尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「コンビニ」:コンビニエンス・ストア(Convenience Store)の略である。食料品や日用品を中心とした比較的小型の小売店であり、「年中無休」や「24時間営業」を含む長時間営業を行っていて、いつでも物を売っているという便利さを特徴とした小売店舗である。(日本に於いては、売り場面積が30平米以上250平米以下であり、1日の営業時間が14時間以上というのがコンビニの定義であり、これに該当しないものは「コンビニ」とは認められないが、そういう店舗も実際にはある。→「雑貨店」や「小形スーパー」ということで、営業は可能である。)
そのため、町中のちょっとした所に店舗があり、鉄道駅の周辺であれば数軒の店舗が競争をしているというのも珍しい事ではない。
店舗の経営は個人経営の形というのが殆どであるが、大部分のコンビニは大手資本のチェーン店となっている。また、大手資本以外では、特定地域のみで展開するチェーン店もある。
元々は、「日用に供する食品や雑貨」、すなわち、「コンビニエンス商品」を扱う店と言う意味でこの名前がついたが、現在では、食料品や日用品の販売だけではなく、宅配便の取り扱い、公共料金の支払い(料金収納代行サービス)、チケット販売、ATMの設置、通販収納や受取サービスなどが行われていて、何でも扱っているというようになっている。そのため、「コンビニエンス」という言葉が「利便性」という意味に解釈されて、便利な小売店という認識になっている。
日本に登場したのは1970年代の前半であり、24時間営業の店舗が登場したのは1975年のことである。それ以来、チェーン店展開で次々と店舗がオープンして、場所によってはコンビニ店が競合していて過当競争状態になっている所もある。また、2008年には、コンビニの売上額が全国の百貨店の売上額を抜き、小売業ではコンビニ業界の一人勝ちの状態になっている。(店舗間競争は激しいですが...)
尚、コンビニという形の小売店舗は、アメリカでは同じ様なものがあるが、ヨーロッパでは24時間営業が禁止されていたり、宗教的にも安息日を取るなど、ライフスタイルの違いにより、日本で言う所のコンビニ(「年中無休」「24時間営業」)と言う店舗は殆ど無い。(日本では「小形スーパー」とか「雑貨店」或いは「ドラッグストア」とでも言った感じの店舗である。)
尚、最近では、中国や東南アジアにも日本のチェーン店が進出している。
「ポテチ」:スナック菓子の「ポテトチップ」または「ポテトチップス」の略である。ジャガイモを薄くスライスし、それを油で揚げたスナック菓子である。また「クリスプ」と呼ばれることもある。
アメリカ英語では「Poteto Chip(Poteto Chips)」と言うが、イギリス英語では「Crisp(Crisps)」と言い、米英で呼び名が違うものの一つである。また、ドイツ語では「Kartoffelchips」、フランス語では「Chips」、イタリア語では「Patatine fritte」、スペイン語では「Patatas fritas」と言う。
アメリカでは塩味が一般的で、サワークリームやバーベキューソースを付けて食べるのが一般的であるが、日本では様々な味が付けられたものが商品化されている。(例えばコンソメ味、醤油味、のり味、わさび味、唐辛子味、キムチ味、お好み焼き味、etc.)これは、原料となるジャガイモが強い味を持っていないため、色んな味を付けても違和感なく食することが出来る食材であるのが大きな理由である。で、現在では日本で開発された様々な味のポテトチップスが、ポテトチップスの発祥の国であるアメリカをはじめ、世界中に出回るようになっていて、アメリカでも味が多様化している。
ポテトチップスの基本は、あくまでもジャガイモをスライスしたものを使うことであるが、そういう薄切りのジャガイモを油で揚げると、一枚一枚形が整わないのは当たり前のことである。また、揚げたことによって水分が飛び、固くなるので、壊れやすくなる。そのためポテトチップスを入れた袋は体積では空気が殆どというようなものになってしまう。また、長期保存したジャガイモを油で揚げると、色が悪くなるということがある。これらを解決する方法として考えられたのが「成型ポテトチップス」というものである。(「チップスター」がこれに該当する。)フレーク状にしたジャガイモを生地にして、味付けを行い、それを整形し、油で揚げることで作られる。成形したものを油で揚げるので、均一な形をしたポテトチップスが得られる。(均一な形となるので、重ねることも可能となるので、同じ重量のポテトチップスであっても体積が小さくなり、パッケージも小さくすることが出来る。→実際の商品を見たら一目瞭然である。)
乾燥したものであるため、保存に気をつけないと、湿気ってしまう。湿気ったものは再度油で揚げれば乾燥するが、二度揚げになると焦げてしまう可能性が高くなる。そういう湿気ったポテトチップスを上手く使う方法がある。例えば、湿気ったポテチを小さく砕き、フライを揚げる時に使うパン粉の代わりとして使用したり、パン粉と混ぜて使用して、フライの衣にするという方法がある。もっと簡単な料理としては、ポテチを荒く砕き、それを溶き卵に混ぜる。そしてオムレツにする、というものである。(一度試してみたらよろしいかと...)
「100円でポテトチップスは買えても、ポテトチップスで100円は買えない」:ポテトチップスを製造販売しているカルビー株式会社のポテトチップスのCMで、藤谷美和子が出演していた時の名台詞「100円でカルビーポテトチップスは買えますが、カルビーポテトチップスで100円は買えません。あしからず」というものがあったが、それを元にしたものである。(元にしたと言うよりも、「銭形愛」ではスポンサーがDocomoということで、カルビーとは関係ないので、メーカー名である「カルビー」という言葉を外したと言って良い。)
ちなみに、カルビーがポテトチップスを発売したのは1975年のことである。また、藤谷美和子は12歳の時に、カルビーポテトチップスのCMで芸能界デビューをしていて、このCMや学園ドラマの生徒役で人気を得た。
また、このCMの放送当時は100円でカルビーポテトチップスは買えたが、物価上昇により、現在では100円では買えません。このCMを流して、100円という安売りキャンペーンでもしてくれたら歓迎なんですけどね...
↓参考まで

図解入門業界研究 最新コンビニ業界の動向とカラクリがよーくわかる本 (How‐nual Industry Trend Guide Book)
- 作者: 根城 泰
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2008/07
- メディア: 単行本
↓使ってみてもよろしいかと...

電子レンジ用 ノンオイルポテトチップス調理器 レンジチップスクッカー TSM/PF11aa
- 出版社/メーカー: ランチャン
- メディア: ホーム&キッチン

電子レンジでチンして、ヘルシー野菜チップ『レンジチンしてポテトチップスメーカー』
- 出版社/メーカー: 株式会社曙産業
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
↓関西限定のこれ、なかなかいけます。

- ショップ: ゆっくんのお菓子倉庫
- 価格: 1,234 円

カルビー ポテトチップス 関西だしじょうゆ 58g X12袋入
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