作品データを記しておくと、時間は99分、原案はバリー・サンドラー、監督はジェロルド・フリードマン、脚本はトーマス・リックマンとカルヴィン・クレメンツの2人、撮影はフレッド・コーネカンプ、音楽はドン・エリスである。そして出演は、ラクエル・ウェルチ、ケヴィン・マッカーシー、ノーマン・アルデン、ヘレナ・カリアニオテス、ジョディ・フォスター、ジーン・クーパー、メアリー・ケイ・パス、コーネリア・シャープ、たちである。
本作は、当時、日本でも大ブームとなった「ローラーゲーム」を題材にしたスポーツ映画である。ローラーゲームはその後もマイナー・スポーツとして続いていて、それなりのブームはやってきても、やはりマイナー・スポーツの域を出ることがないですね... (アメリカでは、しっかりと地域に根ざしていて、それなりの人気はあるんですけど...)で、日本で人気を誇った「東京ボンバーズ」やロサンゼルス・サンダーバーズの現役選手たちがゲーム・シーンに出演していて、迫力あるシーンを見せてくれる。
物語は、カンサスシティ・ボンバーの異名を持つローラーゲームの女性選手K・C・カーを中心にしたドラマであり、仲間たちとの友情、対立など、プロとして立ちふさがる数々の厳しい壁に向かって賢明に頑張る姿を描いたものである。
カンサス・シティ・ローラーゲーム競技場では、地元のカンサスシティ・ランブラースとタルサ・トーピドーズとの試合が行われていて、観衆は熱狂していた。そんな中でもランブラーズの女性選手・K・C・カーとビッグ・バーサは人々の関心の的だった。2人は日頃から犬猿の仲で、2人のマッチ・レースが行われることになって、敗者はチームを去るということになった。で、勝負はバーサの勝ちで、カーはカンサスシティを去り、故郷に帰った。が、そんな彼女に、ポートランドの野心家オーナー・バートが近づいてきた...
尚、ジョディは主人公K・C・カーの娘役を演じている。(将来を予感させるしっかりした演技をしています。)
本作はソフト化されていないということで、目にする機会に恵まれない作品の一つであるが、「ジョディ・フォスターのスクリーン・デヴュー作」ということを前面にすれば、ある程度の売り上げは期待できると思うんですけどねぇ...
↓本作はソフト化されていないので、こういうものをピックアップしておきます。
↓「ローラーゲーム」ということで