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2011年01月19日

「THEM!」

表題の作品は1954年のアメリカ映画「放射能X」である。(日本公開も1954年8月であった。)特撮技術の発展によって、現在では驚愕の映像がリアルな迫力で得られるが、本作は正に職人技という技術を駆使した'50年代らしいSF映画である。モンスター映画などのブームが'50年代にもやってくるが、本作は動物が巨大化したという当時は色々と流行った展開の作品でもあるのだが、'50年代のSF映画を代表する傑作作品の一つとしても知られているものである。

作品データを記しておくと、時間は94分、白黒作品である。原案はジョージ・ワーシング・イエーツ、監督はゴードン・ダグラス。脚本はテッド・シャードマンとラッセル・ヒューズの2人、撮影はシド・ヒコックス、音楽はブロニスラウ・ケイパーである。そして出演は、ジェームズ・ホイットモア、エドモンド・グウェン、ジョーン・ウェルドン、ジェームズ・アーネス、オンスロー・スティーヴンス、ショーン・マクローリー、クリス・ドレイク、サンディ・デスチャー、オーリン・ホーリン、アン・ホカンソン、ドン・シェルトン、フェス・パーカー、たちである。

ニュー・メキシコ州警察のベン・ピータスン部長は、パトロール中に幼い少女を発見した。彼女の側には蟻酸にやられた父親の死体があった。で、この一件について、大がかりな調査団が組織されて詳しく調べるという調査が始まった。調査団のメンバーの一人である昆虫学者のハロルド・メドフォード博士は、現場に残されていた足跡から3mを越えるような巨大な蟻を発見した。博士は、こんなに大きな蟻が生まれたのは、原爆実験の放射能による突然変異によるものと推論した。また、空中からの再調査によって、直径10mにも達する蟻の大穴をつきとめた。で、大蟻を倒すために近代火器を用いて、大穴にいる大蟻たちを焼き殺して全滅させた。しかし、女王蟻をと締めることが出来ず、女王蟻は1匹で何処かへ飛び去ってしまった。ワシントンの対策会議で博士は、女王蜂が繁殖する前に発見して滅さなければならない、と力説し、女王蟻の行方を捜す操作が続けられる。その頃、女王蟻はロサンゼルスに来ていて、そこで繁殖活動を開始していた。ロスの町では義三によって人々が殺されるという事件が連続し、町は恐怖のどん底に落とされる。また、メドフォード博士やピータスン部長たちもロスにやってきて、女王蟻の退治に力を入れる。で、大蟻が潜んでいる場所を発見し、最期の戦いを挑んでいく。で、ピータスン部長は犠牲になってしまうが、大蟻、そして女王蟻を倒し、全滅させることに成功した。

半世紀以上も昔に製作された作品であるため、映像的には最近の作品のリアルさには及ばないが、手作りのよさが出ている作品である。また、ストーリー的にもなかなか上手くまとめられているということで、下手な映画よりも内容はしっかりとしている。

現代のCGをたっぷりと使った技術に頼った作品の映像と比べると、確かにショボイのだが、それ以外の点では決して最新映画に劣るような所はない。(逆に、映像のリアルさだけで、似いようが本作の足元に及ばない作品が多数あるのもまた事実である。)

SF映画史に於いては本作は重要な作品でもあるだけに、SF映画がお好きな方に限らず、一度は見ておくべき作品の一つである。(白黒映像が持つ独特の味わいもまた魅力的である。)


放射能X [DVD]

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  • メディア: DVD
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LORDS OF THE NEW CHURCH『THE LORDS OF THE NEW CHURCH』

表題のアルバムは1982年に発表された彼らの1st.アルバムである。'70'sのパンク全盛期に、それぞれパンク・バンドで活動したメンバーたちが集まって'80'sになってから結成されたボスト・パンク・バンドであるが、実際はパンク・バンドという感じでしたね。

収録曲は、オリジナル盤では前10曲であったが、2003年に再発された時に3曲のボーナス・トラックが追加されて、現在は全13曲になっている。(同時にジャケットも変更されている。)収録曲は以下の通りである。『New Church』『Russian Roulette』『Question Of Temperature』『Eat Your Heart Out』『Portobello』『Open Your Eyes』『Livin On Livin』『Lil Boys Play With Dolls』『Apocalypso』『Holy War』。(以下、ボーナス・トラック)『The Young Dont Cry』『Girls Girls Girls』『Im Not Running Hard Enough』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。リリース順に『New Church』、『Open Your Eyes』、『Russian Roulette』である。英米ではいずれもがヒットしたと呼べるレベルに達せずにチャートインを果たしていないが、2nd.シングルの『Open Your Eyes』だけがカナダで最高位34位を記録している。

お薦め曲としては、シングル曲の『New Church』『Open Your Eyes』『Russian Roulette』の3曲と『Eat Your Heart Out』をピックアップしておく。

パンクが好きというのであれば、実に嬉しいサウンドを聴かせてくれている。一応は「ポスト・パンク」ということになっていて、パンクから発展した部分もあるが、やはりパンクという部分が前面に出ている曲もある。この辺りがパンク・ブームが過去のものになっている'80's初頭に出てきたという時間のズレが面白い所であった。(が、この時間的な遅れのために、大きなヒットになることがなかったのが残念なところであった。)

ヒットを記録するには時間的なタイミングも重要な要素であるが、好みの音楽には時間的な制約というものは除外される。それ故、彼らはパンク系音楽が好きな方の間では指示されることになり、マニアックなバンドとなってしまったが、彼らのように存在も音楽の世界では必要である。商業的なことでは成功したとは言えないが、存在感のある面白いバンドである。


Lords of the New Church

Lords of the New Church

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
↑ なし:ボーナス・トラック :あり ↓
Lords of the New Church

Lords of the New Church

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Track (Navarre)
  • 発売日: 2003/04/08
  • メディア: CD
posted by MEICHIKU at 12:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(洋楽) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LICK THE TINS『BLIND MAN ON A FLYING HORSE』

表題のアルバムは1986年に発表されたアルバムであって、彼らが発表した唯一のアルバムである。イギリスのインディーズ・シーンで活動をしている彼らであったが、プレスリーの名曲のカヴァーをするということで注目を集めることになった。(ただ、元々インディーズで活動していただけに、大きなヒットにはならなかった。)

収録曲は、オリジナル盤では以下の全12曲である。『Can't Help Falling In Love』『In the Middle Of The Night』『Light Years Away』『Every Little Detail』『Hey Joe』『Get Me To The World On Time』『Ghost Story』『Lights Out』『Only A Year』『Here Comes Kali』『Road To California』『Belle Of Belfast City』。

尚、1991年に再発されたときに、以下の6曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。『Bad Dreams』『Looks Like You』『Calliope House』『Can't Help Falling In Love (12" Version)』『In the Middle Of The Night (12" Version)』『Belle Of Belfast City (12" Version)』。

この中からシングル・カットされたのは以下の3曲である。リリース順に『Can't Help Falling In Love』『Belle Of Belfast City』『In the Middle Of The Night』である。が、いずれも特に大きなヒットにはならなかった。尚、『Can't Help Falling In Love』は言うまでもなくE・プレスリーが1961年にはなったある大ヒット曲のカヴァーである。

お薦め曲は、やはりこの曲は永遠のスタンダード・ナンバーになっていて、誰が歌っても味がある曲ということで、シングルの『Can't Help Falling In Love』、そしてやはりシングル曲である『In the Middle Of The Night』、それ以外からは『Lights Out』と『Road To California』をピックアップしておく。

ケルト系の民族音楽的な要素とフォーク・ロック系の要素を持っている彼らのサウンドは素朴なサウンドであって、とても聴きやすい音楽であるのだが、民族音楽が中心なのか、フォーク系が中心なのか、またはロックを中心にやりたいのか、いずれもが中途半端な感じになってしまっているため、纏まりという点が今一つということで、アルバムとしても曲を集めただけ、という印象を受けてしまうのが残念な所である。(→自分たちのアイデンティティが何かがはっきりしていないということである。)素材としては悪く無いだけに、実に残念なところであるが、'80's後半にはワールド・ミュージックが台頭してきて、'90'sには様々なものが世界的に受け入れられることになっていくだけに、もう少し頑張って貰いたかったと思えるバンドである。インディーズ系がお好きな方や、素朴なサウンドがお好きな方は、耳を傾けてみたら宜しいかと...


Blind Man on a Flying Horse

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Talking Elephant
  • 発売日: 2007/08/07
  • メディア: CD

Blind Man on a Flying Horse

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mooncrest Records UK
  • 発売日: 1995/11/20
  • メディア: CD
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ケータイ刑事銭形零8話[裏ネタ編]PART 9

銭形零」の第8話「ハッタリ君のはったりを暴け! 〜忍者殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りとなります。で、劇中でちゃんが口にしてこれに反すると言った「ニュートンの運動方程式」について、羽足がこれをしていたのとちゃんの出題に出てきた「バク転」について、木の葉隠れの術の仕掛けで使われた「ピアノ線」について、ちゃんが来週この試験があると言っていた「跳び箱」について記します。尚、「ニュートンの運動方程式」については「・8話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/2/24日付です。)

「ニュートンの運動方程式」:物理学において、物理量の時間的変化を記述する微分方程式のことであり、物理学では基本となる方程式の一つである。その指揮は以下の通りである。単に「運動方程式」と呼ばれる場合もある。

ma=m×(d^2・r/dt^2)=F (m:質点の質量、a:質点の加速度、r:質点の位置ベクトル、t:時間、F:質点にかかる力)

但し、物質の速度が光速に近い場合にはこの方程式は当てはまらず、相対性理論の運動方程式を用いなければならない。(とは言っても、通常の物理学の範囲では、物体の速度は光速に比べて十分に小さいため、相対性理論を導入する必要はなく、上記方程式を使うことで問題はない。)→この式では、力を与え続けると、その質点の速度はいずれは光速を越えてしまうことになり、上限値は無いことになるが、現実に質点の速度は光速を越えることは出来ない。よって、厳密に言うと、この方程式は正確ではないということになる。が、通常の範囲では近似式であるこの指揮で全く問題ないということになる。(光速(時速では約10.8億km/hになる)に比べると、誤差の内にも入らない範囲ですから。→飛行機でも時速1000km弱ですし...)

日常生活においては、この方程式はお目にかかれないものである(学校の先生や受験生などは例外ですけど...)が、「物体にかかる力は、その物体の質量と加速度の積に等しい」「加速度は速度の時間微分となる」というようなことは知識として知っておくべきことである。

英語では「Equation of Motion (of Newton)」、ドイツ語では「Ausübungsgleichung (des Newtons)」、フランス語では「Équation de l'exercice (de Newton)」、イタリア語では「Un'equazione di Esercizio (di Newton)」、スペイン語では「Ecuación del Ejercicio (de Newton)」、と言う。(「ニュートンの」という部分は付けても付けなくても特に問題はない。)

バク転」:体操競技、またはマット運動の技の一つである。正式名称は「後方倒立回転とび」であって、それを略した言い方として「後転とび」と言うのだが、「後方」と言うことが「バック」という英語に置き換わり、「バック転」と呼ばれ、更にはそれが縮まって「バク転」という通称が定着している。

内容としては、勢いを付けず、後方に体をゆっくりとブリッジさせ、そして体の反りを利用して後方に回転する運動である。または、腕の振りと地面を強く蹴ることで、後方に勢いよく跳ンでブリッジをして、その体の反りと手を用いて、地面を突き放す用にして回転するものである。(この場合は一回転ではなくて連続回転することも多々ある。)→特に失敗すると大きな怪我に繋がることもあるだけに、素人が見よう見まねで出来るものではなく、しっかりとした指導を受けて、補助者の助けを借りて練習を積み重ねることが必要な運動でもある。(まずは勢いを付けずに、体を後方にブリッジさせていくという動きを体得してからですね。)

尚、英語では「Backhand Spring」、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語では「Backflip」(但し、発音は異なる。)という。

ところで、ちゃんが出題した問題では、東京から大阪までをバク転で、ということだったが、現実問題として、そんなにもバク転を続けることは、どう考えても疑問がある。(一体、何日かかることでしょうかね...)単に割り算の問題ということだったらば良いのだが、現実離れしている問題というのはどうかと思うのですが...

ピアノ線」:炭素鋼で作られた金属線のことである。元々はピアノの弦に使用するために作られた金属線であったが、現在では、線材事態が固いこと、及び引っ張り強度が強いこともあって、建築材料として利用されたり、身近にあるものとしてはバネを作るのにも利用されている。(一般工作に利用するには、固いために扱いにくいとされていて、余り使われていない。)

尚、ピアノの弦に使用された金属線は、古くは鉄線であり、低炭素鋼であったが、改良されていって現在では高炭素鋼になっている。(高炭素と言っても、炭素成分は0.65〜0.95%である。)また、単なる炭素鋼の金属線ではなく、パテンティングと呼ばれる特殊な焼き入れを行っているため、高い強度と靱性を有している。そのため、建築素材などにも利用されている。また、映画などの撮影現場では、物を吊る場合に広く利用されている。(ミニチュア飛行機を操演する場合ではお馴染みである。また、人を吊る場合にも利用されている。)

尚、「ピアノ線」という名称は、楽器のピアノに用いられたことからであるが、ピアノだけでなくギターの弦にも利用されている。また、当然のことながら、太さは異なるものが色々とあるのは言うまでもない。

英語では「Piano Wire」、ドイツ語では「Klavierdraht」、フランス語では「Fil du Piano」、イタリア語では「Filo di Pianoforte」、スペイン語では「Alambre del Piano」、中国語では「鋼琴絲」という。

跳び箱」:体操用器具の一つであって、長方形の木枠を山形に積み重ねて高さを調整できるようにしたものである。また、最上段の箱の上面には布や皮を張っている。積み重ねたこれの前に踏み切り板を設置して(設置しない場合もある。)、これに向かって走ってきて、上面に手を着いてこれを飛び越える。

跳び箱の格段の高さは10cm〜20cm程度である。(低い場合は一段の高さが高く、段数が多くなると15cm、更には10cmということになる。)

歴史は比較的新しく、19世紀の初頭にスウェーデンで考案されたものである。(身体支配能力を向上させるための器具として考案されたものである。)当初の跳び箱は、縦横が同じ長さの正方形の箱であったが、次第に幅が狭くなるように改良されていった。但し、積み重ねたものは台形では無かった。台形になったのは1920年代になってからで、安全性を考慮して台形へと改良された。

また、ヨーロッパでは乗馬の訓練のために「木馬」が用いられていて、日本でも明治の学校教育に木馬が導入されたが、1901年に木馬よりも安全性の高い跳び箱が紹介され、大正時代になると全国の学校で跳び箱が導入された。現在では、小学校から体育の授業で使用されているので、誰でもこれを飛んだ経験はありますよね。

尚、「木馬」が改良されて体操競技になったのが「鞍馬」と「跳馬」である。

英語では「Vaulting Horse」または単に「Horse」と言い、ドイツ語では「Gewölbepferd」、フランス語では「Cheval de la voûte」、イタリア語では「Cavallo di Volta」、スペイン語では「Caballo Abovedando」、中国語では「跳箱」という。


ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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ぶつりの1・2・3 誰でも解ける!センター物理「力学」の3ステップ解法 (サイエンス・アイ新書)

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バク転完全攻略本

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子どもはなぜ「跳び箱」を跳ばなければならないのか?―幼稚園児を持つ親必読の「ジャック式」教科書

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ラベル:ケータイ刑事
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2011年01月18日

LeVERT『THE BIG THROWDOWN』

表題のアルバムは1987年に発表された彼らの3rd.アルバムである。彼らはO'JAYSのEDDIE LEVERTの息子のGERALDとSEAN、そしてその2人の友人からなる4人組である。(LEVERT兄弟は2006年に兄・GERALDが、2008年に弟・SEANが亡くなっていて、現在は2人の友人がデュオという形で活動している。ちなみにO'JAYSの父・EDDIEは存命している。)本アルバムは彼らが放った唯一のヒット曲を含むアルバムでもあり、チャート成績でもキャリア・ハイを記録している。(Billboardのアルバム・チャートで最高位32位、イギリスでは最高位86位を記録している。)

収録曲は以下の全9曲である。『Casanova』『Good Stuff』『Don't U Think It's Time』『My Forever Love』『Love The Way U Love Me』『Sweet Sensation』『In N Out』『Temptation』『Throwdown』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Casanova』がBillboardで最高位5位を記録する大ヒットになり、イギリスでは彼らの唯一のチャートインを帰路下極となっていて、最高位9位を記録した。また、1987年のBillboard年間シングル・チャートでも71位にランクインしている。続く2nd.シングルの『My Forever Love』、3rd.シングルの『Sweet Sensation』はBillboardのR&Bチャートでは2位/4位を記録しているが、HOT 100にはランクインしていない。

お薦め曲としては、彼らの代表曲である『Casanova』、そしてシングル曲の『Sweet Sensation』、それ以外からは『Good Stuff』『Don't U Think It's Time』『Temptation』という所をピックアップしておく。

サウンドの方はR&Bをベースにしているものの、とても聴きやすいポップなものである。センスの良さも感じられるだけに、一発屋ということで後が続かなかったのは残念なところであった。とは言っても、'80's後半のアメリカのダンス・ミュージックに影響を与えた存在であるのは間違いのないところであるだけに、一度は聴いておきたい所である。'80'sのポップなサウンドがお好きな方であれば、特に問題なく受け入れられる楽しいサウンドですから...


Big Throwdown

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1987/08/28
  • メディア: CD
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ケータイ刑事銭形雷19話[裏ネタ編]PART 7

銭形雷」の第19話の「No.1ホストVS銭形雷 〜シャンパンタワー殺人事件」についての「裏ネタ編・増補」は今回限りです。で、この物語はこれを意識していると言うことから「夜王」について、被害者がこれを期にしていたということから「星占い」について、検証でこれが出てきたことから「方位磁石」について、これが犯行時に使われていることから「ポケットチーフ」について、そして「ハンカチ」について記します。尚、「ハンカチ」については「・30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 5」で記したものをペースらして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/5/7付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

夜王」:原作が倉科遼、作画が井上紀良の漫画作品であり、その漫画を原作とするドラマも製作された。漫画は2003年から2010年まで、7年間にわたる長期連載となり、ドラマは2005年にスペシャルがあり、2006年の第一四半期(1月〜3月)に連続ドラマとして放送された。(今回の物語の本放送が2006/5/6ということで、少し前まで放送されていたということになる。)尚、主演は、スペシャル、連ドラいずれもが松岡昌宏であった。

物語は、北海道から上京してきた的場遼介が新宿・歌舞伎町のホストクラブ「ロミオ」を舞台として、ホストとして様々な対決をしていくというものである。(この作品を意識しているとはいうものの、パロディ度ということでは今一つ足りなかったですね。→主人公の「的場遼介」を「的場介介」にしているものの、それ以外のキャラクターに関しては、ネタとしてあまり使われていないため、設定上の面白さという点では今一つでした。)

星占い」:西洋占星術の俗称である。またはそれを簡略化した「星座占い」のことである。(「西洋占星術」と「星座占い」とは同じものではなく、「星座占い」は簡略化したものである。)占う対象に関する諸天体をホロスコープに描き、それを占いという形で解釈するものである。

英語とフランス語では「Horoscope」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Horoskop」、イタリア語では「Oroscopo」、スペイン語では「Horóscopo」、中国語では「占星」という。

西洋占星術の歴史は古く、歴史的に最も古いのは紀元前4000年頃から行われていた「エジプト占星術」がある。しかしこれはナイル川の氾濫を知るためのものであって、現在の占星術とは完全に別物である。(天文学の祖と言った方が適当である。)現在の占星術の元になったものとしては、紀元前2000年頃のバビロニアで始まったものであり、その後、ペルシャ、インド、サラセン、中国などでも同様のものが起こっている。また、これらは天文学の祖になったものでもあって、天体観測を発展させていくことに繋がっている。

黄道を12に分割して得られた区画である「十二宮」を用いることを採用しているが、この「十二宮」をより簡易化して整理したものが「星座占い」である。(誕生日だけによって12のいずれかに分類されるため、誰でも簡単に占いを利用できると言うことで、急速に普及したものである。)

一時「へびつかい座」を加えた十三星座による占いが話題になったが、これは単に新機軸ということだけで定着しなかった。(→十二宮の歴史やいきさつを無視しているだけに、単に奇抜なものというだけでしかなく、定着しないのも当然である。)

「占い」ということで、良いことだけを信じるというのが一般的になっているが、のめり込みすぎないというのが宜しいかと...

方位磁石」:地磁気を利用して方位を知るために用いられる道具である。「羅針盤」「方位磁針」「コンパス」などと呼ばれることもある。尚、地磁気の磁北(「北磁極」ということもある。ここにあるのは磁石のS極である)と磁南(「南磁極」ということもある。ここにあるのは磁石のN極である)は北緯/南緯90゜ではなくて少しずれた位置にあるため、正確に北を指すものではないが、概ねの方角を知るのには利用できるということで、古くから利用されているものである。→大航海時代には羅針盤が発明されたことによって迎えたと言うことも出来るため、「羅針盤」は「印刷」「火薬」と共にルネサンスの三大発明品として知られている。

原理は、磁石を自由に動くことが出来るようにして、その磁石のN極が地磁気の磁北(S極)に惹かれてそちらを向くてめ、方角が分かるというものである。

尚、磁北と磁南は、その地点で磁力線が地球に対して鉛直に出ている地点あるため、これに近づくと方位磁石の方角の誤差が大きくなる。また、このの2点は地球に対して対称ではないため、地球の中心部を通らない。更にこの2点は固定点ではなくて年々移動している。

ちなみに、現在の磁北極は北緯82度、西経114度付近に、磁南極は南緯63度、東経138度付近にあって、移動している。(このため、例えば方位磁石が北を指す方向が北ではなく、東、西、南というような場所が存在することになる。)

現在ではGPSによって方角を検出し多方が精度がよいため、制度が要求される場合は方位磁石は用いられないが、簡単な構造の方位磁石よりも大がかりな装置になるため、精度の点には目をつぶって「方位磁石」は現在でも広く利用されている。

英語では「Compass」、ドイツ語では「Kompass」、フランス語では「Boussole」、イタリア語では「Bussola」、スペイン語では「Brújula」、中国語では「方位磁針」または「指南針」と言う。

ポケットチーフ」:上着(スーツ)の胸ポケットに装飾用として入れる飾り布のことである。尚、この言葉は和製英語であって英語では「Pocket Square」という。(ドイツ語では「Taschenquadrat」、フランス語では「Carré de Poche」、イタリア語では「Intaschi ad Angolo Retto」、スペイン語では「Bolsillo Honradamente」、中国語では「手帕」と言う。)

歴史は比較的浅く、これが広がったのは19世紀になって燕尾服などノカジュアルウェアが礼装に格上げされた解きから始まっている。(但し、当時のポケットチーフは「白」と決まっていた。)現在では、スーツの色に応じてポケットチーフも白地では無いもの、更には柄ものなども使われており、ネクタイとのコーディネートということも行われている。

現在の日本では、まだまだハンカチと同一視されているが、ハンカチではなくてあくまでも飾り布である。

ハンカチ」:「ハンカチーフ(Handkerchief)」の略であって、これもある意味では和製英語である。(英語では「Handkerchief」と言わないと通じない。)小形で方形の布であって、手を拭いたり、汗を拭うのに使われるものであり、身だしなみを整えるための日常品である。また「ハンケチ」と呼ばれる場合もある。尚、日本では手を拭くのに広く使われるが、欧米では鼻をかむのに使われるのが一般的な使い方である。また、素材は綿、絹、麻などの吸水性に優れた織物素材が使われている。

起源は古く、紀元前3000年頃のエジプトで飾りが施された麻製の布が発掘されていて、高貴な人が身だしなみのために使用していたことが分かっている。そのため、道用の使い方が古くから行われていたと考えられている。(実用品と言うことでは、単に普通の布が利用されていた。)が、中世の貴族階級の間では、布に凝った装飾が行われていき、これが次第に装飾競争へと発展していった。そのため、この時代には実用品ではなくて装飾品といった方がよい豪華なものが生まれている。そんな中、フランスのルイ16世の王妃マリー・アントワネットが四角形の規格に統一させて、現在の形が定着することになった。(現在のハンカチの誕生である。)

日本では、手ぬぐいがこれと同じ用途で長い間使用されていたが、明治になって西洋の服(所謂洋服)が入って来た時に一緒に入って来て、その後、広く普及することになった。(ただ、欧米と違っているのは、「手ぬぐいの代替品」という感じで普及広がったため、鼻をかむのに使われることは少なく、手拭き、汗拭きというのが一般的である。→鼻をかむのはティッシュペーパーが一般的に使われる。)

英語では「Handkerchief」、ドイツ語では「Taschentuch」、フランス語では「Mouchoir」、イタリア語では「Fazzoletto」、スペイン語では「Panuelo」、中国語では「手帕」(「ポケットチーフ」と同じであって区別されていない...)と言う。また、「ハンカチ」をはじめ、「汗拭い(あせぬぐい)」「汗拭き」などは俳句の世界では全て夏の季語である。


ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

夜王 1 (ヤングジャンプ・コミックス)

夜王 1 (ヤングジャンプ・コミックス)

  • 作者: 井上 紀良
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/06/19
  • メディア: コミック
(間の巻は省略します)
夜王 29 (ヤングジャンプコミックス)

夜王 29 (ヤングジャンプコミックス)

  • 作者: 井上 紀良
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/04/19
  • メディア: コミック
夜王 ~yaoh~ TVシリーズBOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
星占いのしくみ 運勢の「いい」「悪い」はどうやって決まるのか (平凡社新書)

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  • 作者: 石井 ゆかり
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2009/11/14
  • メディア: 新書
はじめての占星術

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  • 作者: 鏡 リュウジ
  • 出版社/メーカー: ホーム社
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: 単行本
ホロスコープが自分で読める 鏡リュウジ 星のワークブック

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  • 作者: 鏡 リュウジ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/09/15
  • メディア: 単行本
星占いの文化交流史 (シリーズ言葉と社会)

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  • 作者: 矢野 道雄
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本
2011年 最強金運/方位磁石付き卓上 [カレンダー]

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  • 作者: アートプリントジャパン
  • 出版社/メーカー: アートプリントジャパン
  • 発売日: 2010/09/01
  • メディア: カレンダー
Raymay方位磁石(オイル式)

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  • 出版社/メーカー: レイメイ藤井
  • メディア: おもちゃ&ホビー
オイルフロート式方位磁石 マップルーペ

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  • 出版社/メーカー: デビカ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
Raymay Studymate 方位磁石

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  • 出版社/メーカー: レイメイ
  • メディア: オフィス用品

男の服飾事典 (MEN’S CLUB BOOKS SUPER EDITION)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 婦人画報社
  • 発売日: 1991/10
  • メディア: 単行本
シルク100%ポケットチーフcolor.30白

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: ウェア&シューズ
ozie ポケットチーフ ホワイト/無地〔00005050〕

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: ウェア&シューズ
シルク100%6色ポケットチーフ

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: ウェア&シューズ
紳士タオルハンカチ5枚セット

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  • 出版社/メーカー: シャディ
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レオポルドバレンチノ 紳士ハンカチ2枚セット

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  • 出版社/メーカー: シャディ
  • メディア:
レオポルド・バレンチノ 紳士ハンカチ グレー

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  • 出版社/メーカー: シャディ
  • メディア:

ラベル:ケータイ刑事
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名曲探偵アマデウス#83 ヴェルディ「レクイエム」

今回は珍しくシリアスな展開の物語でした。また、冒頭にいきなりカノンさんの過去が登場したということもあって、いつもとは随分と趣の違う衝撃的な物語でしたね。(カノンさんの過去については、以前に衝撃的すぎてカットされて未放送になったという物語があったということで、ベールに包まれたままだったが、ようやく過去が出てきましたね。)

取り上げられた曲は、ここのところは作曲者の方は初登場となる人が続いているが、オペラの巨匠と呼ばれているヴェルディの「レクイエム」でした。(ヴェルディというと「アイーダ」や「仮面舞踏会」「椿姫」という気がするのだが、オペラ作品ではない所を取り上げるというのは憎いところですね...)この曲は第2曲の『怒りの日』の所は映画やドラマ、更にはその他でも色々と使われている曲であるため、よく耳にする曲である。(曲名までは知らなくても、誰でも必ず聴いたことがある曲と言っていいですよね。)が、それ以外の部分は殆ど耳にしないだけに、その内にじっくりと(全曲を通して)聴いてみようと思います。

冒頭、事務所で父の指揮棒の手入れをしている所長。「たまには手入れをしないと怒鳴られる気がする」と漏らすと、「私も一度ぐらい、お父さんに怒鳴られてみたかったなぁ」とカノンさんが漏らした。すると所長は「響くんはお父さんの顔を知らないんだったね」と口にした。カノンさんの父親は、カノンさんが生まれてまもなく家を出て行ってしまってそれっきりということだった。で、カノンさんはもし会えたら「こんなに可愛い娘をほったらかしにして、今まで何してたんだ、バカ」と言ってやると心に決めていたのだった。→カノンさんは父の顔を知らないということは、確かに初めて出てきたことですね。ということは、母一人子一人で色々と苦労があったということですね。(そういう所もまた描いて貰いたい所です。)

そんな所にドアが開いて依頼人がやってきた。依頼人の服装(喪服)から「どなたか亡くなられたんですか?」とカノンさんが尋ねると、父親が亡くなり、一人息子の自分が喪主を務め、その葬儀が今日ということだった。で、父が葬儀である曲を流して欲しいと言い残したが、その曲を聴いて問題があると思い、曲を変えようとして相談に来たのだった。で、その曲のCDをカノンさんに渡した。特に2曲目が問題という依頼人。カノンさんはそのCDをプレーヤーに入れ、再生が始まる。で、その曲はヴェルディの「レクイエム」だった。第2曲を聴くと、葬儀に来た人も帰ってしまうと言う依頼人。が、所長は葬儀ではこの曲を掛けるべきと言い、亡くなった父からのメッセージが込められていると考えて、この曲の説明を始めた。→いつもは依頼を受けてという形であるが、今回は依頼を受け付けずに曲について語り、メッセージを解き、人生相談を行うということで引き受けたといった形でした。(結果的にはいつものように無事に解決しましたけど...)

依頼人はメッセージがあるということを否定的に考えていたが、親戚が自分に話があるようなことを言っていたのを思い出し、「遺産のことかな。だったらラッキー」と口にする。これにカノンさんは「ちょっと、あなたね」と窘めた。依頼人は「早いこと頼みますよ」と言ってメッセージを説いて貰うことを以来した。で、ようやく以来という形が成立して「分かりました」ということで所長の謎解きが始まった。

まずは第1曲の「レクイエムとキリエ」から。静かな曲調であり、依頼人も「これがずっと続いてくれたら良かったのに」と漏らしていた。で、「嵐の前の静けさといえるかもしれません」と所長。→なかなか上手い表現ですね。(が、このまま最後までこの調子だったら、面白みのない曲で終わってしまい、現在まで受け継がれ無かったでしょうね。)

野本先生も「昇天」を意味しているのではないか、と言っていたが、なるほどですね。

で、あの第2曲『怒りの日』へ。完全に別の曲になるが、正に静かでおとなしい曲から激しくダイナミックレンジの広い激しい曲への変化は、バラード・ナンバーからギンギラのヘビメタへと言う極端な変化のようにも感じられますね。(HR/HMのバンドのアルバムで、バラード曲の次にハードな曲が収録されていることがよくあるが、こういう極端な変化というのは聴いていても面白いのですよね...)

ここは「最後の審判」を表現しているということであるが、まさに(コーラスの人数、楽器を)物量投入をして、フォルテッシモ、更には焦るようなテンポを用い、コーラス、そしてオーケストラの双方が2つのメロディだけとして、究極のユニゾンにしているというのは凄いですね。

依頼人はその説明に、此農夫分は父親の怒鳴り声を思い出す、と言った。するとカノンさんは「どうせあなたがお父さんに悪態をついたからでしょう、今日みたいに」と厳しいことを言う。が、依頼人は「悪いのは親父の方だ」と言って、一代で会社を築いたが、仕事ばっかりで家庭を顧みず、そのため母は病気で死んでしまったと語る。「お父さんを憎んでいるんですか?」とカノンさんが尋ねると、「憎まれて当然」と言い、更に「親父も俺のことが憎くてしょうがなかったんだ」と口にした。コーラスから怒り意外に感じるものがあるとカノンさんも言うと、腕組みをしたまま不動の体勢だった所長は「感情にまかせて怒りを表現している訳ではありません」と言って、利き手の魂を揺さぶる仕掛けがある、と語り、その解説へ。

主和音が天変地異を表し、管楽器が地から這い上がっていこうとしている、絶叫の後は弦楽器が一挙に3オクターブ下がり、地獄落ちを象徴し、主和音に大太鼓の裏打ち(フォルテ4つ)が重なるということで壮絶な曲になっている。が、この半端ではないダイナミックレンジがあるということで、実はこの『怒りの日』はオーディオ機器の性能をチェックするのにはもってこいの曲でもあるんですよね...

依頼人は父からのメッセージが分かった、と言った。10年前に家を飛び出したことがあり、「お前なんか地獄に堕ちろ、ということだ」と結論づけた。で、依頼人は所長に「とっとと別の曲を選んでくれませんか」と言った。しかし所長は腕組みをしたまま聴いていた。

で、父の死に目に会えなかったことを確かめると、「最期の瞬間は人生というドラマのクライマックスを迎えると言うこと」と言って、メッセージがおぼろげに見えてきた気がする、と言った。

ここからはこの曲は様々な所でオペラ的な手法を多数用いているということの説明になる。ヴェルディは数多くのオペラを作曲しており、オペラに精通しているだけに、その演劇的に演出を導入している。特に感心したのは「間」ということで、静寂があることで台詞の様な演出になっている。更に、コーラスを2つに分けて、第1合唱はソプラノ、アルト、テノールがフーガの形になっており、第2合唱ではソプラノとアルトがフーガになっている。で、全体では「二重フーガ」となり、多層的な表現で、人生最後の瞬間の「死」をドラマチックな描き方がされている。

所長は、最後の瞬間を依頼人に見取って欲しかったのでは、と言い、カノンさんは「どうして直ぐに駆けつけなかったんですか」と責めた。所長はその瞬間に何を思うのかと言うことを口にして「後悔だらけの人生について」と口にした。が、依頼人は「今更何を思おうとしったことじゃない。葬式がドラマチックである必要はない、別の曲を」と言う。更に「『怒りの日』と言う曲を外して静かなところだけ流すのはどうか」と言った。これに所長は「それは出来ません」と言い、「レクイエム」について説明する。で、予め定められたものに従って作られるものであるが、この曲には『怒りの日』が4回も出てくるということで、ヴェルディの思いが解く鍵だと言う。

ここからはヴェルディの思いについての説明へ。この曲を作曲したきっかけは最も尊敬していた詩人・アレッサンドロ・マンゾーニの死がきっかけだった。(マンゾーニに「レクイエム」を捧げると言うことを決意した。)で、死を迎えた人間のあらゆる感情を描いた。そして『怒りの日』を4回繰り返したのは、過酷な運命と闘うことの重要性を描いたと解釈し、「運命と闘い続けるのが人生だ」というメッセージを込めたと語られた。

所長は、依頼人の父は死を前にしてやり残したことがあると気づいた。それは依頼人にどうしても伝えなければならないことがあるということだった、と言った。が、依頼人は好き勝手に生きただけに、今更言い残したことなんて...と受け付けなかった。するとカノンさんは「今までお父さんの気持ち、考えたことがあるんですか?一方的に自分の感情をぶつけているだけじゃないですか」と再び窘めた。依頼人は何のことなのか分からなかった。で、所長は「その答えは第7曲にある」として、第7曲の『永遠の安息をあたえたまえ』の説明へ。

最終章のこの曲はコーラスのみで表現されている。これは人間の声でしか表現出来ないものであって、人生の全てが描かれているとの説明でした。

所長は説明する。依頼人の父は死の間際で自分の犯した罪の大きさに気づいた。悔やみきれなかったのは息子と喧嘩別れのママ死んでいくことだったのではないか。が、依頼人は「あんた達に何が分かるんだ」と発する。するとカノンさんが「どうしても謝りたかったんじゃないですか。だからこの曲を」と言った。すると所長は立ち上がり「あなたは心を閉ざしていたに過ぎない」と言って、ここに来たときに違和感を覚えた。それは実の父が死んだのに悲しむ様子がなく、あえてみせまいとしているように見えた。本当は憎んでいないはず、と語り「私の考え過ぎですか?」と問うた。すると依頼人は「何で親父の期待に応えられないんだろうと思っていた」と打ち明けた。そして本当のことが言えなかったと言って、許して欲しいのは自分の方で、もう一度あって謝りたかった、と本音を口にした。

所長は「どうしますか。これでも『レクイエム』の他に適当な曲を見繕ってみますか?」と確認した。すると依頼人は涙をこぼしながら「この曲でいいです。いや、この曲じゃなきゃダメだ」と言った。

で、「そろそろ葬儀場に戻らないと...」と言って立ち上がって帰っていこうとする。で、「探偵さん、ありがとう」と感謝の言葉を口にして、カノンさんには「あんまり泣くと、あした目が腫れちゃうよ」と言って帰って行った。

今回は、ドラマ部分は約36分強、曲が6分半強、そのままラストのオチにつながって1分強という構成でした。曲の部分は第1曲「レクイエムとキリエ」、第2曲「怒りの日」「わたしは嘆く」の部分のダイジェストでした。

ラストのオチは、もの思いにふけっているカノンさん。「(依頼人の)お葬式、無事に終わったんですかね」と漏らすと所長が「あの『レクイエム』が二人の絆を結びつけてくれたんじゃないかな」としんみりという。するとホッとしたように「良かった」と言うカノンさん。すると「私はいつになったらお父さんに会えるのかな?」と尋ねた。所長は「響くんがお父さんのことを思っている限り、二人の絆はしっかりと繋がっているんじゃないかな」と、詩人のようなことを返した。カノンさんは窓から外を眺めていた。すると所長が(重々しい空気に耐えられなくなったのか)「な〜んちゃって」と言うと「湿っぽい話はもう止め止め。これからパッと焼鳥屋に行こう。ビールでも飲みながらね」とカノンさんを誘った。しかしカノンさんは「で、でも、所長...」と断ろうとする。所長は「いいじゃないか」と行ってカノンさんの手を掴み「今日はレディースデーだから、女性は半額だよ」と言う。するとカノンさんの表情も変わり「そうですね、行っちゃいましょうか」と笑顔になった。所長は「行っちゃおうか」と返し、カノンさんの手を引っ張り、スキップをしながら『焼き鳥の歌』(?)を二人で口ずさみながら出掛けていった。

今回の物語は、いきなりカノンさんの過去が明るみに出て、そこから「明るく楽しい」という部分が抑えられ、シリアスな展開で、しかも所長も人生相談と行った方がよく、いつもと完全に雰囲気の違う物語でした。しかも、ラストでも完全にいつもと違う雰囲気でそのまま幕引きかと思いきや、ラストの30秒で豹変したというのが、ちょっと残念に感じました。何せ、冒頭でカノンさんが父の顔を知らないということが、父との間のわだかまりを持つ依頼人に対して、羨ましいという思いを不付けることになり、これが緩衝材として、更には依頼人の心を解くポイントとにもなっていて、シリアスな人間ドラマを上手く描いていただけに、最期までシリアス路線の方が余韻がある終わり方になったと思います。

ただ、余りにも重い結びになってしまうと、「やっぱりクラシック音楽は重すぎる」ということになってしまうだけに、少しでも明るく楽しくというようにしたかったのではないかということだったんでしょうね。

また、今回明らかになったカノンさんのお父さんについては、娘のカノンさんがいるとは知らずに、「響」という苗字ではない別の苗字で、依頼人という形でいずれ登場し、娘との再会をというようなドラマチックな展開となることを期待したいところです。

今回は笑いという要素がなかったが、時にはこういう展開というのも悪くないですね。それだけ音楽には様々なものがあるだけに、物語の方も様々なパターンがあってしかるべきですし...

尚、一つだけ突っ込んでおこうと思うのは、所長は焼鳥屋にカノンさんを誘ったが、こういう場合は所長が奢るのが当然だと思うのだが、「レディスデーだから女性半額」と言ったのは、所長は割勘をと考えているからですよね。

来週24日はファイルNo.084のドヴォルザーク「スラブ舞曲集」です。今月の新作はそこまでで、31日は何かの再放送となっています。尚、BS-hiというチャンネルは3月末までで無くなってしまう(BS-1とBS-2がHD化され、新BS-1とBS-プレミアムになる。)が、4月からはBS-プレミアムにチャンネルが変わり、4年目突入を願いたいところです。


ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: アバド(クラウディオ),ヴェルディ,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/12/26
  • メディア: CD

ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: メータ(ズービン),ニューヨーク・フィルハーモニック
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: ムーティ(リッカルド),ヴェルディ,ミラノ・スカラ座管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/07/23
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ヴェルディ,ブルックナー,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: ジュリーニ(カルロ・マリア),ヴェルディ,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2004/01/21
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: ヴェルディ,アーノンクール(ニコラウス),オルトナー(エルヴィン),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2005/08/24
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム、聖歌四篇

ヴェルディ:レクイエム、聖歌四篇

  • アーティスト: ショルティ(サー・ゲオルグ),ヴェルディ,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,シカゴ交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/11/05
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: ヴェルディ,ゲルギエフ(ワレリー),キーロフ歌劇場管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム&テ・デウム

ヴェルディ:レクイエム&テ・デウム

  • アーティスト: ヴェルディ,ケルビーニ,トスカニーニ(アルトゥーロ),ショウ(ロバート),NBC交響楽団
  • 出版社/メーカー: BMGインターナショナル
  • 発売日: 2000/09/20
  • メディア: CD
Requiem

Requiem

  • アーティスト: Giuseppe Verdi,Claudio Abbado,Daniela Barcellona,Berlin Philharmonic Orchestra,Angela Gheorghiu,Roberto Alagna,Ericson Chamber Choir,Swedish Radio Chorus
  • 出版社/メーカー: EMI Classics
  • 発売日: 2001/10/10
  • メディア: CD
ヴェルディ/レクイエム(死者のためのミサ曲)

ヴェルディ/レクイエム(死者のためのミサ曲)

  • アーティスト: ヴェルディ,ショルティ(サー・ゲオルク),ピッツ(ベルヘルム),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1998/09/02
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ヴェルディ,カラヤン(ヘルベルト・フォン)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1998/06/10
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム、他

ヴェルディ:レクイエム、他

  • アーティスト: ジュリーニ(カルロ・マリア),ヴェルディ,ピッツ(ヴィルヘルム),フィルハーモニア管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2010/09/22
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム

ヴェルディ:レクイエム

  • アーティスト: バーンスタイン(レナード),ヴェルディ,ロンドン交響楽団
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム (2CD)

ヴェルディ:レクイエム (2CD)

  • アーティスト: ヴェルディ
  • 出版社/メーカー: ALTUS
  • 発売日: 2008/10/20
  • メディア: CD
モーツァルト:レクイエム

モーツァルト:レクイエム

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),モーツァルト,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD
ヴェルディ:レクイエム [DVD]

ヴェルディ:レクイエム [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • メディア: DVD
バーンスタイン/ヴェルディ:レクイエム [DVD]

バーンスタイン/ヴェルディ:レクイエム [DVD]

  • 出版社/メーカー: ニホンモニター株式会社ドリームライフ事業部
  • メディア: DVD
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2011年01月17日

「一心太助」(その4)

今回は、全5作ある東映シリーズの第2作(1958年10月公開)についてです。この作品からカラー作品となりました。

シリーズ第2作一心太助 天下の一大事
作品データを記しておくと、1958年の東映京都の作品で、時間は91分、監督は沢島忠、脚本は鷹沢和善、撮影は坪井誠、美術は鈴木孝俊、音楽は鈴木静一である。そして出演は、中村錦之助、月形龍之介、堺駿二、中原ひとみ、桜町弘子、丘さとみ、田中春男、東竜子、山形勲、小柴幹治、加賀邦男、市川小太夫、古石孝明、進藤英太郎、清川荘司、原健策、沢村宗之助、杉狂児、星十郎、沢田清、小田真士、佐々木松之丞、たちである。

ある日、一心太助は魚河岸の中で1人の若者に飛びつかれた。彼は幸吉という男で、大久保彦左衛門に大事な恋人を奪われたと言うのだった、で、太助は幸吉を連れて大久保彦左衛門の屋敷に向かった。で話をすると、大久保彦左衛門ではなくて、隣に住む川勝丹波守の間違いであることが分かった。丹波守は老中に取り入って御城改築奉行の役目を傘にして、よからぬ噂のある男ということで、彦左衛門は、御城改築に曲事ありと考えた。工事場に向かった彦左衛門は丹波守に忠告をした。すると丹波守は彦左衛門が何かを考えているとして、大久保家の空地を召し上げるように請願し、更に御用商人の相模屋に別邸建築を命じた。彦左衛門は、丹波守が老中諸公を招いて月見の宴を行うことを知ると、例の空地に長屋の住人たちを集めてドンチャン騒ぎをやらせた。これによって老中諸公を招いた宴は台無しになった。こうして彦左衛門と丹波守が揉めているということが将軍・家光の耳に入る。で、家光は伊豆守に彦左衛門の土地の召し上げを許し、彦左衛門一代我儘勝手を老中たちに申し渡した。その頃、幸吉は恋人・おとよが相模屋の離れへ運ばれるのを見届けたのだか、捕まってしまい、スノコ巻きにされて瀕死の状態で太助の家に投げ込まれた。太助は幸吉からことの顛末を聴くと、直ぐに伊豆守の屋敷に駆けつけた。しかし伊豆守は太助を追い返すだけだった。太助は魚河岸の仲間を総動員して神輿で相模屋に乗り込んだ。その頃、伊豆守は彦左衛門を促して相模屋へ向かう。太助は丹波守の一味との間で苦戦していたが、「天下の御意見番大久保彦左衛門忠教只今参上」の声によって状況は一変し、丹波守の悪事がさせされることになり、おとよは無事に助け出されて幸吉の元に戻り、万事めでたしめでたし、となった。

太助と彦左衛門とが今一つ息の合っていない所があり、物語の展開としてはよくあるものであるので、今一つ面白さが無いのだが、太助の活きの良さがそういう所を吹き飛ばしてくれている。

しかし、タイトルにあるような「天下の一大事」というような騒動でもないと思うのですがね...(この点では言葉のインフレ状態になっていると言うことになる。)まあ、太助にしたら、「天下のご意見番」である大久保彦左衛門の大事ということに変わりはないのでしょうが...


↓DVDではなくてビデオです。
一心太助 天下の一大事 [VHS]
  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: VHS
posted by MEICHIKU at 18:00| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(洋楽) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LAMBRETTAS『BEAT BOYS IN THE JET AGE』

表題のアルバムは1981年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。'70's終盤から'80's初頭にかけて、イギリスでは'50'sから'60'sの「モッズ」がちょっとしたリバイバルのブームとなっていて、「モッズ・リバイバル」として持てはやされた時期があるが、彼らはその「モッズ・リバイバル」のバンドとして知られている存在である。世界的なムーブメントとまでは行かなかったが、UKでは大きなムーブメントとなって、音楽や映画が'50'sから'60'sの雰囲気に満ちたものが幾つか登場したが、彼らのサウンドは正にそういうものであった。本アルバムはイギリスでは最高位28位を記録するというまずまずのヒットとなって、彼らは「モッズ・リバイバル」を支える存在となっていた。(但し、彼らはそのブームが去ってしまうと解散している。)

収録曲は以下の全12曲である。『Da-a-ance』『Cortina MK II』『London Calling』『Poison Ivy』『Leap Before You Look』『Beat Boys In The Jet Age』『Another Day, Another Girl (Page 3)』『Living For Today』『Watch Out I'm Back』『Don't Push Me』『Runaround』『Face To Face』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングル(デビュー・シングルではない)が『Poison Ivy』であって、イギリスのシングル・チャートで最高位7位を記録するヒットとなった。続いてのシングル『Da-a-ance』は最高位12位を記録し、3RD.シングルは『Another Day, Another Girl (Page 3)』で、これは最高位45位を記録している。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Poison Ivy』『Da-a-ance』『Another Day, Another Girl (Page 3)』の3曲と、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Beat Boys In The Jet Age』、そして『Leap Before You Look』をピックアップしておく。

「モッズ」と言うと、'50's後半から'60's前半に流行したものであり、それが20年ちょっとという時間を経て甦ったのだが、このようなリバイバルというのは音楽の世界では珍しいことではない。(多少の時間的ズレがあるものの、やはり'50'sのものであるロカビリーも'80'sにはやはりちょっとしたリバイバル・ブームがあった。)ファッションの世界も同様であるが、良いものはある程度の時間を経て甦るものである。ポップな要素に満ちたモッズが台頭してきたポップなサウンドと融け合い、新たな人気を得たということである。

それだけに、ここにあるサウンドは'50'sから'60'sを思わせるものであり、懐かしさと共に何処か暖まる所があるものであり、それが新鮮さを与えてくれている。往年のモッズとは完全に一致しているというものではないが、モッズ・ムーブメントを知っている方は当然として、それ以外の方にも楽しんで聴いてもらいたいアルバムである。


Beat Boys in the Jet Age

Beat Boys in the Jet Age

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Castle Music UK
  • 発売日: 1994/10/27
  • メディア: CD
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ケータイ刑事銭形零8話[裏ネタ編]PART 8

「銭形零」の第8話「ハッタリ君のはったりを暴け! 〜忍者殺人事件」の「裏ネタ編」の7回目の増補となる今回は、羽足カンゾウが好きという国の「タイ」について、これが決め手となった「タイ米」について、遠州理津が貰ったという「タイシルク」についてと「マフラー」について記します。尚、「タイ米」については「・8話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/2/24日付です。)

タイ」:正式国名は「タイ王国」であるが、普通は「タイ」と呼ばれている。東南アジア・インドシナ半島に位置する王国である。(インドシナ半島とマレー半島の北部も国土である。)英語での国名は「Thailand」であるが「Thai」と省略されることもある。また、漢字では「泰」と表記する。以前は「シャム」と呼ばれていた時代もある。

面積は約51.3万平方キロで日本の約4/3倍、人口は約6600万人(日本の半分強)、首都はバンコク、最大の都市もバンコク、公用語はタイ語、宗教は仏教である。(国民の90%以上が仏教徒である。)尚、「バンコク」というのは正式名称では無いのだが、正式名称が「クルンテープマハーナコーン ボーウォーンラッタナコーシン マヒンタラーユッタヤーマハーディロック ポップノッパラット ラーチャターニーブリーロム ウドムラーチャニウェート マハーサターン アモーンピマーン アワターンサティット サッカタッティヤウィッサヌカムプラシット」と余りにも長いため、一般的には「バンコク」という呼び名で定着している。(正式名称で言うと、世界の国の首都の中で、最も長い名称の都市になる。)

そのバンコクは人口約900万人、都市圏人口は約1200万人ということで、東南アジアでは屈指の大都市であり、世界都市としても知られている。(周囲国を含めたインドシナ半島の経済の中心都市になっている。)また、「バンコク市」というものは存在せずに、「首都府」であり「バンコク都」と呼ばれている。(東京23区のような特別な地域と言うことになる。)

1980年代に入ってからの経済発展がめまぐるしく、工業化が進めていて、1995年頃までは高度経済成長期であった。(1997年のアジア通貨危機で経済は大きく衰退することになった。)日本企業の進出も多く、東南アジアの国の中では工業化も進んでいる。尚、経済的にも発展しているとはいうものの、労働人口の半数以上が農業従事者であり、実は農業国である。特に米(「インディカ米」ですが...)は世界最大の輸出国になっている。それ以外の農作物としては、トウモロコシ、サトウキビ、ゴム、ジュートなどがある。また、森林にも恵まれていて、チーク材は重要な輸出品の一つになっている。鉱物資源としてはスズ、鉄、タングステンなどがある。

国家成立は古く、13世紀にスコータイ王朝が成立してこれが最初の王朝として成立し、いくつかの王朝を経て、現在の王朝であるチャクリー王朝が1782年に成立している。(ちなみに、アメリカ合衆国の独立が1776年であるため、現在の王朝の歴史はアメリカ合衆国とほぼ同じということになる。)19世紀には欧州各国が東南アジアに進出して植民地にしようとしたが、イギリスとフランスの緩衝地帯となったことで植民地とはならずに独立した王国として維持し続けた。が、1932年にクーデター(無血革命)が起こって絶対君主制から立憲君主制の国へと変わった。

第二次大戦中は日本と同盟を結んだが、連合国に協力する勢力も黙認するという二重外交を執り、敗戦国とはされなかった。(国土の一部を割譲しているものの、植民地とはならずに独立国として保っていた。)

戦後は周囲の国が共産主義国へと変わっていくが、アメリカの支援もあって共作主義国家へと変わることはなく、王国として保ち続け、工業化政策により、ASEANの中でも経済的には大きな国となっている。

タイ米」:3種類の品種群(長粒種のインディカ種、大粒種のジャバニカ種、短粒種のジャポニカ種)がある米の一つであって、長粒種のインディカ種の代表的なものである。インドを中心として、タイ、中国南東部、インドネシア、カスピ海沿岸、アメリカなど、主に気温の高い所で栽培されている品種であって「インド型イネ」とも呼ばれている。特にタイでの生産が多く、タイでは積極的に輸出していることから「タイ米」とも呼ばれている。

尚、世界で生産されているコメの約8割はインディカ種である。つまり、世界で「米」と言ったら一般的にはインディカ種(長粒種)のことである。日本では殆ど栽培されていないために、日本ではマイナーな米であるのだが、これは日本が例外というのが正しいことになる。

近年では、1993年の冷夏による米の大凶作のため、米不足が問題となり、その時に米不足解消のために大量に輸入されたことで、日本でもある程度知られる様になった。この時、タイから大量に輸入されたことから「タイ米」という名前で呼ばれた。但し、その時に輸入されたタイ米は低級な米だったために、「タイ米は不味い」という不明よなことも同時に広がってしまった。(タイ米でも、品質のよいコメはジャポニカ種にも劣らない味がする。)→インディカ種はジャポニカ種よりも水を大目にして炊く必要があることも知られて折らず、ジャポニカ米を炊くつもりで炊かれたため、水分不足でぱさぱさしたご飯になってしまったため、「不味い」ということを広めてしまった。尚、日本のコメ(ジャポニカ種)であっても、高級な品種から低級な品種があり、低級種を水不足となる状態で炊いたら、誰でも「不味い」と言うことになるのは言うまでもない。

インディカ種の米の特長は、米粒が細長く、アミロースの含量が高く、粘り気が少ないことである。そのため、パサパサした食感がある。この特長を活かした料理としては、ピラフ、カレー、炒飯などに向いている、とされている。→穀物はその特徴に合わせた料理があり、適した料理にすると美味しくなるということである。

タイシルク」:シルクとは「絹」のことである。蚕の繭から取った天然の繊維であり、古い時代から珍重されて使用されてきたものである。約5000年前の中国で利用されるようになり、そこから世界へ広がっていった。(中国と欧州を結ぶ「シルクロード」は絹を伝えた道でもある。)当然、タイにも伝わっている。

「タイシルク」とは、タイで作られた絹のことである。(特にこれというものではなく、普通の「絹」である。)ただ、タイを含めて東南アジアから東アジア(日本も含む)では、絹糸は楽器の弦にとしても利用されてきた者である。特に絹製の弦は音が最も良いとされている高級品である。

タイシルクというと、艶が豊かであり、それが好まれていることもあるため、様々なものが作られている。日本にもインテリア品やファッション・グッズが結構入ってきている。それだけに、遠州理津が貰ったというタイシルクのマフラーは、言ってみると、タイのお土産としてはごく平凡なものということになる。

マフラー」:防寒具の一つであって、首の回りに巻く細長い布のことである。日本語では「襟巻」または「首巻」と言うこともある。主に絹、毛織物、毛皮、毛糸などで作られるのが一般的である。

似たものとして、「スカーフ」や「ネッカチーフ」がある。→「スカーフ」は基本的には方形の布であり、しかも薄手の布である。一方、「マフラー」は長方形の布であって、厚手の布と言うのが基本である。(よって、布質と形状が異なる。また、スカーフは「装飾用」であり、マフラーは「防寒用」と言うのが基本である。)また、「ネッカチーフ」は「スカーフ」と基本的に同じであるが、特に制服の一部となっている場合にこの呼び名が使われる。(ボーイスカウトの制服がこの代表的なものである。)

俳句の世界では、「マフラー」「襟巻」「首巻」は全て防寒具であるために冬の季語である。また、英語では「Muffler」と言うが「Scarf」という単語にも日本語で言う「マフラー」が含まれている。(それだけでなく、英単語の「Scarf」には「テーブルクロス」という意味もある。)ドイツ語では「Schal」、フランス語では「Écharpe」、イタリア語では「Sciarpa」、スペイン語では「Bufanda」、中国語では「領子卷」という。


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