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銭形雷」の第8話「死ぬほどつまらない合コン! 〜こいつはほんとに死んでるよ殺人事件」の「裏ネタ編・増補」の2回目となる今回は、冒頭で岡野さんがこれを使っておめかしをしていたということから、「
ヘアスプレー」について、
雷ちゃんはこれを使って岡野さんの手を縛り上げていたということから「
ネクタイ」について、岡野さんが合コンのことでかなり気にしていたことから「
一次会」について、「
二次会」について、そして「ケー刑事」ではお馴染みである事件のこれをやっていたことから「
再現ドラマ」について記します。尚、「ネクタイ」については「
泪・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。
尚、BS-iの本放送時に記した記事は2006/2/20付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「
ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。
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ヘアスプレー」:髪型を整えたり、固定するという頭髪のセットに使用する整髪料をスプレーに入れたもののことである。英語では「Hair Spray」という。
整髪料は、機能としては同じであるが、水が主成分となった液体状のもの、油成分が中心となった液体状のもの、ジェル状になったもの、クリーム状になったもの、ムース状になったものなどがある。ヘアスプレーは、液体状の整髪料を、霧状にして噴霧して髪に付けるというものであり、主に仕上げ用として使用される。整髪料の各種成分やオイル成分をアルコールを主成分とした液体に溶かした原液を噴霧用の圧搾ガスと一緒に詰め込んだものである。
尚、「ヘアスプレー」というタイトルの映画が1988年と2007年に製作されている。(2007年版は1988年版のリメイクである。また、2002年にはブロードウェイ・ミュージカルとして上演されている。)が、この作品は整髪料の「ヘアスプレー」とは特に関係なく、60年代のボルチモアを舞台にした青春ミュージカル作品である。
作品データを記しておくと、1988年版は、時間は87分、監督と脚本はジョン・ウォーターズ、撮影はデヴィッド・インスレー、音楽はケニー・ヴァンスである。そして出演は、リッキー・レイク、ディヴァイン、ソニー・ボノ、ルース・ブラウン、コリーン・フィッツパトリック、マイケル・セント・ジェラード、デボラ・ハリー、レスリー・アン・パワーズ、ジェリー・スティラー、ショーン・トンプソン、ピア・ザドラ、ジョン・ウォーターズ、ジョシュ・チャールズ、たちである。
一方、2007年のリメイク作品の方は、時間は116分、監督はアダム・シャンクマン、オリジナル脚本として1988年版のジョン・ウォーターズと2002年の舞台版のマーク・オドネルのものを元にして、脚本はレスリー・ディクソン、撮影はボジャン・バゼリ、音楽はマーク・シェイマンである。そして出演は、ジョン・トラヴォルタ、ニッキー・ブロンスキー、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、クイーン・ラティファ、ザック・エフロン、ブリタニー・スノウ、アマンダ・バインズ、ジェームズ・マースデン、イライジャ・ケリー、アリソン・ジャネイ、ジェリー・スティラー、ポール・ドゥーリイ、ジョン・ウォーターズ、たちである。
尚、内容については見て頂くと言うことで、ここでは省略します。
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ネクタイ」:洋服で、首、または襟の回りに巻いて、前部で結ぶ帯状の装飾用の布のことである。単に「タイ」と言ったり、「クラバット」と呼ぶこともある。ちなみに「ネクタイ(Necktie)」と言うのはアメリカ英語であり、イギリス英語では「タイ(Tie)」と言う。また、フランス語では「クラバット(Cravate)」、ドイツ語では「クラヴァッテ(Krawatte)」、イタリア語では「クラヴァッタ(Cravatta)」、スペイン語では「コルバタ(Corbata)」、ポルトガル語では「グラバッタ(Gravata)」と言う。
使用される布は絹が一般的であるが、それ以外の布を使ったものも当然の東風ながら存在する。(近年では合成繊維を使ったものまである。変わったところでは、毛糸や皮を使っているものまである。)
起源は17世紀とされていて、クロアチアの兵士がフランスを訪れた際、首に巻いていた白いスカーフとされている。この時、迎える側であったルイ14世がそれに興味を示し、それを真似たものが基本となって広がるようになった。尚、現在のような形(細長いもの)になったのは19世紀の半ばになってからである。
また、装飾用と言うこともあって、変形したものも色々と登場している。特に「蝶ネクタイ(ボー・タイ)」や「アスコット・タイ」または「ダービー・タイ」と言われるものはネクタイの変形例として広く知られているものである。特に「蝶ネクタイ」はネクタイを締めた時の結び目だけを残したものであって、19世紀中頃のイギリスで生まれたものである。一方、「アスコット・タイ」(「ダービー・タイ」)も19世紀半ばのイギリスで、アスコット競馬場に集まる紳士たちの正装として生まれたものである。
日本では、明治になってから政府が洋装を推奨したことから広がっていくことになって、一般的なものとして定着することになった。ちなみに、日本人で初めてネクタイをした人物は、ジョン万次郎とされている。
それにしても、
雷ちゃんはこれで岡野さんの手を縛り上げていたが、紐の様に使うというのは本来の使い方ではないものの、なかなかお茶目な使い方ですね。
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一次会」:各種会合(飲み会などの宴会も含む)で、最初に行われる主たる会合のことである。基本的には「一次会」と呼ぶのは何らかの会(例えば、歓迎会、送別会、披露宴、花見など)ということで行われるものであって、その会合の終了後に場所を変えて新たな会合が行われることを前提として、その新たな会合を「二次会」と言うことに対応して「一次会」と呼ばれることになる。
特に、宴会の場合は、基本的にこれがメインイベントという位置づけになるのだが、盛り上がって「二次会」「三次会」…、へというのはよくあることである。
この物語では、岡野さんはミニスカポリスたちとの合コンに何としても出席したかったが、事件解決後に連絡をすると、二次会は無くて解散してしまったことを知って岡野さんは怒っていたが、全ての会合(特に宴会)で二次会が行われるとは限りません。(一次会だけで終了というのは珍しくないことである。→翌日が休日ならばともかく、翌日の仕事に差し障るなど、その理由は色々とあります。)
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二次会」:最初の会合が終わった後に、続けて開く会合のことをいう。(一応、主催者は変わることになるが、参加者は最初の会合から引き続きというのは当たり前である。)特に、その会合が宴会であった場合は、場所を変えて新たに行われる宴会のことをいう。尚、英語では「Post-Party Party」と言う。
また、最初の会合のことを後に続くことを「二次会」と言うことから「一次会」と言うことがあるが、この言い方は「二次会」があることが前提となっている。また、「二次会」の終了後に、更に場所を変えて行う会合を「三次会」と言い、更に「四次会」「五次会」「…」と言う。(とは言っても、せいぜい三次会か四次会程度までで終わるのが一般的である。)
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再現ドラマ」:実際に起こった事件などの出来事を伝えるために製作されるドラマのことである。また、事件を検証するために事件の顛末を再現するものもこのように呼ばれることがある。(単に「再現」と言う場合もある。)再現しているということで、基本的にはドキュメンタリーと言うことになるのだが、テレビ(特にワイドショーなど)で放送される再現ドラマは結構な脚色が行われていたり、意図的な特定の演出が成されていることもあって、厳密には「再現」と言うことには問題があるのだが、ワイドショー番組では定番となっている。
↑2007年のリメイク作品 |1988年のオリジナル作品↓
↓参考まで