勝てません...ということで、本シリーズはここで打ち止めでした。(後にTVシリーズは生まれましたが、劇場版は2本だけでした。)