物語は、このジャンルの作品ではオーソドックスなものであり、取り立てて目新しさはないが、やはりツボは心得たものであって、見せるところはしっかりと見せてくれる。(まあ、これが無ければただの駄作と言うことで終わってしまいますが...)
女だけの武装集団を率いる金髪の戦士・ハンドラ。この部族には、生殖のためには男と交わるが、生まれた男児は捨てるという掟があった。(典型的なアマゾネスの掟を持った部族であり、女性だけの部族である。)そんな中、ハンドラは狩りに出掛けた間に部族のものが皆殺しにされるということが起こった。唯一人生き残った妹と一緒にハンドラは雄牛の町に出て行くが、その町は女を奴隷として扱う男が支配する町であった...
サントラ盤に収録されているのは、以下の全15曲である。『Chase』『Hundra's Love Theme』『Hundra's War Theme』『Magical Change』『Slaughter In The Village』『Chrysula, The Wise One』『By The Sea』『Wild Bunch』『You're Free』『Love Temple』『Bow To The Bull』『Hundra's Return』『Defeat』『Funny Man』『Hundra's Revenge』。
西部劇音楽で有名なモリコーネの音楽というのは、スケールが大きく、一聴の価値がある。映画の方は、このジャンルの作品のお約束となるシーンはしっかりとあるので、(一応は)安心して楽しむことが出来るものである。映画ファンであれば、本作はサントラ盤に注目して接するのが妥当なところであり、映画の方は何も考えずに楽しむ娯楽作品ということで接するのがよろしいかと...(時にはこういう映画もいいものです)

- アーティスト: Ennio Morricone
- 出版社/メーカー: Laserlight
- 発売日: 1997/06/17
- メディア: CD