今週の「名曲探偵アマデウス」は新作ではない(ファイルNo.070の
ムソルグスキー『交響詩「はげ山の一夜」』でした。)ため、ピンチヒッターとして
泪ちゃんの登場です。(尚、
泪ちゃんが「名曲探偵アマデウス」のピンチヒッターとなるのは今回が最後となるはずです。来週以降は、
零ちゃんか
雷ちゃんに代打を任せることになる予定です。)尚、来週はファイルNo.014の
ショパン『24の前奏曲』の再放送ですが、これは1年目のもので、ディープ内藤の初登場となった物語です。また次の新作は10/18です。→10月の新作は2本ですが、いずれもが
ショパンの作品で、「ピアノ協奏曲第2番」と「舟歌」です。ということで、10/11は休止のため、10月は「ショパン特集」ということになります。(今年はショパンの生誕200年ですから、こういうことも宜しいかと...)
「
銭形泪」の最終話(2nd.第26話、アナザーストーリー第4話かつ、通算では第39話)となる「最終決戦!ケー刑事VSシベ超 〜水野晴郎を迎撃せよ!」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、冒頭で
泪ちゃんと柴田さんが話しながら歩いていたのがここということで「
公園」について、その話でこれが入っていたということから「
チラシ」について、
泪ちゃんはここが犯行現場だと言っていた「
マンション」についてと、柴田さんはそこを「シベ超御殿」と呼んでたことから「
御殿」について記します。尚、「チラシ」については「
泪・4話[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])の前編は「
ここをクリック」、後編は「
こちらをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/12/22、27、28、29、31、2010/1/3、4、5、6、9、10、11日付けで記しています。)
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公園」:公衆のために設けた場所であって、庭園や遊園地などが作られた公共の場所である。これには、市街地の一角に設け、市民の憩の場所として作られたもの(所謂「都市公園」と呼ばれるもの)と、市街地の一角であるが主に住宅地に近い場所に砂場やブランコ、鉄棒などの子供の遊具を設置したもの(所謂「児童公園」とか「遊び場」と呼ばれるもの)、そして景観を維持するために一定の区域に於いて各種規制を設けて自然を維持した形のもの(所謂「自然公園」や「国立公園」若しくは「国定公園」と呼ばれるもの)がある。
英語ではその規模に応じて「Park」「Garden」「Square」という言葉が使い分けられる。(大規模なものを「Park」と呼び、街角の一角にあるものを「Square」と呼ぶ。「Garden」は主に庭園や遊園地などを指す。)
公園の成り立ちにはいくつかのものがあって、ヨーロッパでは王侯貴族の占有地であった大きな庭園を市民に開放したものが多数あって、有名なロンドンのハイド・パークやフランス・パリ郊外のフォンテンブローの森、ベルリンのティーアガルテンなどがその流を受けたものである。
一方、近代的な都市では、計画的に作られた公園(「都市公園」)が設けられているが、この代表的なものはニューヨークのセントラル・パーク、東京の日比谷公園などがある。
また、国立公園や国定公園は自然公園法によって定められたものであって、自然公園として国立公園、国定公園、都道府県自然公園を指定し、自然環境の保護と快適で適正な利用を促進することを目的としたものである。(自然公園法は1957年に制定されたものであるが、1931年に「国立公園法」が施行されて国立公園、国定公園が指定されたが、法整備と一元化のために自然公園法の施行と同時に廃止された。)
尚、国立公園は国(環境省)が管理し、国定公園と都道府県自然公園は、その公園のある都道府県が管理することになっている。ちなみに、現在、国立公園に指定されているのは29ヶ所、国定公園に指定されているのは56ヶ所、都道府県立自然公園は309ヶ所が指定されている。
一方、最も身近にある公園には、「街区公園」「近隣公園」「地区公園」という3つのランクが定められている。(「街区公園」は0.25haを、「近隣公園」は2haを、「地区公園」は4haを基準とした広さの規定があって、その近隣に住む市民の利用を目的としたものである。)また、住宅地であれば、その一ヵくに子供の遊び場として小さな公園が設けられることが当たり前となっているが、その公園は「街区公園」の基準の広さに満たないものが多い。(特に法的な制限があるものではない。)
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チラシ」:漢字では「散らし」と表記する。広告のために配られる印刷物のことである。基本的には1枚もので、片面印刷、または両面印刷であって、1ページ、または裏表ということで、見開きのような形にはなっていない。尚、「ビラ」「引き札」「フライヤー」などと呼ばれることもある。英語では「Flier」と言うが、「Leaflet」「Bill」「Circular」「Handout」いう言い方もある。
広告目的で使用されるものであるため、町中で通行人に配られたり、新聞の折り込み広告として入っていたり、各家庭のポストに配られたりしている。そのため、日常生活に於いても接することの多いものである。(特に裏白のものは、メモ紙などとして有効利用できる(=節約になる)ということで、新聞の折り込み広告に入っているものはありがたがられていることが多い。→裏白ではなく、両面印刷のものは、基本的にゴミとして扱われることが多い。)
または、映画館や劇場などで、近日上映される作品の宣伝のために置いてあるものも「チラシ」と呼ばれるが、これは両面印刷というのが基本である。また、力を入れている作品では2つ折りになっているものも珍しくない。これは新作の宣伝として利用されているのだが、近年ではインターネットの普及で、映画会社のHPで新作情報を得ることも容易に出来るようになっているため、(映画の)チラシについては以前と比べると縮小気味になっている。→過去の作品では、ちょっと珍しい映画のチラシにはプレミアが付いたりして、オークションでは高値で取り引きされる場合もある。(映画館ではただで配られているものであるだけに、これぞというものはちょっとした小遣い稼ぎにもなるのだが、近年の作品ではそんなものは無い。「希少性」「有名スターが出演している」などの条件と、ある程度昔の作品であれば、時々4桁の価格が突いているものもあるが、普通は3桁に乗れば御の字である。
尚、「チラシ」と呼ばれるものは基本的には「1枚もの」であるが、二つ折りされているものも「チラシ」とされることがある。しかし、中閉じされているものは「チラシ」とは言わない。また、中閉じされていなくても複数枚の紙が使用されているものも「チラシ」とは呼ばないのが一般的である。
明確な基準は無いが、「チラシ」というとA4かB5サイズの印刷物のことを指すことが多く、映画や演劇、音楽コンサートなどの広告で使用されるものは正にこれに該当する。手書きのものや政治的な宣伝に使われるものは「ビラ」と呼ぶことが多く、ポケットティッシュの大きさや名刺サイズのような小さいものは「フライヤー」と呼ばれる傾向がある。(これの例外は、風俗関係の広告物である「ピンクチラシ」または「ピンクビラ」と呼ばれる物で、これらは名刺サイズ程度のものが主流である。)
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マンション」:大型の集合住宅のことである。この言葉は英語の「Mansion」に由来しているが、英語の「Mansion」は「豪邸」という意味であって、集合住宅という意味はない。よって一般的に集合住宅という意味の「マンション」は和製英語と言うことになる。で、アメリカ英語では「分譲マンション」であれば「Comdominium」と言い、「賃貸マンション」であれば「Apartment」、若しくは「Apartment House」と言い、イギリス英語では「Flat」、ドイツ語では「Wohnungseigentum」、フランス語では「Copropriété」、イタリア語では「Condominio」、スペイン語では「Comunidad de propietarios」と言う。
これは、1950年代に日本に登場した際、公団が売り出した団地の集合住宅と差別化して高級感を出すために英語の「豪邸」を意味する「Mansion」をカタカナにして「マンション」として売り出し、それがいつしか定着した。一応「集合住宅」の中でも「アパート」「団地」などとは区別されていて、高級感のあるものとされているが、「集合住宅」であることに変わりはない。
尚、「アパート」と言うと小規模で、2階建ての木造集合住宅というイメージが一般的で、「団地」というと間取りは画一的であって、5階建て前後の鉄筋コンクリートの集合住宅であり、エレベーターはないというイメージが一般的である。一方、「マンション」となると、鉄筋コンクリートの集合住宅であるが、入口(エントランス)があって、エレベーターもあり、間取りについても画一的ではない、というのがイメージとして定着している。
尚、以前は「マンション」と言う言葉は集合住宅の高級なものという位置づけであったが、2001年の法改正によって、法律的にも「マンション」と言うものが定義されている。これでは、複数の店舗や事務所と居住となる専有部分が1戸以上ある建物のことであり、区分所有者が最低2名以上いること、となっている。(分譲マンションで、居住者がそれぞれの専有部分を持っている建物ということになる。)→オーナーが1人であるマンション(所謂「賃貸マンション」)はこの定義では「マンション」ではないということになる。(しかし、オーナーが2人以上いれば、賃貸マンションも法的に「マンション」と定義されることになる。)
尚、最初は2人以上いたオーナーが1人になった場合(1人の人が買い占めたとか、他の居住者が全て出ていったなどが考えられる。)でも、「マンション」とされる。(一度「マンション」と定義されると、所有者や居住者が変わっても「マンション」のままである。)
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御殿」:身分の高い人、貴人などが住む住居のことを指す尊敬語である。尚、王族の人が住む「王宮」のことも含まれるのだが、王が住む住居は「宮殿」と呼ぶのが普通であって、「御殿」とは呼ばないのが普通である。但し、日本では、平安時代中期以降で、天皇が日常生活を行った居所である清涼殿の別名として「御殿」と呼ぶことがある。
ということで、「御殿」と言うと豪華な建物であるのが一般的であるため、そこから派生して、豪華な家(邸宅、則ち「豪邸」と呼ばれる住居のこと)のことを指すようにもなった。但し、この場合の「豪華」というのは設備面だけではなく、単に値段の高い家を指すこともある。(一等地にある高級マンションは価格が高いということだけで「御殿」と呼ばれることがある。→全く同じ間取りと設備を持ったマンションでも、都心の一等地にあるものと田舎にあるものでは、前者は「御殿」と呼ばれても、後者は「御殿」と呼ばれないこともある。)
英語では「Palace」と言うが、これは「宮殿」という意味での「御殿」が西洋では一般的であるためであって、派生的な意味として使われる「豪邸」と言う意味での「御殿」の場合は「Mansion」または「Luxurious Mansion」(日本語に訳すと「豪邸」であって、日本語の「マンション」という意味は無い。)と呼ばれるのが一般的である。→「Palace」(宮殿)に済むのは王族である、というのが西洋では基本である。
儲かる手書きチラシ作成術
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