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2009年11月05日

古代少女ドグちゃん#5

今回登場した妖怪は「カニ光線」であったが、今まで以上に良く練られたアイデアの物語となっていましたね。「かにこうせん」と言うと、やはり、小林多喜二の小説「蟹工船」であるが、この小説の特徴を物語に採り入れている。舞台は流石に船とはなっていないものの、蟹工船らしく、カニ缶工場となっていて、しかも労働者たちはまるで奴隷のように扱われて働かされている。しかも、そのカニ缶会社の名前が「博光丸」というのは小説「蟹工船」の舞台となる船の名前である。

更に、プロレタリア文学の代表作とされる「蟹工船」は共産主義と結びつくが、ドグちゃんがそれに対抗するものとしてマルクス資本主義を技として使い、しかも、漫画で易しく解説したマルクス資本主義まで出すのだから、ブラック度も非情に高く、社会風刺もここまでやるのか、というハイレベルになっている。ただ、1万年眠っていた縄文時代の人間であるドグちゃんが、どうしてマルクス資本主義のことを知っているのか?という疑問はありますが...

また、原案の井口昇監督に特殊メイクをして、妖怪・カニ光線として出演させるというのも、遊び心に満ちているところです。(井口監督のことだから、こういう形の出演は喜んでやっているのでしょうね...)

一応、2008年にちょっとした「蟹工船」のブームがあったので、今回の物語の元ネタはある程度は分かるでしょうが、「蟹工船って何?」という方は、今からでも小林多喜二の小説「蟹工船」を読むべきですね。そうすると、この物語が更に楽しめます。

誠が家に帰ってくると、変な匂いを感じた。ドグちゃんも同様だった。家に入ると、父が帰ってきていた。しかね、従兄弟の磯部洋介、更に洋介の彼女という女・由紀もいた。洋介は就職し、その会社の女性であった。そんな中、洋介が、口から泡を吹いて倒れてしまった。これに由紀が素早く反応して、洋介を病院に連れて行く、と言って、車で出ていった。しかし、ドグちゃんは「本当に病院に連れて行くのかなぁ?」と感じ、後をつけた。

やってきたのは、カニ缶会社の博光丸という所で、女王様の姿になった由紀が、社員を虫けらのように扱って支配して働かせていた。ドグちゃんと誠は、人々が監禁されていることを知り、その中には洋介もいた。「逃げよう」と言う誠だったが、誰も逃げようとはしない。→誠の資本主義思想と、人々の社会主義思想の違いが色々と反映されているが、「夢」「卒業したら大人」というように、現実社会の問題点を上手く取り入れていますね。

労働者たちの作業が続く中、由紀が作業中止を命じ、工場長・浅川昇(小説「蟹工船」でも監督者の名前は「浅川」であり、「昇」は井口昇監督の名前ですね。)が現れた。が、それは妖怪・カニ光線だった。(資本主義の権化のような妖怪ということだった。)

労働者たちの中で、工場長に反対するものは消され、ドグちゃんたちを見つけて密告した者も消されてしまう。そんな中、ドグちゃんは妖怪・カニ光線の怪光線を受けてしまい、退散する。

一端、家に戻ったドグちゃんたち。ドグちゃんは完全に洗脳されることはなく、ドキゴローも妖怪・カニ光線の退治方法が分かり、改めて乗り込んでいく。

工場では、工場長と由紀がデキていた。そんな所にドグちゃんたちが侵入したことがばれてしまい、ドグちゃんは由紀に捕まり、ドキゴローも吹っ飛ばされた。で、労働者たちに作業再開を命じる工場長。が、ベルトコンベアーが動き出し、ドグちゃんの側まで(自然に)移動したドキゴローが「今だ!」と言ってドグちゃんと合体、形勢は逆転した。

妖怪・カニ光線はドグちゃんのビキニ姿を見て、「俺の女になるか」と口にしていた。(当然、由紀は気が気でない。)そんな中、誠がマルクスの「資本論」をドグちゃんにパスと、スキャニングしたドグちゃんは「マルクス・ビーム」を放った。これに一部の労働者たちや由紀の洗脳が解け、反旗を翻した。しかし、マルクス・ビームが全く利かない者もいた。直ぐに誠は、漫画版の「資本論」をドグちゃんにパスし、スキャニングをしたドグちゃんが「やさしいマルクス・ビーム」を放つ。で、全ての労働者たちの洗脳が解けた。で、由紀が「やっちまいな」と言い、労働者たちは妖怪・カニ光線に攻撃を始めた。そしてドグちゃんが妖怪・カニ光線に「ドキドキ・ウェーブ!」、そしてドグちゃんの胸の中に封印された。

家に戻った誠とドグちゃん。誠は将来、就職することを色々と悩むが、ドグちゃんが「足値考えればいいじゃん」と、最後は最後でシリアスでした。

今回の物語は、小説「蟹工船」をベースにして、夢と現実、資本主義と社会主義、就職、将来への不安などの問題を上手く対比させて描いていました。今までの物語でも「風刺」は行われていたが、今回は「風刺」だけではなく、パロディとしても使い、実に奥の深い物語になっていました。

「ジャンクドラマ」と言っている本作であるが、正に「怪作」という言葉が相応しい作品になりましたね。今後が益々楽しみです。



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posted by MEICHIKU at 13:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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古代少女ドグちゃん 第5話「妖怪 カニ光線」
Excerpt: 第5話「妖怪 カニ光線」
Weblog: Happy☆Lucky
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