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2009年01月06日

「兵隊やくざ」(その5)

今回は1966年のシリーズ第4作についてです。

シリーズ第4作兵隊やくざ 脱獄」(1966年)
作品データを記しておくと、1966年の大映作品で、時間は86分、白黒作品である。原作は有馬頼義、監督は森一生、脚本は舟橋和郎、撮影は今井ひろし、美術は太田誠一、音楽は塚原哲夫である。そして出演は、勝新太郎、田村高廣、小川真由美、田中邦衛、五味龍太郎、中谷一郎、島田竜三、草薙幸二郎、守田学、水原浩一、浜田雄史、越川一、藤川準、志賀明、黒木英男、森下昌子、たちである。

大宮と有田は、敵前逃亡の罪で、奉天にある陸軍刑務所に送られた。刑務所生活に2人は腐ってしまい、大宮が看守に反抗したことから、食事を与えられず、空腹に苦しむ羽目になる。そんな中、大宮を助けてくれたのは、盗みで刑務所に入れられた沢村上等兵だった。意気投合する3人だったが、そんな沢村はまもなく前線に送られることになり、刑務所から出て行った。大宮と有田は破れかぶれとなり、脱獄することを決意し、実行に移した。水道管を壊し、その騒ぎに乗じて脱獄した2人だったが、2人の脱獄の通報を受けた門衛に、あと一歩の所で捕ってしまう。2人は銃殺刑も覚悟したが、法務官が有田の大学時代の友人だったことから命は助けらることになり、脱走しない条件でソ満国境へ送られることになった。ソ満国境の前線で、2人は沢村を見つけた、再会を喜び合った。しかし、大宮と有田は、班長の佐々木軍曹とうまく行かず、初年兵教育から叩き直すとする軍曹のシゴキに反感ばかりが溜まっていく。ある日、大宮がこの前線に来る途中に知った珠子に会うために、料亭「花月」を訪れるが、軍曹がこれを邪魔し、2人は一触即発状態になる。それからまもなくして、澤邑が敵前逃亡を図ったとして、軍曹に射殺されてしまう。大宮は、沢村が大事にしていた翡翠が無くなっていたことから疑念を持つが、ソ連軍の猛攻が始まり、それ以上調べることが出来なくなってしまう。部隊は応戦するが、将校や佐々木軍曹たちがトラックで逃げ出そうとしているのを見つけた大宮は、遂に怒り爆発。将校たちをトラックから引きずり下ろし、珠子や一般人をトラックに乗せて脱出させる。そして上官たちに向かって、機関銃を乱射した。そして大宮は、有田たちが戦っている前線の守備隊に戻っていった。

物語の方は、これまでのシリーズを踏まえているものの、監督が変わったことで物語の展開が大きく変わり、スピーディーな所が無くなってしまったのが残念なところでした。また、今回は大宮と有田のコンビも、前3作と比べると、今ひとつノリが悪く、冴が見られない。痛快さというのも、上官たちの悪辣度がこれまでのように高くないだけに、今ひとつである。

ということで、シリーズ全部を見るのならともかく、外してしまっても良いような作品でした。


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posted by MEICHIKU at 18:00| 京都 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(邦画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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