今年もあと一週間ということになりました。で、1962年に亡くなった作家の著作物(小説など)の著作権もあと一週間で消滅することになります。著作権が消滅すると、「パブリックドメイン」になり、自由に使えることになります。 どういう作家がこれに該当するのか(=「1962年に亡くなった作家」)というと、柳田國男、室生犀星、吉川英治の3人がその代表として名前が出てきます。が、それ意外にどういう人がいるのかを調べてました。(敬称略) *秋田雨雀 大西源一 岡田八千代 小口みち子 国木田治子 小松清 実吉捷郎 塩谷温 *妹尾韶夫 武林無想庵 東野辺薫 早川三代治 *正木不如丘 *正宗白鳥 若月紫蘭 尚、「俳人」と呼ばれる人はピックアップしていません。 名前の前に「*」のある人は、「青空文庫」で現在「作業中」となっている作家なので、2013年なると、順次追加されていくものと思われ。(一度に大量追加が行われるのではなく、毎日、1〜3作ぐらいのペースで追加されていく。) →柳田國男、室生犀星、吉川英治の3人も「*」です。
これらの作家の作品を読もうと思うのであれば、「青空文庫」で追加されるのを待つ、または「青空文庫」に追加されるとkidle storeなどにも無料作品として追加されるでしょうから、それらを待ってから読むのが良いでしょうね。 ということで、来年になると、柳田國男の民俗学作品や「遠野物語」、吉川英治の「鳴門秘帖」「宮本武蔵」「三国志」「新・平家物語」などが「青空文庫」に追加されるのを待って、それらの作品を読もうと思います。 ※「銭形平次」の野村胡堂、「水掛時次郎」の長谷川伸は1963年没なので2013年末で、「人生劇場」の尾崎士郎、「007」のイアン・フレミングは1964年没なので2014年末で、江戸川乱歩、谷ア潤一郎は1965年没なので2015年末で著作権が消滅するというように、これからはビッグネームの作家の作品がパブリックドメインになるという楽しみもあります。 ということで、今年で著作権が消滅する作家の(紙)本をいくつか拾っておきます。

私本太平記 文庫 全8巻 完結セット (吉川英治歴史時代文庫)
- 作者: 吉川 英治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/29
- メディア: 文庫