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2012年10月08日
「右門捕物帖」(その4)
今回は1950年3月に劇場公開された、嵐寛寿郎主演のシリーズの第25作、戦後作品としては第2作となる作品であり、新東宝の作品としては初めての作品となったものと、1951年1月に劇場公開された嵐寛シリーズの第26作(戦後の第3作)の2本についてです。
嵐寛寿郎主演(戦後)シリーズ第2作「右門捕物帖 伊豆の旅日記」
作品データを記しておくと、1950年の新東宝の作品で、時間は95分、白黒作品である。原作は佐々木味津三、監督は並木鏡太郎、脚本は鏡二郎、撮影は河崎喜久三、美術は遠藤誠吾、音楽は鈴木静一である。そして出演は、嵐寛寿郎、花井蘭子、轟夕起子、江川宇禮雄、田中春男、鳥羽陽之助、中村是好、河津清三郎、高堂国典、小島洋々、澤村國太郎、大邦一公、沢村貞子、たちである。
前作で京都に行った右門が江戸への帰途のイズでの物語。富士の見えるある温泉町。そこで江戸の呉服屋を名乗る仁吉と砂子屋太兵衛が殺され、2人の死体の側から折鶴が発見された。右門の名前を語っていた伝六は困ってしまうが、旅僧に身を隠した本物の右門が現れる。で、右門は事件について調べていくことになる。折鶴について調べると、お美代が勤めている矢場が客に賞金として配っているものだと分かる。また、お美代は堂本という金蔵守護役人を慕っていたが、その堂本はここのところふさぎ込んでいることがわかる。右門は事件の真相を解明することが出来るのであろうか...
前作とは独立した物語であるが、設定上は前作の続き(江戸への帰路)の物語と言うことになっている。舞台が伊豆、旅の途中の物語ということで、何処か旅気分があるものの、娯楽作品としては十分に楽しめる1本である。
嵐寛寿郎主演(戦後)シリーズ第3作「右門捕物帖 片眼狼」
作品データを記しておくと、1951年の新東宝の作品で、時間は82分、白黒作品である。原作は佐々木味津三監督は中川信夫、脚本は豊田栄、撮影は河崎喜久三、美術は梶由造、音楽は鈴木静一である。そして出演は、嵐寛寿郎、柳家金語楼、鳥羽陽之助、渡辺篤、花井蘭子、清川荘司、深川清美、汐見洋、進藤英太郎、伊達里子、杉山昌三九、榎本健一、中村是好、星美千子、高杉妙子、昔々亭桃太郎、たちである。
三島近くに位置する幕府直領の海津港。この町では、最近の2年間に2人の代官を失い、兇暴な卍組一味が横行し手待ちを牛耳るようになっていた。そんな町に、「片眼狼」と名乗る隻眼の素浪人が現れ、卍組に加わわった。一方、卍組の正体を暴露しようとしていた敬四郎とちょんぎれ松に伝六も加わるが、片眼狼に脅かされて縮みあがってしまう。が、片眼狼とは、右門の変装であって、右門は右門で卍組と通じる悪役人を倒し、卍組の正体を暴くための策略だった。卍組は女たちを地下に隠し、売り飛ばすことを行っていた。で、右門がそれを暴き、卍組の首領を暴くことが出来るのか...
シリーズの中でも一二を争う出来の作品であって、人気の高い1本である。最初から手の込んだことを行っていて、娯楽作品としてはたっぷりと楽しむことが出来る作品として仕上がっている。シリーズの全部を見るのは辛くても、本作は見ておいた方が良い、というだけ出来の良い作品である。
↓ビデオですが...
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