表題の作品は1965年の日活製作のアクション作品であって、正月映画らしく、華やかなところがある作品である。(デヴュー間もない渡哲也と石原裕次郎の共演が見所の一つである。)が、筆者は別の所に注目してのピックアップである。(デヴュー間もない梶芽衣子さん(当時の芸名は本名の太田雅子である。ちなみに、渡哲也とは日活の同期入社である。)が出演している。)
作品データを記しておくと、時間は95分、原作は関川周、監督は舛田利雄、脚本は成沢昌茂、撮影は高村倉太郎、美術は坂口武玄、音楽は伊部晴美である。そして出演は、石原裕次郎、渡哲也、岩崎加根子、桂小金治、太田雅子、小沢栄太郎、垂水悟郎、深江章喜、野呂圭介、高木均、木島一郎、杉江弘、伊藤寿章、高品格、武藤章生、榎木兵衛、長浜鉄平、黒田剛、水木京二、佐野浅夫、武智豊子、北出桂子、河上信夫、たちである。
舞台は北海道。石切場を暴力で奪おうとする地方のボスと戦う人夫頭の男と、東京から流れてきた大学生の友情を描いた作品である。石原裕次郎が熱い所を見せると共に、歌も歌っているというように、裕次郎映画である。で、'60's作品というテイストもたっぷりで、日本映画の黄金時代の正月映画らしい作品である。
尚、芽衣子姐さんは石切場の娘役で、もんぺ姿で登場するが、「女囚さそり」で見せた貫禄のある所はありません。(渡哲也との淡い恋のシーンもある。)
裕次郎ファンにとってはやっぱり外せない作品であるが、梶芽衣子さんのファンとしても、本名の太田雅子で出演していた時期の作品も外せません。DVD化してほしい作品の一つである。
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2007年10月12日
「赤い谷間の決斗」
JOY RIDE(SOUNDTRACK)
表題の作品は2001年の映画「ロード・キラー」である。この作品はスピルバーグ監督の「激突!」を思わせる展開で、見えないドライバーの恐怖が描かれた作品であって、心理サスペンス作品としたらなかなか出来の良い作品である。
まずは作品データを記しておく。時間は97分、監督はジョン・ダール、脚本はクレイ・ターヴァーとJ・J・エイブラムスの2人、撮影はジェフ・ジャー、音楽はマルコ・ベルトラミである。そして出演は、ポール・ウォーカー、スティーヴ・ザーン、リーリー・ソビエスキー、ジム・ビーヴァー、スチュアート・ストーン、ベイジル・ウォレス、たちである。
ボストンの大学に通うルイス。ネブラスカへの帰省の際、コロラドに住む幼なじみのヴェナを拾って大陸横断ドライブを楽しむことを計画した。しかし、母から連絡が入って、釈放された兄・フラーをソルトレイクシティで先にピックアップして帰省することになる。で、ドライブをしていると、フラーはルイスをけしかけて、無線で女のふりをして一人のトラック運転手をからかい始めた。これにトラックの運転手が激怒して、巨大トラックで二人を執拗に追いかけてきた。そうしている中で、二人はヴェナと落ち合ったが、そこから更に恐怖のドライブがエスカレートしていくことになる...
早い話、トラックに追われる恐怖度は「激突!」の方が上であるが、本作には「激突!」にはない暴走する若者の怖さと男女の三角関係が加わっているということで、「激突!」とは違った本作の独自のカラーがあり、なかなか良いものを見せてくれる。また、音楽の方も旅を楽しむ若者らしさと、執拗に追われる恐怖とのギャップが良いスパイスになっている。
サントラ盤の収録曲は以下の全13曲である。『Communication』『Ice Man Cometh』『Ridin' Shotgun』『Ring-A-Ling』『Naked Lunch』『...It Wasn't Comely』『Chilren Of The Corn』『Charlotte's Web』『Sitchiation』『Shake Yr Tail Feather』『Route 666』『Mole Asses』『Refreshify』。
映画と一緒にしてサントラ盤まで堪能することで、主人公になったような気分を味わうことが出来る。但し、ドライブのお供には聴かない方がよろしいかと...(また、悪戯/ワルノリはほどほどにしましょうね。)
↓映画DVDはこちらです。
まずは作品データを記しておく。時間は97分、監督はジョン・ダール、脚本はクレイ・ターヴァーとJ・J・エイブラムスの2人、撮影はジェフ・ジャー、音楽はマルコ・ベルトラミである。そして出演は、ポール・ウォーカー、スティーヴ・ザーン、リーリー・ソビエスキー、ジム・ビーヴァー、スチュアート・ストーン、ベイジル・ウォレス、たちである。
ボストンの大学に通うルイス。ネブラスカへの帰省の際、コロラドに住む幼なじみのヴェナを拾って大陸横断ドライブを楽しむことを計画した。しかし、母から連絡が入って、釈放された兄・フラーをソルトレイクシティで先にピックアップして帰省することになる。で、ドライブをしていると、フラーはルイスをけしかけて、無線で女のふりをして一人のトラック運転手をからかい始めた。これにトラックの運転手が激怒して、巨大トラックで二人を執拗に追いかけてきた。そうしている中で、二人はヴェナと落ち合ったが、そこから更に恐怖のドライブがエスカレートしていくことになる...
早い話、トラックに追われる恐怖度は「激突!」の方が上であるが、本作には「激突!」にはない暴走する若者の怖さと男女の三角関係が加わっているということで、「激突!」とは違った本作の独自のカラーがあり、なかなか良いものを見せてくれる。また、音楽の方も旅を楽しむ若者らしさと、執拗に追われる恐怖とのギャップが良いスパイスになっている。
サントラ盤の収録曲は以下の全13曲である。『Communication』『Ice Man Cometh』『Ridin' Shotgun』『Ring-A-Ling』『Naked Lunch』『...It Wasn't Comely』『Chilren Of The Corn』『Charlotte's Web』『Sitchiation』『Shake Yr Tail Feather』『Route 666』『Mole Asses』『Refreshify』。
映画と一緒にしてサントラ盤まで堪能することで、主人公になったような気分を味わうことが出来る。但し、ドライブのお供には聴かない方がよろしいかと...(また、悪戯/ワルノリはほどほどにしましょうね。)
![Joy Ride [Original Motion Picture Soundtrack] Joy Ride [Original Motion Picture Soundtrack]](http://g-ec2.images-amazon.com/images/I/31R3YGA8KML.jpg)
Joy Ride [Original Motion Picture Soundtrack]
- アーティスト: Marco Beltrami, Marco Beltrami, Pete Anthony, Hollywood Studio Symphony
- 出版社/メーカー: Varese Sarabande
- 発売日: 2001/10/02
- メディア: CD
今週(10/11)のBS-i「アニメ枠」
今週のBS-i・木曜深夜のアニメは、「おお振り」と「怪物王女」の最終回である。ということは、いつもの「ケータイ刑事」やBS-iの番組のCMは今後も変わらないはずであるが、一部のCMは今回が最後になるものがある、と考えられる。ということで、あくまでもアニメ本編ではなくて途中のCMがどうなるのか、ということを来週以降に持ち越しにして、今週もチェックしました。尚、来週のこの枠は、1時間枠で「ひだまりスケッチ特別編」が放送されることになっている。(10/25からは「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」と「CLANNAD」が始まる。)
「おお振り」の始まる前の00:28の後半に「銭形海」の次回予告(27秒バージョン)が流れたということで、やはりアニメの始まる2分前からチェックしておくというのは、常識です。
「おお振り」が始まると、まずは「おお振り」のDVDの宣伝があったが、来週以降はこれが登場するかどうですね。(まあ、後番組のDVDがリリースされるまでは続くかも知れませんが...)また、早くも「CLANNAD」のDVD発売が決定ということで、このCMがありましたが、これはこれからのレギュラーでしょうね。で、日曜朝の「銭形雷」の再放送の予告(いよいよ1st.シリーズも最終回です。)が今回はこちらでも流れました。(30秒版(正確には27秒)です。)で、次回予告として「ひだまりスケッチ特別編」の予告の後、「銭形海」の15秒版の次回予告がありました。(その他はBS-iの番組の宣伝などがいくつかでした。)
「怪物王女」になると、「怪物王女」と「湾岸MIDNIGHT」のDVDの宣伝などのレギュラーとなっている宣伝に続き、「iしたい。」の1分版(正確には55秒)の
「0093女王陛下の草刈正雄」が流れました。→東京では今度の土曜日の13日から公開になるんですね。(大阪では27日からです。)ちなみに、BS-iでは13日(土)の18:30〜19:00に、4度目の放送となる「ナビ」が放送されます。これまでに3度放送されているが、未見の方はしっかりとチェックしましょう!
その後は、来週放送となる「ひだまりスケッチ特別編」「CLANNAD」のDVD宣伝/予告とBS-i放送番組の番宣に続いて、またも「銭形雷・1st.26話」の30秒版の予告が流れました。(再放送の「銭形雷」は15秒版の予告は流れません。)
再度、次回予告として「ひだまりスケッチ特別編」の予告の後、「新番組」として「CLANNAD」の予告がこちらでは流れ(「おお振り」の後枠での放送となる「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」の予告は流れていない。)、BS-i番組の宣伝がありました。
今回は、アニメ枠の2分前からチェックしていたら、「おお振り」の間に「銭形海」の次回予告は15秒版と30秒版(正確には27秒)の両方の次回予告(2nd.2話)と「銭形雷」(1st.26話)の予告をゲットできたということになりましたし、「雷」の予告が2回放送となりましたが、こういうことは珍しいことです。が、確実に「ケータイ刑事」の次回予告が流れるということで、やっぱり貴重な枠であることに変わりありません。
↓再放送も、いよいよ1st.シリーズが終わります。
「おお振り」の始まる前の00:28の後半に「銭形海」の次回予告(27秒バージョン)が流れたということで、やはりアニメの始まる2分前からチェックしておくというのは、常識です。
「おお振り」が始まると、まずは「おお振り」のDVDの宣伝があったが、来週以降はこれが登場するかどうですね。(まあ、後番組のDVDがリリースされるまでは続くかも知れませんが...)また、早くも「CLANNAD」のDVD発売が決定ということで、このCMがありましたが、これはこれからのレギュラーでしょうね。で、日曜朝の「銭形雷」の再放送の予告(いよいよ1st.シリーズも最終回です。)が今回はこちらでも流れました。(30秒版(正確には27秒)です。)で、次回予告として「ひだまりスケッチ特別編」の予告の後、「銭形海」の15秒版の次回予告がありました。(その他はBS-iの番組の宣伝などがいくつかでした。)
「怪物王女」になると、「怪物王女」と「湾岸MIDNIGHT」のDVDの宣伝などのレギュラーとなっている宣伝に続き、「iしたい。」の1分版(正確には55秒)の

その後は、来週放送となる「ひだまりスケッチ特別編」「CLANNAD」のDVD宣伝/予告とBS-i放送番組の番宣に続いて、またも「銭形雷・1st.26話」の30秒版の予告が流れました。(再放送の「銭形雷」は15秒版の予告は流れません。)
再度、次回予告として「ひだまりスケッチ特別編」の予告の後、「新番組」として「CLANNAD」の予告がこちらでは流れ(「おお振り」の後枠での放送となる「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」の予告は流れていない。)、BS-i番組の宣伝がありました。
今回は、アニメ枠の2分前からチェックしていたら、「おお振り」の間に「銭形海」の次回予告は15秒版と30秒版(正確には27秒)の両方の次回予告(2nd.2話)と「銭形雷」(1st.26話)の予告をゲットできたということになりましたし、「雷」の予告が2回放送となりましたが、こういうことは珍しいことです。が、確実に「ケータイ刑事」の次回予告が流れるということで、やっぱり貴重な枠であることに変わりありません。
↓再放送も、いよいよ1st.シリーズが終わります。
↓一応これらも...

怪物王女 vol. 1 9巻収納デジパック付き 【初回生産限定】
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2007/10/11
- メディア: DVD
↓予約できます。
ラベル:ケータイ刑事
「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その20)
遂にこの連載も20回の大台に乗りました。今回のテーマは「護送という任務」です。これはスパイ/警察という任務では地味に感じる所があるが、重要な任務の一つである。で、ボンドも銭形もこれを経験している。(と言っても、それぞれ1回ずつなんですけれども...)
「007」で護送の任務に当たったのは、4代目のティモシー・ダルトン・ボンドが
「リビング・デイライツ」で、「ケータイ刑事」では舞ちゃんが「舞・6話」で担当している。設定上、物語の展開としたら、これらは対極にあるような展開となったが、類似点もしっかりとある。ということで、それぞれについて述べていく。
「007」:護送したのは、ソ連・KGBの高官・コスコフ将軍が西側へ亡命を求めてきて、ボンドはチェコスロバキア(当時、現在のスロバキア、1993年にチェコスロバキアから分離独立した。→こういう所にも時代が変わったということを感じさせてくれます。)のブラチスラヴァでそのサポート任務に当たった。スナイパーに狙われるコスコフ将軍を守って(しかし、とっさの判断でスナイパーは殺さなかった。)石油パイプラインを使って西側に出国させ、そしてイギリスへと連れて行った。(が、KGBに襲撃されて(実は、見せかけてであった。)取り返された。)結局、この亡命は、コスコフ将軍が企んだ武器商人と組んだ「世界革命計画」であって、ロシアの公金を横領して麻薬を売りさばいて稼ごうという計画の発端となる事件であった。ボンドは形の上で亡命を助け、イギリスに護送することに成功した。しかし、コスコフ将軍が奪われた後、調査に乗り出して、コスコフ将軍の陰謀を見抜いて、それを解決するのはやっぱりスーパーヒーローである。
「ケータイ刑事」:27件の殺害事件に関与している凶悪犯・袴田権四郎(通称・モリアーティ)の護送という任務を命じられた舞ちゃんと五代さんは、袴田を護送車に乗せて任務に当たった。が、途中、トイレに立ち寄ったファミレス(これは袴田奪還計画の実行場所として用意されていた場所であった。)で死体を発見し、更には襲撃される。結局は、袴田の奪還計画があったものの、袴田は裏切られることになり、襲撃犯を逮捕(この時、袴田と協力し合うところがまた何とも言えない所である。)して、最初の任務を無事に果たすことになる。尚、この物語は、劇中で五代さんや舞ちゃんがスナイパーに狙われたり、銃撃戦があるというように、「ケータイ刑事」では珍しい派手な所がある物語でもありました。
「護送」という任務はボンドも銭形も、当然の如く成功しているというのは、当然ながら共通点である。が、その任務には、護送される側の計画が隠されていたという所も共通である。(が、これが無かったら、物語にはなりませんけど...)が、その隠された陰謀を暴いて、その陰謀を完全に潰していると言う所は、作品を考えたら当然であろうが、やっぱり頼りになる両者である。が、それ以外にも類似点はある。これはシリーズ作品として全体を考えた場合のことである。
「リビング・デイライツ」はシリーズの中でもボンドの純愛
(ボンドガール・カーラ一筋で、浮気の気配は無かった。)が見られた作品である。ボンドが結婚してしまう「女王陛下の007」には及ばない所があるが、シリーズの中では異質の作品ということになる。一方、「銭形舞・6話」は全編がハードボイルド・タッチで描かれた物語であって、これもまたシリーズの中では異質の作品となっている。ということで、「護送という任務」はシリーズの中で「異質の作品」での任務であったのである。
違いは、類似点以上にいくらでもある。最終的には無事に護送の任務を果たした舞ちゃんに対して、ボンドは全てが陰謀と見抜き、殺しのライセンスによって処理している。また、「ケータイ刑事」では護送中に立ち寄ったファミレスが舞台となっただけであったが、後処理で逃亡したのを追いかけることになった「007」はチェコからアフガンへと派手に動いているが、これは両作の制作予算を考えたら仕方のない所でもある。が、やはり「類似点/共通点」があることの方が、「ケータイ刑事」と「007」が重なり合うということで、またまた凄い所でもある。
次回は「ゲストキャラにおける類似点」の8回目となるが、何を取り上げるかは来週のお楽しみということで...(このテーマでの連載はまだまだ続きます。)
↓「護送」ということで、こういうものは如何?
「007」で護送の任務に当たったのは、4代目のティモシー・ダルトン・ボンドが

「007」:護送したのは、ソ連・KGBの高官・コスコフ将軍が西側へ亡命を求めてきて、ボンドはチェコスロバキア(当時、現在のスロバキア、1993年にチェコスロバキアから分離独立した。→こういう所にも時代が変わったということを感じさせてくれます。)のブラチスラヴァでそのサポート任務に当たった。スナイパーに狙われるコスコフ将軍を守って(しかし、とっさの判断でスナイパーは殺さなかった。)石油パイプラインを使って西側に出国させ、そしてイギリスへと連れて行った。(が、KGBに襲撃されて(実は、見せかけてであった。)取り返された。)結局、この亡命は、コスコフ将軍が企んだ武器商人と組んだ「世界革命計画」であって、ロシアの公金を横領して麻薬を売りさばいて稼ごうという計画の発端となる事件であった。ボンドは形の上で亡命を助け、イギリスに護送することに成功した。しかし、コスコフ将軍が奪われた後、調査に乗り出して、コスコフ将軍の陰謀を見抜いて、それを解決するのはやっぱりスーパーヒーローである。
「ケータイ刑事」:27件の殺害事件に関与している凶悪犯・袴田権四郎(通称・モリアーティ)の護送という任務を命じられた舞ちゃんと五代さんは、袴田を護送車に乗せて任務に当たった。が、途中、トイレに立ち寄ったファミレス(これは袴田奪還計画の実行場所として用意されていた場所であった。)で死体を発見し、更には襲撃される。結局は、袴田の奪還計画があったものの、袴田は裏切られることになり、襲撃犯を逮捕(この時、袴田と協力し合うところがまた何とも言えない所である。)して、最初の任務を無事に果たすことになる。尚、この物語は、劇中で五代さんや舞ちゃんがスナイパーに狙われたり、銃撃戦があるというように、「ケータイ刑事」では珍しい派手な所がある物語でもありました。
「護送」という任務はボンドも銭形も、当然の如く成功しているというのは、当然ながら共通点である。が、その任務には、護送される側の計画が隠されていたという所も共通である。(が、これが無かったら、物語にはなりませんけど...)が、その隠された陰謀を暴いて、その陰謀を完全に潰していると言う所は、作品を考えたら当然であろうが、やっぱり頼りになる両者である。が、それ以外にも類似点はある。これはシリーズ作品として全体を考えた場合のことである。


違いは、類似点以上にいくらでもある。最終的には無事に護送の任務を果たした舞ちゃんに対して、ボンドは全てが陰謀と見抜き、殺しのライセンスによって処理している。また、「ケータイ刑事」では護送中に立ち寄ったファミレスが舞台となっただけであったが、後処理で逃亡したのを追いかけることになった「007」はチェコからアフガンへと派手に動いているが、これは両作の制作予算を考えたら仕方のない所でもある。が、やはり「類似点/共通点」があることの方が、「ケータイ刑事」と「007」が重なり合うということで、またまた凄い所でもある。
次回は「ゲストキャラにおける類似点」の8回目となるが、何を取り上げるかは来週のお楽しみということで...(このテーマでの連載はまだまだ続きます。)

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: 黒川芽以, 小野綾子, CHINO, もろこし村青年団, 宮原永海, 草刈正雄, 金剛地武志, ドリマックスガール, サントラ, ナミ&チヨ
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: CD
↓「護送」ということで、こういうものは如何?

囚人護送艦、流刑大陸へ〈上〉―英国海軍の雄ジャック・オーブリー (ハヤカワ文庫NV)
- 作者: パトリック オブライアン
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/05
- メディア: 文庫

囚人護送艦、流刑大陸へ〈下〉―英国海軍の雄ジャック・オーブリー (ハヤカワ文庫NV)
- 作者: パトリック オブライアン
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/05
- メディア: 文庫
ラベル:ケータイ刑事