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2007年07月19日

「ドーベルマン刑事」

表題の作品は1977年の実写映画の「ドーベルマン刑事」である。(この作品もWOWOWが放送してくれました。)「ドーベルマン刑事」と言えば、かつて「少年ジャンプ」に連載された人気漫画であり、'90'sにはOVとしても制作されている人気作品である。その「ドーベルマン刑事」が初めて漫画以外の形で登場したのが本作である。しかも、深作欣二監督、千葉真一主演ということで、これだけでもワクワクしてしまいます。(深作・千葉コンビは11年ぶりのことであった。)が、原作漫画とはかけ離れた物語になってしまって...(バイオレンス性を抑え、漫画で描かれるよりも前という時間軸上に位置する物語となった。)

作品データを記しておくと、1977年の東映京都の作品で、時間は90分である。原作は武論尊と平松伸二、監督は深作欣二、脚本は高田宏治、撮影は中島徹、美術は富田治郎、音楽は広瀬健次郎である。また、主題歌『マイ・メモリィ』を歌うのは弘田三枝子である。(出演はしていない。)そして出演は、千葉真一、ジャネット八田、松方弘樹、岩城滉一、松田英子、川谷拓三、藤岡重慶、志賀勝、小林稔侍、室田日出男、穂積隆信、鈴木康弘、阿波地大輔、星野じゅん、成瀬正、たちである。

物語は、新宿で女性の焼死体が発見された。連続殺人放火魔の仕業と断定、被害者は沖縄石垣島出身の玉城まゆみと判明した。で、石垣署からまゆみの遺骨を引き取りに、刑事・加納竜次が派遣された。しかしまゆみの母は、真弓が生きていると主張する。で、加納は事件に興味を持つ加納。そんな中、女性を人質にとって監禁するという事件が発生した。が、これは、春風美樹をマスコミに売るために彼女のマネージャーが仕組んだやらせだった。そんなこととは知らず、加納は難なく人質を救出した。が、これによって加納は芸能界のスキャンダルに巻き込まれ、命を狙われることになった...

千葉真一のアクションは相変わらず冴えているが、原作漫画の持っている「ドーベルマン刑事」という雰囲気が消えているため、名前こそ「ドーベルマン刑事」であるが、全く別物になってしまった。適当な名前を付けてやれば、そっちの方が幸せな作品になったのではないだろうか(?)

映像には'70'sの独特の雰囲気があり、制作から30年の歳月が流れた現在では、その雰囲気が面白いのだが、「ドーベルマン刑事」という作品を知っている者にはちょっとキツイところがある。よって、全く別物だと考えることにするのが良いでしょう。(知らない、という方ならばそういう心配は無いですが、本作を「ドーベルマン刑事」だと認識しちゃうと、漫画の方に違和感を覚えてしまうでしょうから、これもちょっと問題だ...)漫画の方は人気があったのに、映画がシリーズ化されなかったのも、本作を見たら良く分かる所です。が、こういう所があるのも'70's作品らしいところなんですが...(まあ、人気漫画と別物ということで楽しみましょう。)

↓漫画(一部だけですが...)
ドーベルマン刑事(デカ) (1) (集英社文庫―コミック版)

ドーベルマン刑事(デカ) (1) (集英社文庫―コミック版)

  • 作者: 武論尊, 平松 伸二
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫

ドーベルマン刑事(デカ) (18)

ドーベルマン刑事(デカ) (18)

  • 作者: 武論尊, 平松 伸二
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 文庫
↓本作ではなく、'96年に制作された竹内力主演のOVです。(本作はビデオも無い...)
ドーベルマン刑事

ドーベルマン刑事

  • 出版社/メーカー: マクザム
  • 発売日: 2001/08/24
  • メディア: DVD
posted by MEICHIKU at 18:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(邦画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

恋日・ニュータイプ・4話[改訂版]

MBSでの「恋する日曜日 ニュータイプ」も今回が第4話となったが、この物語は「ニュータイプ」の転換点を迎えた物語である。その第4話は「スプーンを曲げろ」という物語である。「超能力」と言えば「スプーン曲げ」と言うように、「超能力」の代名詞のようになっているネタであるだけに、必ずネタとして使われると予想されたものであるが、それの登場です。が、それを転換点の物語で使うとは、十分計算していたのでしょうね。それでは、(今更ながらの)ネタバレありと長文の本編に行きます。(BS-iの本放送時に記したものは、ここをクリックすればご覧頂けます。)

ユリと下良の物語なので、頭にナレーションが入る。「多々野ユリ、16歳、超能力者。だが、彼女は自分の能力にまだ気がついていない。下良隆三、ハイパーサイエンス研究所所長。彼は自分に超能力がないことを隠している胡散臭い男である。これは、そんな二人が究極の超能力者・みのるの持つ莫大な財産を譲り受けようと悪戦苦闘する、おかしくもほろ苦い、ハイパーサイエンス・ドラマである。」続いて、奈央ちゃんの歌う主題歌るんるん「片翼の神」が流れ、それから本編になります。(ナレーションが30秒、主題歌が2分ということで、ドラマ本編は23分です。)

今回の物語は、主題歌が終わるといきなりサブタイトルが出るということで、ここも違っている。最終話まで見たら、この物語が特異な物語であることも分かるが、それをサブタイトルの出し方に暗示している所もまたちょっとしたツボである。(サブタイトルのバックの絵の具の色は、多々野ユリの物語ですから「」です。)

下良ハイパーサイエンス研究所。オムライスを食べようとしているユリが、スプーンを手に握って念じようとしている(?)と思ったらそうではなく、(何もせずに)「レストランいっただきま〜す」と言ってオムライスを食べ始め、一口口に運ぶと「ん〜っ、美味しい!」一方、下良はスプーンを指で挟んで持っていて、念じようとしている。それを見たユリは「下良さん、食べないんですか、カレー?」とユリが尋ねる。(ユリはオムライスなのに、どうして下良はカレーなの?→作ったのではなく、出前を取ったということなんでしょうね)これに下良は「その前に、これでやるべきことがあるじゃないか」と言って色々とポーズを変えて念じている。ユリは「ああっ、コップの水でカラカラとしたいんでしょう。今、取ってきますね」と言って立ち上がるユリ。これに下良が「いいや、違う違う違う違う。スプーンと言えばスプーン曲げだろうが」と、「超能力」と言えばこれというこの台詞を口にした。が、ユリは「スプーン曲げ?」「君はスプーン曲げを知らないのか?」と下良は言うとスプーン曲げの説明をする。「1970年代に一大ブームを巻き起こしたあのスプーン曲げだぞ」これにユリは「私、平成生まれなんで...」(多々野ユリ、16歳。とナレーションが言っているので、1990年生まれなんでしょう。ちなみにユリを演じている南沢奈央さんも1990年生まれです。)で「平成生まれ?若い...」と卒倒しそうになる下良だった。

気を取り直した下良はスプーン曲げの説明をする。で「超能力の一種だな」と言ったことから、ユリはみのるからもらった携帯電話携帯に付いている曲がったスプーンのストラップの意味に気づいた。「このスプーン、何で曲がっているんだろうと思っていました。」と言うユリ。(まあ、気づいたということでよしとしましょうか...)で「見せてくださいよ、スプーン曲げ」と下良にお願いするユリ。「サイコメトリーやテレポーテーションまで出来る下良さんじゃないですか。スプーン曲げなんか、ちょちょいのちょいのちょいちょいですよね」とまで言う。が、下良は話をそらそうとして「カレー美味そうだねぇ。食べよう」と言うが、ユリは「スプーン曲げ、見たい」と言って下良を離さなかった。で、根負けした下良は仕方なくスプーン曲げを始めることにしたが「私ぐらいのレベルになると、自分で持たなくても曲げることが出来るんだよ」と言ってスプーンをユリに持たせると「曲がれ〜」と念じ始める。ユリがじっとスプーンを見つめているだけだったので「ご一緒に」と言って一緒に「曲がれ〜曲がれ〜」。ユリが「曲がれ」と強く念じるとスプーンは見る見る間に曲がっていった。で「下良さん、凄い!」と感激のユリは「まるで自分が曲げたみたい」と言うが、その通りです。が、下良は「まさか、そんなはずはないじゃないか。あくまでもが曲がれ曲がれと念じたから曲がったんだよ」と言って笑い出す。ユリも何の疑問も持たずに「ですよね」と納得していた。

そうしていると携帯が「わしじゃ、わしじゃ」と着信を知らせる。「あっ、スタンプおじさんだ」と言って携帯を開くユリ。いつものように「わしじゃ。今回のミッションを送るから、しかとお聞き。終わり」ということで「さあ来い、ミッション来いよ」と口にする下良。ユリは直ぐにテレパシーでミッションを受け「来ました」から「じゃあ行きましょう」と言う。で、お約束の下良の「その前に」ということでユリにミッションを言わせる。ユリも「また確認ですか」とすっかり馴染んでいる。「決まりだからな」ということで、ここは所長権限でユリを手名付けてしまったようでした。で、「匙曲温泉(さじまがりおんせん)に困っている少年がいるから助けてやりなさい」とミッションを語るユリ。これに「今度はいい気分(温泉)温泉か」と喜ぶ下良。すかさず「聞こえてたんですよね」と突っ込むユリ。しかし「もちろん聞こえてたよ。さあ行こう」と、相変わらず要領の良い下良は飛び出していこうとする。ユリは「カレーとオムライス...」と言うが「カレーは温泉でも食べられるよ」と下良。で二人は飛び出して行った。ダッシュ(走り出すさま)

匙曲温泉にやってきた二人。「いいですね、このひなびた感じ」とユリは何度も「ひなびた」という言葉を繰り返していた。そうしていると、「エスパー田所 魅惑の超能力ショー!旅館「函嶺(かんれい)」に伝説のスプーン曲げ少年がやってくる」というポスターを見つけたユリ。「少年って言うか中年じゃん」と突っ込むユリ。一方、下良は「おおーっ、エスパー田所じゃん」とエスパー田所のことを知っていた。彼は'70年代のスプーン曲げブームの時に世界的に注目を集めた天才少年('70'sに「スプーン曲げ」で注目を集めたのは清田益章少年でしたね。)であり、当時、テレビや雑誌に引っ張りだこで、マスコミが彼を取り上げない日はなかったぐらいだった。「でも、今は全然出ていないですよね」とユリ。で、下良が「ある時彼は...」と何かをあったことを語ろうとする。が、その時、子供たちが喧嘩をしている声を耳にした二人は、そっちへ駆け寄って行った。

河原でメガネの少年・新吉が体格の良い少年・まことたち3人にいじめられていた。ユリが「こらっ、何やってるの」と止めに入る。すると3人の少年たちは逃げてダッシュ(走り出すさま)行った。ユリは「大丈夫?怪我はない?」と優しく声をかけるも、新吉は何も言わない。で、「多々野くん、子供の扱いは任せなさい」と下良が出てくると「僕ちゃん、あなたのお名前、何てのかなぁ?」しかし新吉は「人に名前を尋ねる時は自分から乗るのが礼儀だろう」(あの生意気な小学生検事正・多摩川ドイルと同じことを言いましたね。(From「ケータイ刑事」))これに「これは失礼しました」と言う下良は腰を屈めて名刺を取り出し、いつもの名乗りを始める。「ハイパーサイエンス研究所から来ました」「ユリです」「下良です」という連係プレーを見せる。すると「もしかして、ユリ・ゲラーの親戚?」と新吉。で、「ううん、ただのユリよ」「なんだ、ただのユリか、ややこしい」とお約束でした。が、「ちっ(怒った顔)悪かったわね」と反撃の一言を口にしたユリでした。

で、下良は「大人が名乗ったんだから、君も名乗りなさい」と言うと「田所新吉」と名乗る少年。すると「君はもしかしてエスパー田所の...?」と下良。で、「父ちゃんのこと、知ってるの?」ということで、新吉はエスパー田所の息子だった。新吉は父と一緒に日本中を旅して回っていた。父のような偉い超能力者になるのが夢だと言う新吉。が、まだまだ修行が足りず、毎日やっているのにスプーンは曲げられないのだった。ユリは「このおじさんも超能力者なんだよ」と言うが「でも父ちゃんには適わないよ。だって父ちゃんは世界一の超能力者だもん」と新吉。これに「世界一か」と下良の表情は曇っていたが、やはりエスパー田所のことを知っていた上での発言でした。で、新吉は父の所に二人を連れて行く。(そこはポスターにあった旅館・函嶺だった)

旅館ではエスパー田所が風呂掃除をしながら社長からお金を借りていた。(かなり前借りをしていた。)しかも年々観光客が減っていて旅館の経営は厳しく、今日が出たら来週のスケジュールはキャンセルと言われてしまい、「今時スプーン曲げなんて流行らないんだよ」とボロクソに言われてしまう。そんな所に「父ちゃん!」と言って新吉がユリと下良を連れてきた。で、下良のことを「このおじさんも超能力持ってるんだって」と紹介した。

下良がエスパー田所と話をしている間、ユリは新吉とかくれんぼ。じゃんけんで負けて(ユリは手(グー)グー、新吉は手(パー)パーでした)鬼となったユリは「1〜、2〜、3〜」と数え始めるが、4からは「45678910」とスピードアップ右斜め上して数えている...で「もういいかい」で新吉を追い始め、いくつかの客室の扉を開けていた。(でも、旅館でこういう遊びをするのは...)

ある部屋の障子越しに隠れた新吉だったが、それを見つけたのはこの旅館の息子のまことだった。「お前にいいもの見せてやる」と言って週刊誌を渡すまこと。そこにユリが現れ「新吉くん、みっけ」更にまことを目にしたユリは「あっ、いじめっ子」と言う。これにまことは「バーカ」と言うと逃げて行ったダッシュ(走り出すさま)。で、新吉はまことから受け取った週刊誌(「週刊現実」という雑誌名でしたが、こういう所も「ケー刑事・ワールド」に繋がるセンスです。)を「これ見て」とユリに渡す。「何て書いてあるの?俺、字読めないからさ。変わりに読んでくれよ」と頼む。(新吉は小学生ぐらいですが、字が読めないって、文盲率の低い日本ではちょっと考えられません。ということは、新吉は就学前と考えるのが妥当ですね。)「うん」と言うユリだったが、記事を見たユリの表情はバッド(下向き矢印)曇ってしまった。そこに下良とエスパー田所がやってきた。で、新吉は「父ちゃん」と言って父の所に行き、下良がユリの側にやってくる。

下良はユリに「困っていることは何もない」という返事だったことを伝えた。(でも、みのるのミッションは「困っている少年」だったので、父親に聞いても分からないと思うのですが...)がユリは「あると思います」と言って週刊誌の記事を下良に見せる。その記事は「伝説のスプーン曲げ少年 さびれた温泉街で未だにご活躍」というもので、現在のエスパー田所のことを記したものだった。(文中には「エスパー田所はインチキだった」という文字もあった。)「知ってたんですか?」と尋ねるユリに、下良は過去の話を語る。当時、エスパー田所はタレント並みの人気だった。ある日「エスパー田所はインチキだった」という噂が流れ始め、あるテレビ番組でトリックを暴かれてしまった。(半ズボンを履いて子供になっている半海さん、やってくれます。)エスパー田所に気づかれないように舞台裏に仕掛けられた隠しカメラがスプーン曲げの様子を一部始終撮影していて、エスパー田所は背中でスプーンを力で曲げていたことがばれてしまったのだった。それで超能力ブームは急速に終わりバッド(下向き矢印)を迎え、エスパー田所は世間から忘れられていったのだった。で、新吉がいじめられていたこともこのことと関係があると察知したユリだった。(ここでAパート終了。経過時間は14分を過ぎた所でした。よってBパートは11分少しということになります。)

真実を知ったユリはエスパー田所の所に行き「酷いじゃないですか、騙しているなんて」と詰め寄り、「本当のことを話した方が良いんじゃないですか。いつまでも隠し通せる訳無いし」と進言するが「五月蠅いなあ、分かってるんだそんなことは」とエスパー田所。しかし新吉の顔を見ると何も言えなくなってしまうのだった。これに「じゃあ、このまま偽のスプーン曲げを続けるんですか?」と尋ねるユリ。エスパー田所はその場に座り、スプーンを手にして「親子二人、他にどうやって食べていけば良いんでしょうかねぇ」と開き直って言う。(高校生のユリはまだまだ世間の厳しさが分かっていない所でもありますが、純粋な心を持っているということも分かります。)で、ユリは返す言葉がなかった。そうしていると「父ちゃん、そろそろ出番だよ」と新吉が駆けてきた。で新吉に「おう、任せておけ」と威勢の良いことを口にして笑顔を新吉に見せるが、新吉がいなくなると「これしかないんだ」と苦しい胸の内をユリに漏らし、舞台に向かった。

宴会場では社長の司会進行でショーが始まっていた。社長が「あの少年が帰ってまいりました。エスパー田所のスプーン曲げショーでございます」と言ってエスパー田所が舞台に出てきてショーが始まった。エスパー田所は「今宵は皆さんを神秘的な超能力の世界にお連れいたします」と言ってスプーン曲げを始める。(ユリと下良は舞台袖からじっと見ていた。)まずは「普通の固いスプーンでしょう」と言って客にスプーンを確かめさせ、それを客から受け取ると舞台に戻り、念じ始める。で、曲がったスプーンを客に見せ拍手喝采。が、舞台袖のユリは「本当に曲げたようにしか見えないですね

続いて2本目に入るエスパー田所。「今度は捻れたように曲がっていきます」と言うが、舞台袖の下良はユリに「指先をよく見ていろよ」とそっと囁く。念じ始めたエスパー田所、言ったように捻れたようにスプーンは曲っていくが、舞台袖のユリは「あっ?」と声を上げた。下良は「目の錯覚を利用しているんだ。最初から捻れているの手でを隠し、徐々に回転させる。そうすることでスプーンがあたかもねじ曲がっていったように見せる」とユリに解説する。これにユリは「新吉くんが知ったら...」と新吉のことを考えると気持ちは右斜め下曇るばかりだった。

ショーは続いていて「それでは3本目です」と言うエスパー田所だったが、そこに「ねえ、このスプーンでやってよ」と客席から子供の声がした。それはまことだった。「タネも仕掛けもないんでしょう。だったらこっちのスプーンでもできるよね」と言いながら舞台のエスパー田所の側にやってくる。更に「それともそっちのスプーンに何か仕掛けでもあるのかなぁ?」と言い、エスパー田所は困り果ててしまう。客席からも「やってみせろ」「証明して見せろ」と言う声が飛ぶ。が、躊躇してやろうとしないエスパー田所。で、ヤジが次々と飛び始める。そこに「そうだよ、やって見せてよ父ちゃん」と言って新吉が舞台に駆け寄ってきた。「バカにするなよな。父ちゃん、世界一の超能力者なんだぞ」と言ってまことの手からスプーンを奪い、「こんなスプーン、曲げちゃってよ、ねっ」と言ってそれを父に渡す。で、客席からは拍手が起こる。で、エスパー田所は「それでは」と口にして始めようとするが、困惑の表情は消えていなかった。指先でスプーンをさすり始め、色々と念じているように振る舞うが、突然頭を抱えてその場に腰を下ろすと「ダメだよ、出来ないよ」と口にした。すると「ほうら、やっぱしインチキじゃん」とまこと。が、新吉が「俺がやるよ」と言って父からスプーンを奪うと「曲がれ、曲がれ」と念じ始める。

それを見たユリは「下良さん、曲げてあげてください」と言うが「いや、しかし...」と驚く下良。これにユリは「お願いします。念じてください、スプーンが曲がるように」と再度お願いする。で、仕方なく手を貸そうという素振りをする下良。ユリも「お願い、曲がって」と両手を握って念じる。すると、新吉の手にあったスプーンが曲がった。がく〜(落胆した顔)驚くユリがく〜(落胆した顔)、下良がく〜(落胆した顔)、新吉がく〜(落胆した顔)、エスパー田所がく〜(落胆した顔)、社長がく〜(落胆した顔)、まことがく〜(落胆した顔)。「父ちゃん、見てよ。曲がったよ」と新吉。すると客席からは万雷の拍手が起こった。ユリも「やったぁ、下良さん、ありがとう」と下良が念じたものと信じているユリはお礼を言う。これに下良は「いやぁ...」と苦笑いを浮かべるだけだった。

ショーが終わり楽屋に戻ったエスパー田所。「新吉、おめえ凄いぞ。いつのまにあんな...」と新吉に驚いている。そこに社長がやってきて「テレビ、新聞、雑誌みんな飛びついて来やがったよ。お前ら超能力親子を取材したいと言ってきた」と伝え、「超能力親子」として売れると判断した。で、「一年中旅館のステージで契約してもらおうかなぁ」と態度が一変していた。これにわーい(嬉しい顔)喜ぶエスパー田所。新吉も「父ちゃんと一緒にショーが出来るんだね」と実にわーい(嬉しい顔)嬉しそう。で、「乾杯だ」と言う社長が席を外す。エスパー田所と新吉は大喜びで笑顔で笑っていて、それを見たユリは「良い人助けになりましたね」と言うが、下良は「どうかなぁ?」と複雑な表情をしていた。

エスパー田所は「しかし、お前も隅に置けないな、いつから気がついていたんだ?」と問うが「何を?」と新吉。で「父ちゃんのスプーン曲げがインチキだってことをさ」と言い、新吉のトリックを全く見抜けなかったと言うエスパー田所。が「トリックって何だよ。何のことだよ。俺、本当にスプーン曲げが出来るようになったんだよ。父ちゃんみたいな本物の超能力者に成れたんだよ」と新吉。しかし呆れ顔のエスパー田所は「バカっ。超能力なんて、この世にあるわけ無いだろう」と口にする。これに「がく〜(落胆した顔)えっ?」と驚く新吉。で、スプーンを手にしてそれを念じて曲げようとする。が、スプーンは曲がらない。「あれっ?どうして。さっきは出来たのに...」と新吉。それを見たユリは下良に「下良さん」と言って力を貸すように言うが、下良は背を向けたまま首を横に振るだけだった。

エスパー田所はこれからトリックのネタを新吉にドンドン仕込むと言い、更に「勘弁してくれと言うまで稼いでやる」と言って笑い出すが、曲がらないスプーンを持ってさすっている新吉、それを見つめているユリと下良の表情はドンドン右斜め下曇っていく右斜め下だけだった。

ハイパーサイエンス研究所に戻ったユリと下良。ユリは落胆の表情でソファーに身を投げ出してしまった。下良は「マスコミに踊らされ、エスパー田所もある意味犠牲者なのかも知れない。新吉くんにとっては真実を知った方が良かったのかも知れないよ。長い目で見ればね」と振り返る。(いつの日かユリが自分には超能力が無いということを知った時、どう対処するのか、それを暗示しているのだが、結局13話でもユリはそれに気づかなかったので...)

そうしていると「わしじゃ、わしじゃ」とみのるの着ボイスが携帯電話携帯から届いた。で、内ポケットから携帯を取りだしてユリに渡す下良。ユリが携帯を広げて出ると「わしじゃ。それもまた人生。ポン!」といつものスタンプ・ゲットと思いきや、「終わりと言いたいところだが、全然人助けになってはいないではないかちっ(怒った顔)」といつもとは違って続きがありました。さらにみのるは続け「よって、今回はスタンプは没収じゃ」と伝えた。で「がく〜(落胆した顔)没収?」と驚くユリと下良。慌ててスタンプカードを開いてみると、3個あったスタンプの1つが消えてしまい、スタンプの数は2個になってしまった。で、バッド(下向き矢印)落ち込む下良ふらふらは「あ〜あ、これでまた国家予算が遠のいてしまった」とボヤき、ユリはマラカスを手にして「それだけじゃないですよ。今日はいつものこれが出来ません」とバッド(下向き矢印)落ち込みました。下良も「せっかく用意したのにな...」とぼやくだけだった。(ということで、今回は「いただき、マンボ!」はありませんでした。)更に画面に「Mission complete」と出るものの、クイズの不正解の「ブブー」と言う音が流れ、そこに赤いバッテンが付きました。

今回の物語は、完全に今までとは違う物語となり、「恋日・ニュータイプ」という作品の存在を大きくアピールすることになりました。何せ、ここまでの3話は「ケータイ刑事」をベースとした物語で、その延長線上の発想でしたが、今回の「スタンプ没収」というのは見事にやってくれました。4話となると、物語のパターンにも慣れてきて、中だるみが起こってもおかしくないのだが、こういう形で既成のフォーマットを打破し、マンネリにならない所は流石は丹羽P作品です。

「超能力」をネタにした作品ということで、必ず出てくると思われた「スプーン曲げ」のネタですが、誰もが知っている「スプーン曲げ」だからこそ、スタンプ没収という型破りを行ったと思われるが、こんな形の物語が出てくるのだから本作にも見事に填ることになりました。で、全13話で物語は終了したが、スタンプラリーの方は決着が付いていない。「ニュータイプ・2nd.」の制作を大いに期待したい所である。

次回の物語は「ばあちゃんを救え」という物語である。この物語は多々野ユリと下良が登場しない物語である。次回予告で「ここにやって来たのはお主で6人目じゃ」とみのるが言っていたが、OP主題歌の所に「NEW TYPE 0006」として出てくる田中有紀美さん演じる中園有紀が主役の物語です。(しかし、中園有紀が登場する物語はこれ1本である。)で、切ない物語に突入していくことになり、「ケータイ刑事」テイストの物語であるが、一気に「恋日」の名前がある事に恥じないシリアスな物語となります。(単に多々野ユリと下良が登場しない、別の主役がいる、ということで「恋日」のオムニバス形式が出ている、というものではなく、切ない物語となります。)→筆者が本作に「恋日」の名前があることを認めた物語である。尚、田中有紀美さん演じる中園有紀はその後の物語には全く登場しないが、それは物語の結末を見れば納得できます。1回だけの登場にしてしまうなんて、ちょっともったいない所でもありました。(「ニュータイプ・2nd.」が制作されても中園有紀の再登場は無いでしょう。そういうエンディングです。→無理矢理出すことは出来るけど、それだけは絶対にしないで欲しい所ですが、丹羽Pは十分分かっているでしょう...)

みのる超能力教室。いつものように「わしじゃ」と言って椅子に座っているみのる。「埼玉県川口市、けんじ君からの質問じゃ」といってハガキによる質問に答えるみのる。(が、このハガキの宛先は〒XXX-0000 みのるさま、とあるだけでした。)「どうして曲げるのはスプーンなんですか?フォークじゃダメなんですか?日本人ならを使うべきじゃないですか?」という質問でした。これに笑いながら「それはそうだなぁ」と言うと「それもまた人生」と答えるだけでした。(結局「それもまた人生」という言葉が重く感じられることになりました。いや、この言葉で誤魔化しているだけ?)→箸はともかく、「フォーク曲げ」というのは思ったこともある筆者ですが、答えは分かりませんでした。(強いて言うと、曲げた後にそれを投げたら危険だから使わない、ということでしょうか?)→どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

↓「恋する日曜日」(本作とは全く別物と考えましょう)
恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBSビデオ
  • 発売日: 2004/11/05
  • メディア: DVD

恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/02/07
  • メディア: DVD
恋する日曜日 文學の唄 ラブストーリーコレクション

恋する日曜日 文學の唄 ラブストーリーコレクション

  • 出版社/メーカー: KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(D)
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: DVD
↓「スプーン曲げ」ということで...
職業欄はエスパー

職業欄はエスパー

  • 作者: 森 達也
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 文庫
平和のためのスプーン曲げコース―スピリチュアル・ピースメーカー

平和のためのスプーン曲げコース―スピリチュアル・ピースメーカー

  • 作者: ジェームス トワイマン
  • 出版社/メーカー: ナチュラルスピリット
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本
スプーン曲げに夢中 SPOONS BEND IN ENCHANTING CURVES

スプーン曲げに夢中 SPOONS BEND IN ENCHANTING CURVES

  • 作者: 板垣 真理子, Eric Rutledge
  • 出版社/メーカー: 彩流社
  • 発売日: 2005/11/15
  • メディア: 単行本

ナポレオンズのマジック・究極のタネあかし―スプーン曲げから降霊術までプロのマル秘テクニックを初公開!

  • 作者: ナポレオンズ
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1990/11
  • メディア: 単行本
魔法のブラックボード

魔法のブラックボード

  • 出版社/メーカー: テンヨー
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↓ひなびた温泉(匙曲温泉はありませんが...)
秘湯&ひなびた一軒宿 全国編

秘湯&ひなびた一軒宿 全国編

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: JAF出版社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本

関西温泉のすべて―鄙びた温泉から大温泉まで一九一湯。その効能と味覚。

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ナンバー出版
  • 発売日: 1988/02
  • メディア: 単行本

新版 ひなびた温泉郷の宿―全国の秘湯220選

  • 作者: 藤代 恵也
  • 出版社/メーカー: キョーハンブックス
  • 発売日: 1988/04
  • メディア: 単行本
↓「インチキ」ということで
わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス

わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス

  • 作者: ロバート・L. パーク
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2001/03
  • メディア: 単行本
インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説

インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説

  • 作者: マーティン・ガードナー
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2004/08/24
  • メディア: 単行本

健康法、インチキ民間療法の科学

  • 作者: 三輪 明
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
インチキ霊能力者にダマされるな!―正しい霊能の見分け方、使い方を公開!

インチキ霊能力者にダマされるな!―正しい霊能の見分け方、使い方を公開!

  • 作者: 松林 秀豪
  • 出版社/メーカー: アクア出版
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本
インチキな反米主義者、マヌケな親米主義者

インチキな反米主義者、マヌケな親米主義者

  • 作者: ジャン=フランソワ・ルヴェル, 薛 善子
  • 出版社/メーカー: アスキー・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本

麻雀―最新高等戦術・インチキテクニック・接待麻雀 (1961年)

  • 作者: 浜 芳太郎
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1961
  • メディア: −
↓「没収」ということで...

現代社会における没収・追徴

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 信山社出版
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: −

預金封鎖―歴史は繰り返す財産没収のサイクル

  • 作者: 太田 晴雄
  • 出版社/メーカー: オーエス出版
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 単行本

GHQに没収された本―総目録

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: サワズ出版
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: −
↓'70'sに関して
まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ~文具・学校編~

まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ~文具・学校編~

  • 作者: 初見 健一
  • 出版社/メーカー: 大空出版
  • 発売日: 2005/12/10
  • メディア: 文庫
まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ~食品編~

まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ~食品編~

  • 作者: 初見 健一
  • 出版社/メーカー: 大空出版
  • 発売日: 2005/07/01
  • メディア: 文庫
BACK TO BASICS 70年代ソウル

BACK TO BASICS 70年代ソウル

  • 作者: ソウルロマンチカ
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 1997/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
青春パズル70’s―ビバ!俺たちの70年代

青春パズル70’s―ビバ!俺たちの70年代

  • 作者: 寺崎 美保子, 真野 清美
  • 出版社/メーカー: 一艸堂
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本
ぼくらの60~70年代宝箱

ぼくらの60~70年代宝箱

  • 作者: 黒沢 哲哉
  • 出版社/メーカー: いそっぷ社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本
70年代マンガ大百科―こんな名作・快作・珍作があったのか!

70年代マンガ大百科―こんな名作・快作・珍作があったのか!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓こういうスプーンを曲げて貰いたい所です。
Benetton メジャースプーン C-8506

Benetton メジャースプーン C-8506

  • 出版社/メーカー: Benetton(ベネトン)
  • メディア: ホーム&キッチン
ScanWood スプーン 25cm 91

ScanWood スプーン 25cm 91

  • 出版社/メーカー: ScanWood
  • メディア: ホーム&キッチン
森からの贈り物 自然が大好き ◆サオの木 スプーン(大) 5本組 5SS42SW

森からの贈り物 自然が大好き ◆サオの木 スプーン(大) 5本組 5SS42SW

  • 出版社/メーカー: 籐芸
  • メディア: ホーム&キッチン
森からの贈り物 自然が大好き ◆シタンの木 子供スプーン (大) 5本組み 5CS40SK

森からの贈り物 自然が大好き ◆シタンの木 子供スプーン (大) 5本組み 5CS40SK

  • 出版社/メーカー: 籐芸
  • メディア: ホーム&キッチン
↓みのるにはこれを曲げて貰いたい...
Coo Foo Goo フォーク L ZA-8003

Coo Foo Goo フォーク L ZA-8003

  • 出版社/メーカー: クーフーグー (Coo Foo Goo)
  • メディア: ホーム&キッチン
森からの贈り物 自然が大好き ◆サオの木 フォーク(大) 5本組 5SF29SW

森からの贈り物 自然が大好き ◆サオの木 フォーク(大) 5本組 5SF29SW

  • 出版社/メーカー: 籐芸
  • メディア: ホーム&キッチン
カニフォークハサミ

カニフォークハサミ

  • 出版社/メーカー: アーネスト
  • メディア: ホーム&キッチン
Coo Foo Goo 菜箸 ZC-7227

Coo Foo Goo 菜箸 ZC-7227

  • 出版社/メーカー: クーフーグー (Coo Foo Goo)
  • メディア: ホーム&キッチン
SATO 天ぷらメータ 箸型 1719-00

SATO 天ぷらメータ 箸型 1719-00

  • 出版社/メーカー: 佐藤計量器製作所
  • メディア: ホーム&キッチン
くまのプーさん 和風 塗箸入りハシ箱セット(18.0cm) ANBG3

くまのプーさん 和風 塗箸入りハシ箱セット(18.0cm) ANBG3

  • 出版社/メーカー: スケーター
  • メディア: ホーム&キッチン
posted by MEICHIKU at 12:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CYNDI LAUPER『SISTERS OF AVALON』

表題のアルバムは1996年に発表した彼女の5th.アルバムである。(彼女の場合、もっと数多くアルバムをリリースしているように思うが、意外と少ないのです。)このアルバムも3年ぶりのアルバムということになった。が、サウンドの方は大きく変わり、明るく楽しい'80'sポップスではなく、アーティストとして成長した全く別人のCYNDIがここにはいる。明るく楽しい一面もあるが、それ以上にアーティストとしての彼女の才能が詰まっている。'80'sの彼女のサウンドのつもりで聴こうと考えるのは止めましょう。

収録曲は以下の全13曲である。(日本盤のみ『Early Christmas Morning』が追加収録されていて14曲になっています。)『Sisters Of Avalon』『Ballad Of Cleo & Joe』『Fall Into Your Dreams』『You Don't Know』『Love To Hate』『Hot Gets A Little Cold』『Unhook The Stars』『Searching』『Say A Prayer』『Mother』『Fearless』『Brimstone And Fire』『Lollygagging』。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーの『Sisters Of Avalon』、落ち着いて腰を落として聴くことが出来る『Hot Gets A Little Cold』、そしてノリの良い『Mother』、意外と骨のある『Fearless』という辺りをピックアップしておく。

'80'sのCYNDIの派手な所は影を潜めているが、CYNDIらしいノリは健在であるが、随分と大人になったという事を感じさせてくれる。'90'sになって、更に一回りも二回りも大きくなった彼女の姿がここにあって、何の心配もなく、安心して楽しみながら聴くことが出来るアルバムである。セールスの点ではさっぱりで、アルバム・チャートの方もレギュラー・チャートで辛うじてTOP 200内に顔を見せたものの、成績を考えると失敗と言われることになるが、あのCYNDIのパフォーマンスに大人の落ち着きが加わり、派手な所は控えめになったものの、存在だけで十分存在感を示してくれる。セールスが全てではないことを教えてくれるアルバムである。

Sisters of Avalon

Sisters of Avalon

  • アーティスト: Cyndi Lauper
  • 出版社/メーカー: Epic
  • 発売日: 1997/04/01
  • メディア: CD
posted by MEICHIKU at 00:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(洋楽) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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