一応、オール・グリーンのパチモン戦隊を見せる(2人ずつの攻撃の時は、同じ系統の武器を使う2人ずつというように、非常に良く考えられていました。)というように、個々で見るとポイントが高い所があったことを考えると、何でも詰め込んでしまえ、というお子様ランチ的な所は実に戦隊らしい物語になっているのですけどね。兎に角、後ろ5分が見苦しいだけだったことで、物語としては赤点すれすれでした。
ハカセの過去が「嘘なんだ」というのは予想していたけど、そういうことにしたからこそ、戦隊らしいメッセージを描くことが出来たので、拍子抜けしたものの、戦隊らしいところでした。
一方、「最強」と言うことを強調していたダマラスが負けるというのも定番であって、こういう形(裏切り)で散っていった敵幹部って、これまでにも山のようにいたので、戦隊としてはお馴染みの描き方であって、流石は「大いなるマンネリの戦隊」という所でした。
今回のパチモン戦隊は、バラバラでオール・グリーンであったが、ギンガグリーンについては、「ファイブマン」に登場したギンガグリーンを絡めるというギャグが見たかったが、流石にそれはしないようですね... が、その後のマジグリーンだけが何か浮いてしまったようで... 6人揃では、シュリケンジャー、デンジグリーン、シンケングリーンという所はオーソドックスで、ハカセがミドレンジャーというのも子供キャラで重なるので上手いところでした。が、黄のシシレンジャー(どっかのバカは「ダイグリーン」と言うのでしょうね...そんなものは存在しませんが...)と桃のグリーンフラッシュは出来の悪いコスプレでしか無かったですね。(線の細いグリーンフラッシュは違和感ありあり、スカートのシシレンジャーは論外で、線の細いスカート無しにして欲しかった...)まあ、そういう違和感が「パチモン」ということを強調しているので、演出的には良いんですけど...
それにしても、ザンギャック皇帝の存在感のなさがキニナル所です。今回も気まぐれで「公開処刑」と言ったようにしか感じられず、「皇帝」と語るには余りにも言葉が軽く、存在感が感じられないのは残念ですね。(おバカな作戦を繰り返す殿下の方が存在感だけはあった。)
物語はボロボロ、内容も販促全開で見せ場が少ない所にオール・グリーンというファン・サービスを入れて形だけ繕ったという物語で、盛り上がらないですね...

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