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2013年12月27日
HOWARD JONES『IN THE RUNNING』
表題のアルバムは1992年に発表された彼の5枚目のアルバムである。('90'sに入ってからは初のアルバムということになる。)1989年に発表した前作でも往年の勢いが無くなっていたが、本アルバムでは更に苦戦して、遂に本国イギリスでもチャートインを果たせないということになってしまった。(本アルバムからのシングル曲は一応チャートインを記録している。)サウンドの方も、'80'sの勢いのあった時期のもの(典型的なエレポップ)とは全く違うものになっていて、アコースティック系のものになっている。当時はそれが受け入れられなかったということにもなったが、発表から20年以上の時が流れた現在では、そのサウンドの変化がアーティストらしくなった変化として受け止められるようになり、近年、再評価されるようになったアルバムでもある。
収録曲は以下の全10曲である。『Lift Me Up』『Fallin' Away』『Show Me』『The Voices Are Back』『Exodus』『Tears To Tell』『Two Souls』『Gun Turned On The World』『One Last Try』『City Song』。
この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。1st.シングルの『Lift Me Up』は、本国イギリスで最高位52位を記録し、アメリカではBillboardで最高位32位を記録している。(尚、アメリカでは、2013/12時点で、この曲が彼のシングル曲でチャートインを記録した最後の曲になっている。)続く『Two Souls』はドイツでのみチャートインを記録していて53位を録したが、それに続く『Tears To Tell』は全くチャートインを記録することが無かった。
お薦め曲は、シングル曲の『Lift Me Up』と『Two Souls』、それ以外からは本アルバムのアコースティック路線ということをじっくりと堪能出来る長尺曲の『Fallin' Away』と『City Song』をピックアップしておく。
'90'sに突入して、'80's後半に隆盛を極めたエレポップは勢いを失っていき、ヒットするメインストリームから外れる様になったのは事実である。また、本アルバムが発表された時期には、アメリカでは(何度目かの)カントリーの大ブームとなっていて、アコースティック系のサウンドが人気を集めるようになっていた。しかし、そのアコースティック系のアルバムである本アルバムは全く受け入れられなかった。確かに彼は'80'sのUKエレポップの雄として知られているだけに、'80'sの延長線上にあるサウンドを聴かせて欲しいと思うだけに、本アルバムは期待外れであったと言わざるを得ないであろう。が、そういう流行り廃りに由来する所は、時間が流し去ってくれるのである。現在ではアーティスト性という部分が評価されるようになって、再評価されつつあるのは嬉しいところである。
改めて聴いてみて、エレポップの雄が放ったアコースティック系サウンドをじっくりと堪能するのもまた面白いものである。そして、もっと再評価してもらいたいところである。
2013年12月21日
「青空文庫」への新年の期待
今年も本日を含めてあと11日。まもなく2014年を迎えることになる。2014年になると、1963年の間(1962/1/1〜1962/12/31)に亡くなった作家の小説などの著作物がパブリックドメインとなって著作権が消滅する。(著作権は2013/12/31までとなる。)そうなると、それに該当する作家の作品が「青空文庫」に随時、新に追加されていくことになると思われる。(毎年のことである。)ということで、期待が膨らむところである。
目玉となる作家としたら、「銭形平次捕物控」の野村胡堂、「沓掛時次郎」の長谷川伸という時代小説の大物あたりということになるであろうし、児童文学で知られる岡本良雄というところも筆者としては注目したい一人である。
そんな中、今年(2013/1/1)にパブリックドメインになった民俗学者の柳田国男に続いて、国文学者の佐佐木信綱、インド哲学や仏教についての研究者の宇井伯寿、東洋史の研究学者の和田清といった人たちも1963年に亡くなっているので、パブリックドメインとなる。これらの人たちは小説とは違った著作があるだけに、日本についてや東洋について学ぶことにも繋がる。ということで、読んでみたい作家であって、楽しみである。
ただ、「青空文庫」で『作業中の作家』として一覧が掲載されているのだが、その「作家別」を見てみると、2014年1月1日にパブリックドメインになる作家の内、野村胡堂、久保田万太郎、橋本多佳子、長谷川伸、山之口貘、十返肇、佐佐木信綱、大田洋子、という人たちの名前はあったので、1/1にとりあえず1作ずつが追加され、以後は順次追加されていくことになると思われる。(特に野村胡堂の「銭形平次捕物控」は数が多いので、ある程度集中してということになるのかもしれませんね???)
しかし、岡本良雄、中村地平、尾山篤二郎、三枝博音、宇井伯寿、鈴木虎雄、和田清、という2014年1月1日にパブリックドメインになる作家の名前は無かった。(無かったからと言っても全く期待できない訳ではなく、追加の準備が行われているが、名前が抜けているだけということもあり得る。)
この時期、年明けからパブリックドメインになる作家(基本的に、没後満50年を過ぎて51回目の正月となる作家)の作品は、年明けまで待って、「青空文庫」で入手すれば無料で手に入れられることになる。(紙の本ということにはなりませんが...)特に電子書籍で手に入れるのであれば、「青空文庫」で手に入れれば、無料のテキスト・ファイルでの入手となるが、自分でEPUB化やPDF化すればいいので、利用するに限りますね。
そういえば、2013/1/1にパブリックドメインになった作家の一人である吉川英治の作品の「新・平家物語」や「新書太閤記」「親鸞記」はまだ追加されていないが、早く追加して貰いたい作品でもある。(とは言っても、追加された「三国志」は、知りしてEPUB化したものの、まだ読み始めていないのですけど…)また、それ以外の作家でも、「作業中」の所に読みたいと思う作品タイトルがあるという例がけっこうあります。
それにしても、著作権が消滅するような半世紀以上も前に発表された作品の中に、あまりにも読みたいと思う作品があるため、最近発表された作品を読むということが全く出来ない状態であるのはいっこうに変わらない。いや、益々読む時間が取れないということになっていく。一日が30時間ぐらいほしいものですね…
↓2014/1/1にパブリックドメインになる作家の作品をいくつか
2013年12月13日
HOOTERS『ONE WAY HOME』
表題のアルバムは1987年に発表された彼らの3rd.アルバム(メジャー・デビュー後としては2枚目のアルバム)である。アメリカン・スタイルを追求することを行い、ファンの間では内容が高く評価されている隠れた名作である。(セールスが苦戦したこともあって、今ひとつ評価されていないのが残念な所である。)
チャート成績は、アメリカではBillboardで最高位27位を記録し、カナダでは59位を記録しているが、欧州ではより上位を記録していて、スウェーデンで12位、スイスで14位、ノルウェーで15位を記録している。尚、彼らの発表したアルバムの中で最大のセールスを記録したのは前作の「NERVOUS NIGHT」であるが、スウェーデンとスイスに於いては本作の方がより大きなヒットとなって、彼らの最大のヒット・アルバムになった。
収録曲は以下の全9曲である。『Satellite』『Karla With A K』『Johnny B』『Graveyard Waltz』『Fightin' On The Same Side』『One Way Home』『Washington's Day』『Hard Rockin Summer』『Engine 999』。
この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Johnny B』はBillboardのHOT 100で最高位61位、メインストリーム・ロック・チャートで3位を記録している。2nd.シングルの『Satellite』はBillboardのHOT100で(奇しくも1st.シングルと同じ)最高位61位、メインストリーム・ロック・チャートでは13位を記録、更にイギリスで22位を記録している。明日シルシングルの『Karla With A K』はイギリスで81位を記録している。
お薦め曲は、シングル曲であり、彼らの代表曲の人になっている『Johnny B』と、シングル曲の『Satellite』、それ以外からは『Graveyard Waltz』と『Engine 999』をピックアップしておく。
評価の方は今ひとつであるが、そのような低評価に終わるような内容ではなく、アメリカン・ロックを堪能するのであればしっかりと聴いておきたいアルバムの一つである。改めて聴いてみて、再評価されて、リマスター盤のリリースを期待したアルバムである。'80'sロックを堪能したいという方にも違和感なく楽しめるアルバムである。
2013年12月08日
HANOI ROCKS『ALL THOSE WASTED YEARS』
本日12/8は、「元BEATLESのJOHN LENNONの命日」として広く語られている。それだけBEATLESの存在が偉大であったということになるのだが、それ以外でも「大物」と呼ばれる人の命日でもある。ということで、今回はJ. LENNONの影に隠れてしまった本日が命日という人のアルバムを取り上げることにする。(余り取り上げないライヴ・アルバムを取り上げます。)
尚、J. LENNON以外のミュージシャンで本日12/8が命日という人を何人かピックアップすると、以下のような人たちがいる。JOHN MILLS, Sr.、GARY THAIN、MARTY ROBBINS、NICHOLAS DINGLEY(RAZZLE)、BUCK CLAYTON、ANTÔNIO CARLOS JOBIM、RUBÉN GONZÁLEZ、DIMEBAG DARRELL、MARTHA TILTON、LUIS DÍAS。
また、俳優ではGLADYS GEORGE、SLIM PICKENS、LUTHER ADLER、HOWARD ROLLINS、MICHAEL CRAZE、GEORGIY ZHZHONOV、ROBERT PROSKY、たちがいて、日本人では青野平義、三波伸介(初代)、という人が12/8が命日である。
で、取り上げるアルバムは、NICHOLAS DINGLEY(RAZZLE)、つまりHANOI ROCKSの第一期の終焉のきっかけになった伝説のドラマーである。(ハードロック・ファンであれば、「12/8と言えばLENNONではなくてRAZZLEの命日」と言うでしょうね...ちなみに彼が没したのは1984年である。)
表題のアルバムは1984年に発表された彼らの初めてのライヴ・アルバムである。(ライヴは1983年12月であって、RAZZLEはドラムと一部のボーカルを担当している。) 収録曲は以下の全18曲であって、約70分という収録時間となっている。『Pipeline』『Oriental Beat』『Back To Mystery City』『Motorvatin'』『Until I Get You』『Mental Beat』『Don't Never Leave Me』『Tragedy』『Malibu Beach Nightmare』『Visitor』『11th Street Kids』『Taxi Driver』『Lost In The City』『Lightin' Bar Blues』『Beer And A Cigarette』『Under My Wheels』『I Feel Alright』『Train Kept A Rollin'』。 尚、この中からお薦め曲としては何も拾うことはしないであく。1時間(約70分)を越えている収録時間ということから、たっぷりと楽しむことが出来る。ただ、本アルバムのリリース当時の彼らは広く知られた存在になっていなかったこともあって、当時はそれほど話題になった訳では無く、後から再評価されることになったライヴ盤でもある。しかし、本アルバムに耳を傾けると、彼らの熱いロック・スピリットがビシバシと伝わってくる良いライヴであって、評価されるのも当然である、と直ぐに分かるであろう。(何せ、彼らのライヴ盤では最高とまで言われるようになったアルバムである。) ということで、HRファンであれば聴いておいて当然というライヴ盤であるだけに、しっかりと聴いておきましょう。(しかも、本日12/8はRAZZLEの命日でもありますし...)
表題のアルバムは1984年に発表された彼らの初めてのライヴ・アルバムである。(ライヴは1983年12月であって、RAZZLEはドラムと一部のボーカルを担当している。) 収録曲は以下の全18曲であって、約70分という収録時間となっている。『Pipeline』『Oriental Beat』『Back To Mystery City』『Motorvatin'』『Until I Get You』『Mental Beat』『Don't Never Leave Me』『Tragedy』『Malibu Beach Nightmare』『Visitor』『11th Street Kids』『Taxi Driver』『Lost In The City』『Lightin' Bar Blues』『Beer And A Cigarette』『Under My Wheels』『I Feel Alright』『Train Kept A Rollin'』。 尚、この中からお薦め曲としては何も拾うことはしないであく。1時間(約70分)を越えている収録時間ということから、たっぷりと楽しむことが出来る。ただ、本アルバムのリリース当時の彼らは広く知られた存在になっていなかったこともあって、当時はそれほど話題になった訳では無く、後から再評価されることになったライヴ盤でもある。しかし、本アルバムに耳を傾けると、彼らの熱いロック・スピリットがビシバシと伝わってくる良いライヴであって、評価されるのも当然である、と直ぐに分かるであろう。(何せ、彼らのライヴ盤では最高とまで言われるようになったアルバムである。) ということで、HRファンであれば聴いておいて当然というライヴ盤であるだけに、しっかりと聴いておきましょう。(しかも、本日12/8はRAZZLEの命日でもありますし...)
2013年12月07日
大信田礼子『エッセンシャル・ベスト』
表題のアルバムは2007年にリリースされたベスト盤である。10代女王コンテスト世界大会で優勝して女優としてデビューした彼女であるだけに、女優としての存在感の方で知られている(やはり「プレイガール」のメンバーの一人ということで強烈なイメージがありますね。)のだが、シンガーとしてもなかなかのものである。特に、由美かおる主演の映画『同棲時代−今日子と次郎−』(彼女自身も出演している。)の主題歌である『同棲時代』のヒットを放っていて、'70's前半は、女優として、歌手として大活躍したことで、'70'sを代表する一人として知られている。本ベスト盤はそんな彼女の主だった曲を集めたベスト盤である。
収録曲は以下の全15曲である。『同棲時代』『朝顔日記−同棲時代 その2−』『愛のくらし―同棲時代―』『今日子と次郎』『あなたが欲しい』『女はそれをがまんできない』『ノックは無用』『女の学校』『何がどうしてこうなった』『嵐を呼ぶ女』『あの愛をもう一度』『潮騒』『愛にそむいて』『この街をはなれて』『お別れしましょう』。
お薦め曲は、彼女の代表曲である『同棲時代』であるのは言うまでも無いが、全てが選りすぐりの曲であるため、全曲お薦めである。
ただ、ちょっと疑問に感じるのはアルバム・タイトルである。「エッセンシャル・ベスト」と名付けられているが、「エッセンシャル」という単語が本当に必要なのか?ということである。確かに彼女のこれという曲は収録されているので「なるほど」と言うことになるが、彼女の主な曲は一通り収録されており、改めて「エッセンシャル」という言葉は必要ないと思うのですが…(これ以上の内容にするには、「全曲集」とか「ゴールデン☆ベスト」シリーズのような内容にするしかないでしょうし…)
とはいっても、『同棲時代』は'70'sのオムニバス・アルバムにも収録されていることが多いが、それ以外の彼女の歌声を聴こうと思えば、現在ではあまり無いだけに、とても貴重なベスト盤ということになる。'70'sに思いが強い方はであれば、是非ともお手元に置いておきましょう!
↓一応、これも拾っておきます。
2013年12月06日
HONEYMOON SUITE『HONEYMOON SUITE』
表題のアルバムは1984年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。カナダ(とアメリカ)の代表的な観光地であるナイアガラの滝のあるナイアガラ・フォールズ出身という彼らの記念すべきデビュー・アルバムである。(バンド名の由来は、出身地のナイアガラ・フォールズが新婚旅行のメッカということからきている。)
活動の方は世界進出はせずにカナダ国内での活動を中心にしているため、知名度ということに於いては今ひとつであるものの、有名な観光地の出身ということで、トリビアになる要素に満ちたバンドということになる。(勿論、話題性だけでなく、音楽性の方もなかなかのものであるのは言うまでも無い。)
尚、本アルバムは、本国カナダでは最高位38位を記録するヒットになった。
収録曲は以下の全10曲である。『New Girl Now』『Burning In Love』『Wave Babies』『Stay In The Light』『Now That You Got Me』『Funny Business』『Heart On Fire』『Turn My Head』『It's Your Heart』『Face To Face』。
尚、2013年10月にリマスターされて再発されたものには、以下の5曲がボーナス・トラックとして追加収録されていて、全15曲の収録となっている。『Stay In The Light (Remix)』『We Got The Night (Live)』『New Girl Now (Live)』『Stay In The Light (Extended Version)』『Wave Babies (Edited Version)』。
この中からシングル・カットされたのは4曲である。デビュー・シングルでもある『New Girl Now』がカナダで23位、アメリカで57位を記録するヒットになっている。2nd.シングルの『Burning In Love』はカナダで75位を記録、3rd.シングルの『Stay In The Light』はカナダで44位を記録、4th.シングルの『Wave Babies』はカナダで59位を記録するというように、本国カナダでは好発進することになった。(この後も、本国カナダでは、'90's初頭までコンスタントにヒット曲を生んでいる。→一部の曲はアメリカでもヒットを記録している。)
お薦め曲は、シングル曲の『New Girl Now』『Burning In Love』『Wave Babies』『Stay In The Light』をピックアップしておくが、特に『New Girl Now』をお薦めする。また、シングル曲以外からは『Heart On Fire』と『Face To Face』をお薦め曲として拾っておくことにする。
ポップな要素に満ちているため、サウンドの方はとても聴きやすいものである。(特に『カナディアン・ロック』ということを意識せずに楽しめるものである。)部分的には荒削りな所もあるものの、デビュー・アルバムということを思えば、それがフレッシュさに繋がることになるだけに、良いんじゃないですかね〜。一度は聴いておいて損の無いアルバムである。
↑ リマスターされた再発盤/ボーナス・トラックなしの輸入盤 ↓