いつものような前振り的な物語はなく、軽く前回までのおさらいからOP主題歌へ。ということで怒濤の展開を予想させるスタートでした。
石にされた映士を調べる牧野。微弱だが生命反応を検知しているとはいうものの、助け出す手だてはなかった。また、さくら姉さんと真墨が、メルクリウスの器についてはクエスターが奪ったと思えると報告する。で、映士の件もクエスターが絡んでいると察知し、チーフは何か巨大な陰謀を感じる。で、クエスターを捜すことにする。そこにMr.ボイスは黒鷺の森にあるという次のプレシャスの情報が入り、シルバーくんのことは後回しとしてそちらの回収というミッションを出す。(これでまたもMr.ボイスの好感度は下落
で、前回から大暴落ですね。)で、蒼太を残して4人は出動する。
ガジャが黒鷺の森で呪文を唱えると、プレシャス・カドゥケウスの杖(これはヘルメスの杖であり、精神、知恵、医療を象徴するものですね。)が現れた。で、そのプレシャスを手に入れたガジャは「チョロい、チョロい」と浮かれている。(楽しいガジャ様です。)が、そこにボウケンジャーが参上し、手に入れたカドゥケウスの杖は宙を舞い、ボウケンジャーが回収かとなるが、カースの活躍(?)で再びガジャの手に。で「奪還する」というレッドの指示でバトル開始。
が、牧野から連絡が入り、ジャリュウ一族が玄武山でプレシャスを狙っているという情報が入ったと伝える。で、この場をピンク&ブラックに任せて、レッドはイエローと共に玄武山に向かった。
玄武山ではリュウオーンたちがプレシャス・賢者のハーブを手に入れ、引き上げようとしていたが、そこにレッド&イエローが現れ、バトル開始。「二人だけか?」と言うリュウオーンのツッコミが面白いですね。
が、結局はガジャとリュウオーンはそれぞれプレシャスを手に入れて引き上げていく。→やっぱり戦隊は「メンバーが揃わないと弱い」という所もしっかりと受け継いでいますね。
基地では蒼太がクエスターの行方を追っていた。メルクリウスの器の調査は牧野が引き受け、情報の整理をしていた。ガジャが奪ったのは「カドゥケウスの杖」、リュウオーンが奪ったのは「賢者のハーブ」ということ、更に、牧野の調査によってメルクリウスの器は錬金術に関係するプレシャスということが分かる。(カドゥケウスの杖、賢者のハーブもやはり錬金術に関係していた。)
更に、Mr.ボイスが、ダークシャドウがケミスト博物館から「パラケルススの水銀」(パラケルススはルネサンス期のドイツの医者であり哲学者、そして錬金術師です。)を奪ったと告げる。このパラケルススの水銀も錬金術に関係するものだった。で、それらを更に調べる牧野。そして、メルクリウスの器は物質を合成するためのプレシャスで、残り3つを合成すると、とんでもないことが分かった。
その頃、クエスターはダークシャドウの闇のヤイバと風のシズカからパラケルススの水銀を受け取ろうとしていた。そこにガジャが現れ、「届けに来たぞ」と言うと、ヤイバは「どういうことだ」と反発する。しかしここは「ボウケンジャーを倒す」というクエスターの言葉で何とかその場は収まる。「あと一つだ」と言ってクエスターは姿を消すが、ダークシャドウの二人は疑い疑念を抱いてクエスターの後を追った。(当然ねガジャ様も...)→ちゃんと不協和音の用意もしてありますね。
残るプレシャス・賢者のハーブを手に入れたリュウオーンたちとは、レッド&イエローがバトルを続けていた。(流石、レッドは簡単には引き下がらない。)そこにブルーが合流して、事態を告げる。で、賢者のハーブの奪還に全力でとなるが、そこにクエスターが現れると、リュウオーンの手から賢者のハーブを奪い取る。で「遂に揃ったぜ!」と勝ち誇るクエスター。
しかし、奪われたことに反感を持つリュウオーン。更に闇のヤイバ、風のシズカ、ガジャも現れ、クエスターの企みを問う。で、クエスターが説明を始め、メルクリウスの器の中に3つのプレシャスを入れた。で、それらが合成され、献金術によってホムンクルスが誕生した。(ホムンクルスとは想像上の生き物で、錬金術師によって生み出された有機生命体のことです。→完全に架空のものではなく、伝説を伴っているだけに、ある程度の重みがありますね。)
で、クエスターはホムンクルスを操って攻撃開始。ピンクとブラックが合流したボウケンジャーはアルティメット・ダイボウケンで対抗するも、全く歯が立たない。必殺技・アルティメットブラスターに対しても無傷で、あっさりとアルティメット・ダイボウケンを粉砕する。(それを見ていたガジャと風のシズカが喜んでいるのがまた面白い構図です。)
が。レッドはダイボイジャーを出動させ、ホムンクルスに立ち向かう。総力を挙げて攻撃するダイボイジャーだったが、ホムンクルスの攻撃に押される。で、ズバーンを巨人化させてタッグで攻撃するも、ズバーンは敗退。更にダイボイジャーもホムンクルスに投げ飛ばされて敗北してしまう。で、勝ち誇るクエスター。
それを見たガジャは、「今後のホムンクルスの使い方を話し合おう」と提案するが、クエスターは「用なし」と告げると、一撃のパンチを食らわし、吹っ飛ばされる。クエスターの暴走は止められないと悟ったのはリュウオーンだったが、「何でいつもこうなるのじゃ?」と言うガジャは、どんな場合でもお茶目です。
一方、映士は次元の間をさまよっていて、砂漠にいた。そこで映士は倒れている人の姿を発見し、駆け寄ると、それは母・ケイだった。驚く映士にケイは「ここであなたを待っていた」と告げる。更にケイは「この世界から逃げることは出来ない」「あなたが来てくれてもう辛くはないわ」と告げる。更に、かつて住んでいた家に行くと「あなたは私とここで暮らすの」と言う言葉で、元の世界に戻ることを忘れてしまうのだった。
今回の物語は、戦隊のクライマックスに向けての物語としたらお約束であるとはいうものの、とにかく徹底的に敗北したものです。が、敵だったらロボにしろ怪人にしろ、爆発してしまうのに、ボウケンジャーのロボは爆発しませんでした。(これもお約束。)→またも修理して、そして最終回では18台のゴーゴービークルの合体による超巨大ロボが登場する?(あと数台の更なる追加もある?)
今回は、先輩戦隊の全ての物語に沿った物でもあるので、歴代戦隊全てに捧ぐ、と言うことにしておきます。
30戦隊大全集の38回目(「歴史上の初」を扱った「スペシャルファイル」の8回目)は「初の強化プロテクター」ということで、「ファイブマン」のファイブテクターが5人揃っては初、元祖は「ダイナマン」のダイナブラックのバトルテクターということが紹介された。それにしても「ファイブマン」のファイブテクターというのは低迷する視聴率の打破のために「5くん人形」と共に登場させた強化策の一つだったのに、それが後に定着するようになる(全員にはない、という戦隊もあります)のだから、何が幸いするのかも分からないものですね。だけど、殆どが「○○テクター」という名前というのは、巨大ロボでも「○○ロボ」という名前ではないロボ(例えば、ダイボウケンなど)があるのに、少し考えてもらいたいところである。(ジュウレンジャーでは、ドラゴンレンジャーが付けていたものは「ドラゴンアーマー」という名称でしたが...)
必殺からくり人 / 必殺からくり人 血風編 ― オリジナル・サウンドトラック全集 8
- アーティスト: TVサントラ, 山田五十鈴, 芦屋雁之助, 森田健作, ジュディ・オング, 緒形拳
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1996/04/05
- メディア: CD

- アーティスト: TVサントラ, 鈴木けんじ, Y.F ZOMBIE COMPANY, SHINES, 影山ヒロノブ, CHIEMY
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1997/03/20
- メディア: CD

<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 地球戦隊ファイブマン
- アーティスト: 鈴木けんじ, 売野雅勇, 山本健司, 松下一也
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD

<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 電磁戦隊メガレンジャー
- アーティスト: 朝川ひろこ 風雅なおと, 風雅なおと, 八手三郎, 奥慶一, 鷹虎, 朝川ひろこ, 藤林聖子, 佐橋俊彦
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD

MoJo スーパー・ベスト~バトルフィーバーJ/科学戦隊ダイナマン~
- アーティスト: MoJo, コロムビアゆりかご会, フィーリングフリー, 山川啓介, 渡辺宙明, こおろぎ’73, 八手三郎, ザ・チャープス, 小池一夫, 曽田博久, 久石譲
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/07/20
- メディア: CD

〈ANIMEX 1200シリーズ〉 (41) 科学戦隊ダイナマン (限定盤)
- アーティスト: TVサントラ, MOJO, こおろぎ’73, コロムビア・オーケストラ, 小池一夫, 京建輔, 砂原十吾, さがらよしあき, 吉村浩二, 八手三郎
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2004/03/27
- メディア: CD

<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 科学戦隊ダイナマン
- アーティスト: MoJo, こおろぎ’73, 小池一夫, 京健輔
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD
↓「錬金術」ということで

奇蹟の医の糧―医学の四つの基礎〈哲学・天文学・錬金術・医師倫理〉の構想
- 作者: 大槻 真一郎, 沢元 亙, パラケルスス
- 出版社/メーカー: 工作舎
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本

轟轟戦隊ボウケンジャー キャラクターソングアルバム プレシャス・ソングス
- アーティスト: TVサントラ, NoB, 岩里祐穂, 京田誠一, 高橋光臣, YOFFY, 大石憲一郎, 齋藤ヤスカ, 藤林聖子, 岩崎貴文, 三上真史
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/12/13
- メディア: CD

- アーティスト: TVサントラ, NoB, 岩里祐穂, 京田誠一, 桑原永江, 岩崎貴文, 宮内タカユキ, 八手三郎, 中川幸太郎, 堀江美都子, 藤林聖子
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/12/27
- メディア: CD
こちらからも送らせていただいたのですが、
表示されないようなので、
コメント欄から連絡させていただきました。
いつもありがとうございます。