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2007年07月21日

CULTURE CLUB『WAKING UP WITH THE HOUSE ON FIRE』

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの3rd.アルバムである。前作のアルバム「COLOUR BY NUMBERS」が超ヒットを記録したことで注目されたが、本アルバムは今ひとつという結果になってしまった。(それでも全英では最高位2位を、日本でもオリコンで最高位4位を獲得する大ヒットになった。アメリカではBillboardで最高位26位、年間チャートのTop 100にはランクインしていない。)これは、アルバムごとにファッションだけでなく音楽の方でもスタイルを変えていて、そのスタイルに拒否反応が出てしまったというためである。何せ、ジャケットを見たら直ぐに分かるボーイ・ジョージの真っ赤な髪(今までとは別人に見える)は衝撃的でした。が、新しいことに挑戦していくという姿勢は否定されるものではないのですけど...

収録曲は以下の全10曲である。『Dangerous Man』『The War Song』『Unfortunate Thing』『Crime Time』『Mistake No. 3』『The Dive』『The Medal Song』『Don't Talk About It』『Mannequin』『Hello Goodbye』。

この中からのシングル・ヒットは、『The War Song』(全英・最高位2位、全米・最高位17位(年間TOP 100にはノーランク))と『Mistake No. 3』(全米・最高位33位(年間TOP 100にはノーランク))が生まれているが、前作の勢いを思ったら、伸び悩んでしまった。当時、前作と比較されて「地味だ」と言われ、挙げ句の果てには「C.C.は終わった」とまで酷評されたことを思えば、全米TOP 40ヒットを達成しているのだから、チャート成績は悪くないのですがねぇ。(とにかく「ダメ」という悪評が立つと、好評の場合と違ってあっという間に広がってしまいますからね...)

筆者のお薦め曲は、日本語で「戦争反対」とボーイ・ジョージがカラオケ歌っている『The War Song』。反戦をテーマに掲げて、それを訴えているという所は共感できる。(ただ、そのボーイ・ジョージは後に色々とトラブルを起こし、事件を起こして逮捕されるということになってしまい、それによってせっかくの良いものも封殺されるようになってしまったのが残念である。)そして珠玉のバラード・ナンバーである『Mistake No. 3』、日本人ならば結構耳にしたことのある『Don't Talk About It』というところでしょうか。(結構、当たり外れが大きいのですよね、このアルバムは...)

結局、彼らは「COLOUR BY NUMBERS」という傑作を発表した時点でピークに達していたという結果論的な言葉で語られるが、それは内容とセールスの両方を加えた評価によるものである。たしかに、それには及ばないものの、本アルバムのメッセージ性やメロディ・メーカーとしてのB.ジョージはもっと高い評価が行われてもいいものである。アルバム自体は今ひとつでも、将来の方向性を記す意味では意味のあったアルバムである。(が、結局その期待に応えることは無かったですが...)

Waking Up with the House on Fire

Waking Up with the House on Fire

  • アーティスト: Culture Club
  • 出版社/メーカー: Virgin/Epic
  • 発売日: 1992/06/29
  • メディア: CD
↓4曲のボーナス・トラックが追加されているではないですか...
Waking Up with the House on Fire

Waking Up with the House on Fire

  • アーティスト: Culture Club
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2003/10/07
  • メディア: CD
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2007年07月20日

「X THE UNKNOWN」

表題の作品は1956年のイギリス映画の「怪獣ウラン」である。この作品は、イギリスでホラー映画を続々と制作したハマー・プロダクションが制作した怪獣映画である。(怪獣映画と言っても、ホラーの要素がある作品である。)前年の「原子人間」が大ヒットとなったことから新たな道に進んでいくことになったが、'50'sという時代ならではのアイデアに満ちた作品となっている。また、白黒映像ということで、ホラーの醍醐味である怖さが出ている。76分という中尺の作品であるが、この分野で道を開いたハマー・プロの作品らしく、このジャンルでは古典の名作に数えられる作品である。

映画データを記しておくと、原案はジミー・サングスター、監督はレスリー・ノーマン、脚本はジミー・サングスター、撮影はジェラルド・ギブス、音楽はジェームズ・バーナードである。そして出演は、ディーン・ジャガー、エドワード・チャップマン、レオ・マッカーン、ウィリアム・ルーカス、アンソニー・ニューリー、ジョン・ハーヴェイ、ピーター・ハモンド、マイケル・リッパー、たちである。

物語は、イギリス・スコットランドで軍がガイガー・カウンターの訓練をしていると、謎の爆発が起こって兵士の一人が放射能火傷を負った所から始まる。原子力研究所が調査に乗り出すが原因は不明のままであった。やがて、第二の事件が起こり、それは放射能を吸収して成長する不定形生物であり、地下のウラン鉱が生命体となった怪獣ウランだった。原子力研究所は放射能破壊装置を苦心の上開発し、怪獣ウランを倒す作戦を実行したが...

本作が公開された当時、怪獣と言えばゴジラもそうであったが、とにかく「放射能」に何かと繋がる設定ばかりであったが、これも時代だったのでしょうね。が、本作は「怪獣ウラン」が登場するものの、怪奇現象という側面で捕らえて描いているということで、「怪奇大作戦」のような雰囲気もある。また、ホラー作品という雰囲気もある。(怪獣映画と言えば、町を破壊して暴れる、というものばかりではない。)

50年以上も昔の作品ということで、劇中に登場する様々なものが古びているのは仕方のない所であるが、ホラーの要素と怪獣の要素が混ざっていて、なかなか面白く仕上がっている。ホラー映画がお好きな方にも、怪獣映画がお好きな方にも見てもらいたい作品である。

怪獣ウラン

怪獣ウラン

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2003/11/07
  • メディア: DVD
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快傑ハリマオ(第1部・魔の城)

KBS京都が4月から放送を始めた「快傑ハリマオ」の第1部が終了したということで、久しぶりにこれを記すことにする。尚、この作品は1960年の4月から日本テレビ系で最初の放送が行われた作品なので、47年という時間が流れての放送ということになる。尚、この作品は、最初の5話まではカラー作品として制作されているが、日本のテレビヒーロー作品として初のカラー作品という栄誉を得ることになった。(但し、6話以降、最終回の65話までは白黒でした。→日本のテレビヒーロー作品で全話がカラー作品として放送されたのは「マグマ大使」である。(「ウルトラマン」に先行すること13日、1966年のことでした。))

第1部(全13話)の物語は「魔の城」という物語。地元の人々から「魔の城」として恐れられている館に住んでいた陳秀明、犯罪組織のボス・キャプテンK・Kと手を組み、陰謀を企んでいた。一方、正義の人・ハリマオ、日本の少年・太郎、ハリマオの配下のドンゴロスの松タドン小僧たちがそれに立ち向かう、というのが概略である。展開は、日本の少年・太郎が、父の死で伯父を頼ってやってきたと頃から始まる。で、武器の取引、人民の扇動、陰謀の画策、反対勢力の蜂起、裏切り、人質などの展開があって、一旦は勝利が近いと思われたハリマオ・サイドが一転して窮地に陥り、最終決戦を迎え、勝利する、と言うのが超簡単なストーリーである。(ヒーロー作品としたら当たり前の展開である。が、1960年の作品ということなので、後の多くの作品がこういう展開をなぞっている、と言う言い方の方が正しいのでしょうね...)

時代が時代であり、舞台が舞台であるだけに、使用する武器もごく普通の銃やライフル、ナイフなどである。(第二次大戦終了後、昭和20年代後半から昭和30年代前半の東南アジアが舞台。)また、車も劇中に登場するが、ハリマオたちの主な移動手段はである。当然、変身することもなければ、空も飛ばない。が、正義のために悪に立ち向かう熱血漢であり、やっぱりヒーローである。(トレードマークであるサングラスをいつもかけているので、ハリマオの素顔は分からないが、一応、ヒーローらしい神秘的な所も持ち合わせている。)

変身ヒーローを数多くて、それらに見慣れた現在、ハリマオのようなヒーローは、派手さも無く、シンプルな人間ヒーローだと受け取られてしまうが、SF的な要素を持っていないということで、これぞ「活劇」という言葉がピッタリなのがハリマオである。ちょうど「007・JAMES BOND」や「インディ・ジョーンズ」などの生身の等身大の人間ヒーローといったら分かりやすいでしょう。

50年近くも昔の作品ということで、色々と笑ってしまう所、つっこみしたくなる所も多数あるが、OPタイトルに「連続テレビ映画」(「テレビドラマ」ではない)と出るが、この言葉に相応しい手に汗握る冒険活劇は、逆にとても新鮮である。(物語の進行も、ゆっくりと進む時と、急に(一気に)進む時とがあり、現在とは少し違った緩急のリズムの取り方が心地よい。)また、古き良き時代が持っているノスタルジックな所もあって、その不思議なリズムに乗ると、一気に引き込まれることになる。

ただ、ハリマオはいつもサングラスをかけていて目の表情が分からず、クールな感じがするのだが、口元がいつも緩んでいるように見えるので、窮地に追い込まれてピンチの時も、敵を倒して歓喜の時も、また作戦に思い悩んで苦悩している時も、それ以外の時も、とにかくいつでもわーい(嬉しい顔)笑っているようにしか見えないので、シリアスな台詞が出たら、思わず吹き出しそうになってしまう。(が、これがいつも余裕を噛ましているように感じられ、ヒーローらしく感じられると頃でもある。(最近のへんてこりんな連中ばかり登場する某シリーズの登場人物は、単なる変人、小物、雑魚にしか見えない。)

また、番組(OP主題歌)開始前にテロップで「古い作品のため一部にお見苦しい場面がございます。また、現在では使用が不適切とも思われる表現がありますが、時代性等を鑑み極力制作当時のまま放送しています。ご了承ください。」と出るが、これによって異世界(しかも、6話以降は白黒である)に一気にワープすることが出来、すんなりと物語に入っていける。ということで、'60's作品(それも始まったばかりの'60'sです。)が面白い!!尚、来週からは第2部(全13話)に突入です。(KBS京都、毎週木曜日、16:20〜 )

快傑ハリマオ DVD-BOX 第一部 魔の城篇

快傑ハリマオ DVD-BOX 第一部 魔の城篇

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2002/03/25
  • メディア: DVD
↓こういうものがあります。

快傑ハリマオ (上)

  • 作者: 石ノ森 章太郎, 山田 克郎
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 単行本

快傑ハリマオ (下)

  • 作者: 石ノ森 章太郎, 山田 克郎
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 単行本

マレーの虎ハリマオ伝説

  • 作者: 中野 不二男
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1994/07
  • メディア: 文庫

バミューダの白い嵐―消えた虎(ハリマオ)の財宝(トレジャー)

バミューダの白い嵐―消えた虎(ハリマオ)の財宝(トレジャー)

  • 作者: 佐和 祥助
  • 出版社/メーカー: MBC21
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本
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今週はハズレだった「おお振り&怪物王女」

毎週、本編ではなく、途中で入るCMが目的で録画しているBS-iでの放送の「おおきく振りかぶって」と「怪物王女」枠(毎週木曜深夜の24:30〜25:30)。今週の収穫はこれというものが無かったですね。「美絵素四姉妹」の30秒バージョンも流れませんでしたし...(まあ、こういう時もあります。)[注意]2本のアニメの内容のことではなく、あくまでもCMの話です。

今週は、前者の時に「先生道」の12秒版の宣伝、後者では次回予告終了後に「銭形海・舞台」の宣伝の15秒版があったものの、既にこれらは別の所でゲットしているし...

そんな中、美絵素四姉妹の四女・美咲の公共広告機構の「まぜるな資源」というゴミの分別CMを見ることが出来たというのが救いでした。(でも、このCMって、地上波・アナログ放送用に作ったものなので、BSデジタル・ハイビジョンだと、かなりぼけて見えますね。CGの解像度がNTSCレベルであるので、ハイビジョンだとフォーカスが甘くなってしまう。でもこれはNTSCとハイビジョンの性能差なので、仕方のないところである。)→もはや、アナログ・NTSCで制作しているのは時代遅れであり、ハイビジョンで制作しないと...)

やっぱり、土曜日と日曜日の午後から夕方のBS-iの番組で「美絵素四姉妹」に遭遇することを期待するしかないのでしょうか〜?


↓一応、こういうものを
ゴミダス―徹底分別百科 燃やせる?燃やせない?

ゴミダス―徹底分別百科 燃やせる?燃やせない?

  • 作者: 坂本 雅子, 田中 陽子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1994/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ごみ行政データベース全国648自治体のごみ袋と分別収集

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日報
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本

分別収集資源化処理の道

  • 作者: 登坂 幸作, 佐藤 亮
  • 出版社/メーカー: 日報出版
  • 発売日: 2002/12/06
  • メディア: −
posted by MEICHIKU at 01:45| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | BS-TBS(BS-i)関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その8)

主役銭形ボンドではなくて脇役にスポットを当てての2回目は、上司についてと、任務の伝え方について述べる。尚、「ケータイ刑事」においては、劇中に銭形の上司という存在は出てこないが、劇場版での任務の伝え方から、基本的にはそれとほぼ同じであろう、という推測の元で述べていくことにする。但し、「ケータイ刑事」に関してはTVシリーズでは「上司」に関しては描かれていないので、推測です。

007:JAMES BOND:イギリス情報部MI-6に所属するボンドの直属の上司はMである。これまで登場しなかった物語もある(出張中という設定になっていました。)演じたのは、第1作の「ドクター・ノオ」から第11作の「ムーンレイカー」までがバーナード・リー、第13作の「オクトパシー」から第16作の「消されたライセンス」までがロバート・ブラウン、第17作の「ゴールデン・アイ」から最新作の第21作「カジノ・ロワイヤル」がジュディ・デンチである。(3代目Mからは女性となった。)尚、第12作の「ユア・アイズ・オンリー」は、演じていたバーナード・リーが入院中で出演できず、苦肉の策として「出張中」ということにした。(公開された時には亡くなっていた。)ボンドと対立すること日常茶飯事であるが、父親(母親)のような懐の深さがあり、何だかんだと言ってもボンドのことを信頼している。秘書・ミス・マネーペニーがいて、任務は彼女を通してボンドを呼び出して伝えている。尚、マネーペニーを演じたのは、第1作の「ドクター・ノオ」から第14作の「美しき獲物たち」がロイス・マックスウェル、4代目ボンドの2作がキャロライン・ブリス、5代目ボンドの4作がサマンサ・ボンドである。(「カジノ・ロワイヤル」には登場せず。)いつもボンドとのロマンスを夢見ているが、いざとなったら固い女性である。(奇しくも、ここまでで共に3人が演じてきている。)

ケータイ刑事・銭形姉妹:警視庁に所属する銭形は特命刑事である。普通は捜査課長が上司になるが、警視総監が任命した裏刑事ということなので、直属の上司は警視総監(=おじいちゃま)と言うことが出来る。劇場版では、難波副総監が登場したが、銭形警視総監が海外視察中でその留守を預かる形で出てきて、銭形に直接任務を与えていた。よって、普段は警視総監から任務が与えられると考えるのが無難である。警視総監であれば、複数の秘書がいるのは当然であろうが、孫娘の銭形姉妹に任務を伝えるのは、警視庁アナウンス部の小林麻耶巡査である。(「銭形愛」のみ菅原牧子(巡査?)である。→よって、小林巡査は2代目である。)「警視庁から入電中」ということで事件を知らせ「捜査を開始せよ/現場に急行せよ」と伝えているので、銭形警視総監の秘書も兼務していると考えられる。(警視庁を退職(=TBSを辞める)するまでは小林巡査がこの役割を担い続けるものと思われる。)

「上司」についての類似点共通点)は、組織の頂点にいるということ、(作品の主人公に)直接任務を(秘書を通して)与えるという点である。また、2代目Mまでは現場に赴くことはなく、デスクにデーンと構えていたが、3代目Mは現場(前線基地)に出向くこともあり、完全に「共通」とは言えなくなったが、基本的に表には出てこない存在である。まあ、組織に所属している主人公という物語で、その主人公が組織の頂点の地位にいないので、上司がいるのは当然と言えば当然である。が、直属の上司がその組織のトップという部分は共通点として挙げられる。

相違点は、銭形警視総監がとにかく表に出ないので、これも推測の領域を脱することは出来ないが、おじいちゃまと孫娘という関係なので、仲が良い「ケータイ刑事」(祖父−孫だったら当然ですが...)と、仕事とプライベートは別として、あまり仲が良さそうでない「007」という所です。

「任務の伝え方」については、既に大きな推測が成り立ってのことなので、「類似点/相違点」というのもその推測が的外れであったら意味のないものとなってしまうが、その推測の元で記しておく。「類似点」は、伝えるのに必ず秘書秘書的存在)を通して伝えているということである。秘書が代読する形(=入電)の「ケータイ刑事」、本人を呼び出し、内容を直接伝える「007」というのが相違点である。尚、「ケータイ刑事」の場合、目の前で起こったばかりの事件に対して即座に入電が入ることが多々あるが、「どうして知ったの?」「どこからそれを撮影しているの?」というツッコミが入ることになるが、ここでは警視庁の対応があまりにも早い、ということを褒め称えることに留めておく。

今回は、考察対象とした「ケータイ刑事」の銭形警視総監が謎に包まれた人物で、作品中に名前は出てくるものの、姿が出てこないということで、大胆な推測を行い、それを元にしての比較であるため、「強引だ」と言われるかも知れない。が、「ケータイ刑事」では力業で解決した事件もあるので、ここでも力業で強引に「類似点」と「相違点」はこうだ!、ということにしておきます。今後、何らかの形で銭形警視総監に関して作品中で描かれることになったら、今回述べたことは根底から否定される可能性もあるが、その時はその時で、改めて考察を行うということにします。

次回は同じ部署の同僚についての予定であるが、今回以上の「推測」があってのことになります。よって、収拾が付かなくなり、先に他部門の同僚ということにするかもしれません...(いずれにしても、この連載はまだまだたっぷりと続きます。)

↓「007」関係
007 アルティメット・エディション スペシャル・コレクターズBOX

007 アルティメット・エディション スペシャル・コレクターズBOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD

007 アルティメット・コレクション BOX

007 アルティメット・コレクション BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
007 製作40周年記念限定BOX

007 製作40周年記念限定BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/08/20
  • メディア: DVD
↓「ケータイ刑事」(映画関係)
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: Tokyo Soft Inc.(SB)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD
↓「上司」ということで
デキる上司

デキる上司

  • 作者: 白潟 敏朗
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
上司の すごいしかけ

上司の すごいしかけ

  • 作者: 白潟 敏朗
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2006/03/01
  • メディア: 単行本
上司の哲学―部下に信頼される20の要諦

上司の哲学―部下に信頼される20の要諦

  • 作者: 江口 克彦
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 文庫
上司の品格―人の上に立つ者の心得

上司の品格―人の上に立つ者の心得

  • 作者: 今泉 正顕
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 文庫
ラベル:ケータイ刑事
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2007年07月19日

「ドーベルマン刑事」

表題の作品は1977年の実写映画の「ドーベルマン刑事」である。(この作品もWOWOWが放送してくれました。)「ドーベルマン刑事」と言えば、かつて「少年ジャンプ」に連載された人気漫画であり、'90'sにはOVとしても制作されている人気作品である。その「ドーベルマン刑事」が初めて漫画以外の形で登場したのが本作である。しかも、深作欣二監督、千葉真一主演ということで、これだけでもワクワクしてしまいます。(深作・千葉コンビは11年ぶりのことであった。)が、原作漫画とはかけ離れた物語になってしまって...(バイオレンス性を抑え、漫画で描かれるよりも前という時間軸上に位置する物語となった。)

作品データを記しておくと、1977年の東映京都の作品で、時間は90分である。原作は武論尊と平松伸二、監督は深作欣二、脚本は高田宏治、撮影は中島徹、美術は富田治郎、音楽は広瀬健次郎である。また、主題歌『マイ・メモリィ』を歌うのは弘田三枝子である。(出演はしていない。)そして出演は、千葉真一、ジャネット八田、松方弘樹、岩城滉一、松田英子、川谷拓三、藤岡重慶、志賀勝、小林稔侍、室田日出男、穂積隆信、鈴木康弘、阿波地大輔、星野じゅん、成瀬正、たちである。

物語は、新宿で女性の焼死体が発見された。連続殺人放火魔の仕業と断定、被害者は沖縄石垣島出身の玉城まゆみと判明した。で、石垣署からまゆみの遺骨を引き取りに、刑事・加納竜次が派遣された。しかしまゆみの母は、真弓が生きていると主張する。で、加納は事件に興味を持つ加納。そんな中、女性を人質にとって監禁するという事件が発生した。が、これは、春風美樹をマスコミに売るために彼女のマネージャーが仕組んだやらせだった。そんなこととは知らず、加納は難なく人質を救出した。が、これによって加納は芸能界のスキャンダルに巻き込まれ、命を狙われることになった...

千葉真一のアクションは相変わらず冴えているが、原作漫画の持っている「ドーベルマン刑事」という雰囲気が消えているため、名前こそ「ドーベルマン刑事」であるが、全く別物になってしまった。適当な名前を付けてやれば、そっちの方が幸せな作品になったのではないだろうか(?)

映像には'70'sの独特の雰囲気があり、制作から30年の歳月が流れた現在では、その雰囲気が面白いのだが、「ドーベルマン刑事」という作品を知っている者にはちょっとキツイところがある。よって、全く別物だと考えることにするのが良いでしょう。(知らない、という方ならばそういう心配は無いですが、本作を「ドーベルマン刑事」だと認識しちゃうと、漫画の方に違和感を覚えてしまうでしょうから、これもちょっと問題だ...)漫画の方は人気があったのに、映画がシリーズ化されなかったのも、本作を見たら良く分かる所です。が、こういう所があるのも'70's作品らしいところなんですが...(まあ、人気漫画と別物ということで楽しみましょう。)

↓漫画(一部だけですが...)
ドーベルマン刑事(デカ) (1) (集英社文庫―コミック版)

ドーベルマン刑事(デカ) (1) (集英社文庫―コミック版)

  • 作者: 武論尊, 平松 伸二
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫

ドーベルマン刑事(デカ) (18)

ドーベルマン刑事(デカ) (18)

  • 作者: 武論尊, 平松 伸二
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 文庫
↓本作ではなく、'96年に制作された竹内力主演のOVです。(本作はビデオも無い...)
ドーベルマン刑事

ドーベルマン刑事

  • 出版社/メーカー: マクザム
  • 発売日: 2001/08/24
  • メディア: DVD
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恋日・ニュータイプ・4話[改訂版]

MBSでの「恋する日曜日 ニュータイプ」も今回が第4話となったが、この物語は「ニュータイプ」の転換点を迎えた物語である。その第4話は「スプーンを曲げろ」という物語である。「超能力」と言えば「スプーン曲げ」と言うように、「超能力」の代名詞のようになっているネタであるだけに、必ずネタとして使われると予想されたものであるが、それの登場です。が、それを転換点の物語で使うとは、十分計算していたのでしょうね。それでは、(今更ながらの)ネタバレありと長文の本編に行きます。(BS-iの本放送時に記したものは、ここをクリックすればご覧頂けます。)

ユリと下良の物語なので、頭にナレーションが入る。「多々野ユリ、16歳、超能力者。だが、彼女は自分の能力にまだ気がついていない。下良隆三、ハイパーサイエンス研究所所長。彼は自分に超能力がないことを隠している胡散臭い男である。これは、そんな二人が究極の超能力者・みのるの持つ莫大な財産を譲り受けようと悪戦苦闘する、おかしくもほろ苦い、ハイパーサイエンス・ドラマである。」続いて、奈央ちゃんの歌う主題歌るんるん「片翼の神」が流れ、それから本編になります。(ナレーションが30秒、主題歌が2分ということで、ドラマ本編は23分です。)

今回の物語は、主題歌が終わるといきなりサブタイトルが出るということで、ここも違っている。最終話まで見たら、この物語が特異な物語であることも分かるが、それをサブタイトルの出し方に暗示している所もまたちょっとしたツボである。(サブタイトルのバックの絵の具の色は、多々野ユリの物語ですから「」です。)

下良ハイパーサイエンス研究所。オムライスを食べようとしているユリが、スプーンを手に握って念じようとしている(?)と思ったらそうではなく、(何もせずに)「レストランいっただきま〜す」と言ってオムライスを食べ始め、一口口に運ぶと「ん〜っ、美味しい!」一方、下良はスプーンを指で挟んで持っていて、念じようとしている。それを見たユリは「下良さん、食べないんですか、カレー?」とユリが尋ねる。(ユリはオムライスなのに、どうして下良はカレーなの?→作ったのではなく、出前を取ったということなんでしょうね)これに下良は「その前に、これでやるべきことがあるじゃないか」と言って色々とポーズを変えて念じている。ユリは「ああっ、コップの水でカラカラとしたいんでしょう。今、取ってきますね」と言って立ち上がるユリ。これに下良が「いいや、違う違う違う違う。スプーンと言えばスプーン曲げだろうが」と、「超能力」と言えばこれというこの台詞を口にした。が、ユリは「スプーン曲げ?」「君はスプーン曲げを知らないのか?」と下良は言うとスプーン曲げの説明をする。「1970年代に一大ブームを巻き起こしたあのスプーン曲げだぞ」これにユリは「私、平成生まれなんで...」(多々野ユリ、16歳。とナレーションが言っているので、1990年生まれなんでしょう。ちなみにユリを演じている南沢奈央さんも1990年生まれです。)で「平成生まれ?若い...」と卒倒しそうになる下良だった。

気を取り直した下良はスプーン曲げの説明をする。で「超能力の一種だな」と言ったことから、ユリはみのるからもらった携帯電話携帯に付いている曲がったスプーンのストラップの意味に気づいた。「このスプーン、何で曲がっているんだろうと思っていました。」と言うユリ。(まあ、気づいたということでよしとしましょうか...)で「見せてくださいよ、スプーン曲げ」と下良にお願いするユリ。「サイコメトリーやテレポーテーションまで出来る下良さんじゃないですか。スプーン曲げなんか、ちょちょいのちょいのちょいちょいですよね」とまで言う。が、下良は話をそらそうとして「カレー美味そうだねぇ。食べよう」と言うが、ユリは「スプーン曲げ、見たい」と言って下良を離さなかった。で、根負けした下良は仕方なくスプーン曲げを始めることにしたが「私ぐらいのレベルになると、自分で持たなくても曲げることが出来るんだよ」と言ってスプーンをユリに持たせると「曲がれ〜」と念じ始める。ユリがじっとスプーンを見つめているだけだったので「ご一緒に」と言って一緒に「曲がれ〜曲がれ〜」。ユリが「曲がれ」と強く念じるとスプーンは見る見る間に曲がっていった。で「下良さん、凄い!」と感激のユリは「まるで自分が曲げたみたい」と言うが、その通りです。が、下良は「まさか、そんなはずはないじゃないか。あくまでもが曲がれ曲がれと念じたから曲がったんだよ」と言って笑い出す。ユリも何の疑問も持たずに「ですよね」と納得していた。

そうしていると携帯が「わしじゃ、わしじゃ」と着信を知らせる。「あっ、スタンプおじさんだ」と言って携帯を開くユリ。いつものように「わしじゃ。今回のミッションを送るから、しかとお聞き。終わり」ということで「さあ来い、ミッション来いよ」と口にする下良。ユリは直ぐにテレパシーでミッションを受け「来ました」から「じゃあ行きましょう」と言う。で、お約束の下良の「その前に」ということでユリにミッションを言わせる。ユリも「また確認ですか」とすっかり馴染んでいる。「決まりだからな」ということで、ここは所長権限でユリを手名付けてしまったようでした。で、「匙曲温泉(さじまがりおんせん)に困っている少年がいるから助けてやりなさい」とミッションを語るユリ。これに「今度はいい気分(温泉)温泉か」と喜ぶ下良。すかさず「聞こえてたんですよね」と突っ込むユリ。しかし「もちろん聞こえてたよ。さあ行こう」と、相変わらず要領の良い下良は飛び出していこうとする。ユリは「カレーとオムライス...」と言うが「カレーは温泉でも食べられるよ」と下良。で二人は飛び出して行った。ダッシュ(走り出すさま)

匙曲温泉にやってきた二人。「いいですね、このひなびた感じ」とユリは何度も「ひなびた」という言葉を繰り返していた。そうしていると、「エスパー田所 魅惑の超能力ショー!旅館「函嶺(かんれい)」に伝説のスプーン曲げ少年がやってくる」というポスターを見つけたユリ。「少年って言うか中年じゃん」と突っ込むユリ。一方、下良は「おおーっ、エスパー田所じゃん」とエスパー田所のことを知っていた。彼は'70年代のスプーン曲げブームの時に世界的に注目を集めた天才少年('70'sに「スプーン曲げ」で注目を集めたのは清田益章少年でしたね。)であり、当時、テレビや雑誌に引っ張りだこで、マスコミが彼を取り上げない日はなかったぐらいだった。「でも、今は全然出ていないですよね」とユリ。で、下良が「ある時彼は...」と何かをあったことを語ろうとする。が、その時、子供たちが喧嘩をしている声を耳にした二人は、そっちへ駆け寄って行った。

河原でメガネの少年・新吉が体格の良い少年・まことたち3人にいじめられていた。ユリが「こらっ、何やってるの」と止めに入る。すると3人の少年たちは逃げてダッシュ(走り出すさま)行った。ユリは「大丈夫?怪我はない?」と優しく声をかけるも、新吉は何も言わない。で、「多々野くん、子供の扱いは任せなさい」と下良が出てくると「僕ちゃん、あなたのお名前、何てのかなぁ?」しかし新吉は「人に名前を尋ねる時は自分から乗るのが礼儀だろう」(あの生意気な小学生検事正・多摩川ドイルと同じことを言いましたね。(From「ケータイ刑事」))これに「これは失礼しました」と言う下良は腰を屈めて名刺を取り出し、いつもの名乗りを始める。「ハイパーサイエンス研究所から来ました」「ユリです」「下良です」という連係プレーを見せる。すると「もしかして、ユリ・ゲラーの親戚?」と新吉。で、「ううん、ただのユリよ」「なんだ、ただのユリか、ややこしい」とお約束でした。が、「ちっ(怒った顔)悪かったわね」と反撃の一言を口にしたユリでした。

で、下良は「大人が名乗ったんだから、君も名乗りなさい」と言うと「田所新吉」と名乗る少年。すると「君はもしかしてエスパー田所の...?」と下良。で、「父ちゃんのこと、知ってるの?」ということで、新吉はエスパー田所の息子だった。新吉は父と一緒に日本中を旅して回っていた。父のような偉い超能力者になるのが夢だと言う新吉。が、まだまだ修行が足りず、毎日やっているのにスプーンは曲げられないのだった。ユリは「このおじさんも超能力者なんだよ」と言うが「でも父ちゃんには適わないよ。だって父ちゃんは世界一の超能力者だもん」と新吉。これに「世界一か」と下良の表情は曇っていたが、やはりエスパー田所のことを知っていた上での発言でした。で、新吉は父の所に二人を連れて行く。(そこはポスターにあった旅館・函嶺だった)

旅館ではエスパー田所が風呂掃除をしながら社長からお金を借りていた。(かなり前借りをしていた。)しかも年々観光客が減っていて旅館の経営は厳しく、今日が出たら来週のスケジュールはキャンセルと言われてしまい、「今時スプーン曲げなんて流行らないんだよ」とボロクソに言われてしまう。そんな所に「父ちゃん!」と言って新吉がユリと下良を連れてきた。で、下良のことを「このおじさんも超能力持ってるんだって」と紹介した。

下良がエスパー田所と話をしている間、ユリは新吉とかくれんぼ。じゃんけんで負けて(ユリは手(グー)グー、新吉は手(パー)パーでした)鬼となったユリは「1〜、2〜、3〜」と数え始めるが、4からは「45678910」とスピードアップ右斜め上して数えている...で「もういいかい」で新吉を追い始め、いくつかの客室の扉を開けていた。(でも、旅館でこういう遊びをするのは...)

ある部屋の障子越しに隠れた新吉だったが、それを見つけたのはこの旅館の息子のまことだった。「お前にいいもの見せてやる」と言って週刊誌を渡すまこと。そこにユリが現れ「新吉くん、みっけ」更にまことを目にしたユリは「あっ、いじめっ子」と言う。これにまことは「バーカ」と言うと逃げて行ったダッシュ(走り出すさま)。で、新吉はまことから受け取った週刊誌(「週刊現実」という雑誌名でしたが、こういう所も「ケー刑事・ワールド」に繋がるセンスです。)を「これ見て」とユリに渡す。「何て書いてあるの?俺、字読めないからさ。変わりに読んでくれよ」と頼む。(新吉は小学生ぐらいですが、字が読めないって、文盲率の低い日本ではちょっと考えられません。ということは、新吉は就学前と考えるのが妥当ですね。)「うん」と言うユリだったが、記事を見たユリの表情はバッド(下向き矢印)曇ってしまった。そこに下良とエスパー田所がやってきた。で、新吉は「父ちゃん」と言って父の所に行き、下良がユリの側にやってくる。

下良はユリに「困っていることは何もない」という返事だったことを伝えた。(でも、みのるのミッションは「困っている少年」だったので、父親に聞いても分からないと思うのですが...)がユリは「あると思います」と言って週刊誌の記事を下良に見せる。その記事は「伝説のスプーン曲げ少年 さびれた温泉街で未だにご活躍」というもので、現在のエスパー田所のことを記したものだった。(文中には「エスパー田所はインチキだった」という文字もあった。)「知ってたんですか?」と尋ねるユリに、下良は過去の話を語る。当時、エスパー田所はタレント並みの人気だった。ある日「エスパー田所はインチキだった」という噂が流れ始め、あるテレビ番組でトリックを暴かれてしまった。(半ズボンを履いて子供になっている半海さん、やってくれます。)エスパー田所に気づかれないように舞台裏に仕掛けられた隠しカメラがスプーン曲げの様子を一部始終撮影していて、エスパー田所は背中でスプーンを力で曲げていたことがばれてしまったのだった。それで超能力ブームは急速に終わりバッド(下向き矢印)を迎え、エスパー田所は世間から忘れられていったのだった。で、新吉がいじめられていたこともこのことと関係があると察知したユリだった。(ここでAパート終了。経過時間は14分を過ぎた所でした。よってBパートは11分少しということになります。)

真実を知ったユリはエスパー田所の所に行き「酷いじゃないですか、騙しているなんて」と詰め寄り、「本当のことを話した方が良いんじゃないですか。いつまでも隠し通せる訳無いし」と進言するが「五月蠅いなあ、分かってるんだそんなことは」とエスパー田所。しかし新吉の顔を見ると何も言えなくなってしまうのだった。これに「じゃあ、このまま偽のスプーン曲げを続けるんですか?」と尋ねるユリ。エスパー田所はその場に座り、スプーンを手にして「親子二人、他にどうやって食べていけば良いんでしょうかねぇ」と開き直って言う。(高校生のユリはまだまだ世間の厳しさが分かっていない所でもありますが、純粋な心を持っているということも分かります。)で、ユリは返す言葉がなかった。そうしていると「父ちゃん、そろそろ出番だよ」と新吉が駆けてきた。で新吉に「おう、任せておけ」と威勢の良いことを口にして笑顔を新吉に見せるが、新吉がいなくなると「これしかないんだ」と苦しい胸の内をユリに漏らし、舞台に向かった。

宴会場では社長の司会進行でショーが始まっていた。社長が「あの少年が帰ってまいりました。エスパー田所のスプーン曲げショーでございます」と言ってエスパー田所が舞台に出てきてショーが始まった。エスパー田所は「今宵は皆さんを神秘的な超能力の世界にお連れいたします」と言ってスプーン曲げを始める。(ユリと下良は舞台袖からじっと見ていた。)まずは「普通の固いスプーンでしょう」と言って客にスプーンを確かめさせ、それを客から受け取ると舞台に戻り、念じ始める。で、曲がったスプーンを客に見せ拍手喝采。が、舞台袖のユリは「本当に曲げたようにしか見えないですね

続いて2本目に入るエスパー田所。「今度は捻れたように曲がっていきます」と言うが、舞台袖の下良はユリに「指先をよく見ていろよ」とそっと囁く。念じ始めたエスパー田所、言ったように捻れたようにスプーンは曲っていくが、舞台袖のユリは「あっ?」と声を上げた。下良は「目の錯覚を利用しているんだ。最初から捻れているの手でを隠し、徐々に回転させる。そうすることでスプーンがあたかもねじ曲がっていったように見せる」とユリに解説する。これにユリは「新吉くんが知ったら...」と新吉のことを考えると気持ちは右斜め下曇るばかりだった。

ショーは続いていて「それでは3本目です」と言うエスパー田所だったが、そこに「ねえ、このスプーンでやってよ」と客席から子供の声がした。それはまことだった。「タネも仕掛けもないんでしょう。だったらこっちのスプーンでもできるよね」と言いながら舞台のエスパー田所の側にやってくる。更に「それともそっちのスプーンに何か仕掛けでもあるのかなぁ?」と言い、エスパー田所は困り果ててしまう。客席からも「やってみせろ」「証明して見せろ」と言う声が飛ぶ。が、躊躇してやろうとしないエスパー田所。で、ヤジが次々と飛び始める。そこに「そうだよ、やって見せてよ父ちゃん」と言って新吉が舞台に駆け寄ってきた。「バカにするなよな。父ちゃん、世界一の超能力者なんだぞ」と言ってまことの手からスプーンを奪い、「こんなスプーン、曲げちゃってよ、ねっ」と言ってそれを父に渡す。で、客席からは拍手が起こる。で、エスパー田所は「それでは」と口にして始めようとするが、困惑の表情は消えていなかった。指先でスプーンをさすり始め、色々と念じているように振る舞うが、突然頭を抱えてその場に腰を下ろすと「ダメだよ、出来ないよ」と口にした。すると「ほうら、やっぱしインチキじゃん」とまこと。が、新吉が「俺がやるよ」と言って父からスプーンを奪うと「曲がれ、曲がれ」と念じ始める。

それを見たユリは「下良さん、曲げてあげてください」と言うが「いや、しかし...」と驚く下良。これにユリは「お願いします。念じてください、スプーンが曲がるように」と再度お願いする。で、仕方なく手を貸そうという素振りをする下良。ユリも「お願い、曲がって」と両手を握って念じる。すると、新吉の手にあったスプーンが曲がった。がく〜(落胆した顔)驚くユリがく〜(落胆した顔)、下良がく〜(落胆した顔)、新吉がく〜(落胆した顔)、エスパー田所がく〜(落胆した顔)、社長がく〜(落胆した顔)、まことがく〜(落胆した顔)。「父ちゃん、見てよ。曲がったよ」と新吉。すると客席からは万雷の拍手が起こった。ユリも「やったぁ、下良さん、ありがとう」と下良が念じたものと信じているユリはお礼を言う。これに下良は「いやぁ...」と苦笑いを浮かべるだけだった。

ショーが終わり楽屋に戻ったエスパー田所。「新吉、おめえ凄いぞ。いつのまにあんな...」と新吉に驚いている。そこに社長がやってきて「テレビ、新聞、雑誌みんな飛びついて来やがったよ。お前ら超能力親子を取材したいと言ってきた」と伝え、「超能力親子」として売れると判断した。で、「一年中旅館のステージで契約してもらおうかなぁ」と態度が一変していた。これにわーい(嬉しい顔)喜ぶエスパー田所。新吉も「父ちゃんと一緒にショーが出来るんだね」と実にわーい(嬉しい顔)嬉しそう。で、「乾杯だ」と言う社長が席を外す。エスパー田所と新吉は大喜びで笑顔で笑っていて、それを見たユリは「良い人助けになりましたね」と言うが、下良は「どうかなぁ?」と複雑な表情をしていた。

エスパー田所は「しかし、お前も隅に置けないな、いつから気がついていたんだ?」と問うが「何を?」と新吉。で「父ちゃんのスプーン曲げがインチキだってことをさ」と言い、新吉のトリックを全く見抜けなかったと言うエスパー田所。が「トリックって何だよ。何のことだよ。俺、本当にスプーン曲げが出来るようになったんだよ。父ちゃんみたいな本物の超能力者に成れたんだよ」と新吉。しかし呆れ顔のエスパー田所は「バカっ。超能力なんて、この世にあるわけ無いだろう」と口にする。これに「がく〜(落胆した顔)えっ?」と驚く新吉。で、スプーンを手にしてそれを念じて曲げようとする。が、スプーンは曲がらない。「あれっ?どうして。さっきは出来たのに...」と新吉。それを見たユリは下良に「下良さん」と言って力を貸すように言うが、下良は背を向けたまま首を横に振るだけだった。

エスパー田所はこれからトリックのネタを新吉にドンドン仕込むと言い、更に「勘弁してくれと言うまで稼いでやる」と言って笑い出すが、曲がらないスプーンを持ってさすっている新吉、それを見つめているユリと下良の表情はドンドン右斜め下曇っていく右斜め下だけだった。

ハイパーサイエンス研究所に戻ったユリと下良。ユリは落胆の表情でソファーに身を投げ出してしまった。下良は「マスコミに踊らされ、エスパー田所もある意味犠牲者なのかも知れない。新吉くんにとっては真実を知った方が良かったのかも知れないよ。長い目で見ればね」と振り返る。(いつの日かユリが自分には超能力が無いということを知った時、どう対処するのか、それを暗示しているのだが、結局13話でもユリはそれに気づかなかったので...)

そうしていると「わしじゃ、わしじゃ」とみのるの着ボイスが携帯電話携帯から届いた。で、内ポケットから携帯を取りだしてユリに渡す下良。ユリが携帯を広げて出ると「わしじゃ。それもまた人生。ポン!」といつものスタンプ・ゲットと思いきや、「終わりと言いたいところだが、全然人助けになってはいないではないかちっ(怒った顔)」といつもとは違って続きがありました。さらにみのるは続け「よって、今回はスタンプは没収じゃ」と伝えた。で「がく〜(落胆した顔)没収?」と驚くユリと下良。慌ててスタンプカードを開いてみると、3個あったスタンプの1つが消えてしまい、スタンプの数は2個になってしまった。で、バッド(下向き矢印)落ち込む下良ふらふらは「あ〜あ、これでまた国家予算が遠のいてしまった」とボヤき、ユリはマラカスを手にして「それだけじゃないですよ。今日はいつものこれが出来ません」とバッド(下向き矢印)落ち込みました。下良も「せっかく用意したのにな...」とぼやくだけだった。(ということで、今回は「いただき、マンボ!」はありませんでした。)更に画面に「Mission complete」と出るものの、クイズの不正解の「ブブー」と言う音が流れ、そこに赤いバッテンが付きました。

今回の物語は、完全に今までとは違う物語となり、「恋日・ニュータイプ」という作品の存在を大きくアピールすることになりました。何せ、ここまでの3話は「ケータイ刑事」をベースとした物語で、その延長線上の発想でしたが、今回の「スタンプ没収」というのは見事にやってくれました。4話となると、物語のパターンにも慣れてきて、中だるみが起こってもおかしくないのだが、こういう形で既成のフォーマットを打破し、マンネリにならない所は流石は丹羽P作品です。

「超能力」をネタにした作品ということで、必ず出てくると思われた「スプーン曲げ」のネタですが、誰もが知っている「スプーン曲げ」だからこそ、スタンプ没収という型破りを行ったと思われるが、こんな形の物語が出てくるのだから本作にも見事に填ることになりました。で、全13話で物語は終了したが、スタンプラリーの方は決着が付いていない。「ニュータイプ・2nd.」の制作を大いに期待したい所である。

次回の物語は「ばあちゃんを救え」という物語である。この物語は多々野ユリと下良が登場しない物語である。次回予告で「ここにやって来たのはお主で6人目じゃ」とみのるが言っていたが、OP主題歌の所に「NEW TYPE 0006」として出てくる田中有紀美さん演じる中園有紀が主役の物語です。(しかし、中園有紀が登場する物語はこれ1本である。)で、切ない物語に突入していくことになり、「ケータイ刑事」テイストの物語であるが、一気に「恋日」の名前がある事に恥じないシリアスな物語となります。(単に多々野ユリと下良が登場しない、別の主役がいる、ということで「恋日」のオムニバス形式が出ている、というものではなく、切ない物語となります。)→筆者が本作に「恋日」の名前があることを認めた物語である。尚、田中有紀美さん演じる中園有紀はその後の物語には全く登場しないが、それは物語の結末を見れば納得できます。1回だけの登場にしてしまうなんて、ちょっともったいない所でもありました。(「ニュータイプ・2nd.」が制作されても中園有紀の再登場は無いでしょう。そういうエンディングです。→無理矢理出すことは出来るけど、それだけは絶対にしないで欲しい所ですが、丹羽Pは十分分かっているでしょう...)

みのる超能力教室。いつものように「わしじゃ」と言って椅子に座っているみのる。「埼玉県川口市、けんじ君からの質問じゃ」といってハガキによる質問に答えるみのる。(が、このハガキの宛先は〒XXX-0000 みのるさま、とあるだけでした。)「どうして曲げるのはスプーンなんですか?フォークじゃダメなんですか?日本人ならを使うべきじゃないですか?」という質問でした。これに笑いながら「それはそうだなぁ」と言うと「それもまた人生」と答えるだけでした。(結局「それもまた人生」という言葉が重く感じられることになりました。いや、この言葉で誤魔化しているだけ?)→箸はともかく、「フォーク曲げ」というのは思ったこともある筆者ですが、答えは分かりませんでした。(強いて言うと、曲げた後にそれを投げたら危険だから使わない、ということでしょうか?)→どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

↓「恋する日曜日」(本作とは全く別物と考えましょう)
恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

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恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

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↓「スプーン曲げ」ということで...
職業欄はエスパー

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平和のためのスプーン曲げコース―スピリチュアル・ピースメーカー

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スプーン曲げに夢中 SPOONS BEND IN ENCHANTING CURVES

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魔法のブラックボード

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↓ひなびた温泉(匙曲温泉はありませんが...)
秘湯&ひなびた一軒宿 全国編

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関西温泉のすべて―鄙びた温泉から大温泉まで一九一湯。その効能と味覚。

  • 作者:
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新版 ひなびた温泉郷の宿―全国の秘湯220選

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↓「インチキ」ということで
わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス

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  • 作者: ロバート・L. パーク
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インチキ科学の解読法 ついつい信じてしまうトンデモ学説

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健康法、インチキ民間療法の科学

  • 作者: 三輪 明
  • 出版社/メーカー: 新風舎
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インチキ霊能力者にダマされるな!―正しい霊能の見分け方、使い方を公開!

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  • 出版社/メーカー: アクア出版
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インチキな反米主義者、マヌケな親米主義者

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  • 作者: ジャン=フランソワ・ルヴェル, 薛 善子
  • 出版社/メーカー: アスキー・コミュニケーションズ
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麻雀―最新高等戦術・インチキテクニック・接待麻雀 (1961年)

  • 作者: 浜 芳太郎
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 1961
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↓「没収」ということで...

現代社会における没収・追徴

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 信山社出版
  • 発売日: 1996/03
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預金封鎖―歴史は繰り返す財産没収のサイクル

  • 作者: 太田 晴雄
  • 出版社/メーカー: オーエス出版
  • 発売日: 1998/01
  • メディア: 単行本

GHQに没収された本―総目録

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: サワズ出版
  • 発売日: 2005/09
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↓'70'sに関して
まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ~文具・学校編~

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  • 作者: 初見 健一
  • 出版社/メーカー: 大空出版
  • 発売日: 2005/12/10
  • メディア: 文庫
まだある。今でも買える“懐かしの昭和”カタログ~食品編~

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  • 作者: 初見 健一
  • 出版社/メーカー: 大空出版
  • 発売日: 2005/07/01
  • メディア: 文庫
BACK TO BASICS 70年代ソウル

BACK TO BASICS 70年代ソウル

  • 作者: ソウルロマンチカ
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 1997/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
青春パズル70’s―ビバ!俺たちの70年代

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  • 作者: 寺崎 美保子, 真野 清美
  • 出版社/メーカー: 一艸堂
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本
ぼくらの60~70年代宝箱

ぼくらの60~70年代宝箱

  • 作者: 黒沢 哲哉
  • 出版社/メーカー: いそっぷ社
  • 発売日: 2006/09
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70年代マンガ大百科―こんな名作・快作・珍作があったのか!

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  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 1996/12
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↓こういうスプーンを曲げて貰いたい所です。
Benetton メジャースプーン C-8506

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  • 出版社/メーカー: Benetton(ベネトン)
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ScanWood スプーン 25cm 91

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  • 出版社/メーカー: ScanWood
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森からの贈り物 自然が大好き ◆サオの木 スプーン(大) 5本組 5SS42SW

森からの贈り物 自然が大好き ◆サオの木 スプーン(大) 5本組 5SS42SW

  • 出版社/メーカー: 籐芸
  • メディア: ホーム&キッチン
森からの贈り物 自然が大好き ◆シタンの木 子供スプーン (大) 5本組み 5CS40SK

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  • 出版社/メーカー: 籐芸
  • メディア: ホーム&キッチン
↓みのるにはこれを曲げて貰いたい...
Coo Foo Goo フォーク L ZA-8003

Coo Foo Goo フォーク L ZA-8003

  • 出版社/メーカー: クーフーグー (Coo Foo Goo)
  • メディア: ホーム&キッチン
森からの贈り物 自然が大好き ◆サオの木 フォーク(大) 5本組 5SF29SW

森からの贈り物 自然が大好き ◆サオの木 フォーク(大) 5本組 5SF29SW

  • 出版社/メーカー: 籐芸
  • メディア: ホーム&キッチン
カニフォークハサミ

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  • 出版社/メーカー: アーネスト
  • メディア: ホーム&キッチン
Coo Foo Goo 菜箸 ZC-7227

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  • 出版社/メーカー: クーフーグー (Coo Foo Goo)
  • メディア: ホーム&キッチン
SATO 天ぷらメータ 箸型 1719-00

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  • 出版社/メーカー: 佐藤計量器製作所
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くまのプーさん 和風 塗箸入りハシ箱セット(18.0cm) ANBG3

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  • 出版社/メーカー: スケーター
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CYNDI LAUPER『SISTERS OF AVALON』

表題のアルバムは1996年に発表した彼女の5th.アルバムである。(彼女の場合、もっと数多くアルバムをリリースしているように思うが、意外と少ないのです。)このアルバムも3年ぶりのアルバムということになった。が、サウンドの方は大きく変わり、明るく楽しい'80'sポップスではなく、アーティストとして成長した全く別人のCYNDIがここにはいる。明るく楽しい一面もあるが、それ以上にアーティストとしての彼女の才能が詰まっている。'80'sの彼女のサウンドのつもりで聴こうと考えるのは止めましょう。

収録曲は以下の全13曲である。(日本盤のみ『Early Christmas Morning』が追加収録されていて14曲になっています。)『Sisters Of Avalon』『Ballad Of Cleo & Joe』『Fall Into Your Dreams』『You Don't Know』『Love To Hate』『Hot Gets A Little Cold』『Unhook The Stars』『Searching』『Say A Prayer』『Mother』『Fearless』『Brimstone And Fire』『Lollygagging』。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーの『Sisters Of Avalon』、落ち着いて腰を落として聴くことが出来る『Hot Gets A Little Cold』、そしてノリの良い『Mother』、意外と骨のある『Fearless』という辺りをピックアップしておく。

'80'sのCYNDIの派手な所は影を潜めているが、CYNDIらしいノリは健在であるが、随分と大人になったという事を感じさせてくれる。'90'sになって、更に一回りも二回りも大きくなった彼女の姿がここにあって、何の心配もなく、安心して楽しみながら聴くことが出来るアルバムである。セールスの点ではさっぱりで、アルバム・チャートの方もレギュラー・チャートで辛うじてTOP 200内に顔を見せたものの、成績を考えると失敗と言われることになるが、あのCYNDIのパフォーマンスに大人の落ち着きが加わり、派手な所は控えめになったものの、存在だけで十分存在感を示してくれる。セールスが全てではないことを教えてくれるアルバムである。

Sisters of Avalon

Sisters of Avalon

  • アーティスト: Cyndi Lauper
  • 出版社/メーカー: Epic
  • 発売日: 1997/04/01
  • メディア: CD
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2007年07月18日

「緋牡丹博徒」(その5)

懐かしの邦画ヒーロー・シリーズの第6弾として記している「緋牡丹博徒」も今回が最終回となる。今回はシリーズ第7作と最終作となった第8作の2本である。尚、本シリーズが終了したのは、主演の藤純子さんが結婚・引退をしたためである。(1989年に富司純子としてカムバックしている。)彼女に変わるような女優がいないということもあって、シリーズに幕が下ろされたが、それだけ本シリーズのお竜は藤さんのはまり役でした。

シリーズ第7作緋牡丹博徒・お命戴きます
作品データを記しておくと、1971年の東映京都の作品である。時間は93分である。監督は加藤泰、脚本は大和久守正、鈴木則文、加藤泰の3人、撮影はわし尾元也、美術は吉村晟、音楽は木下忠司である。そして出演は、藤純子、若山富三郎、大木実、待田京介、内田朝雄、諸角啓二郎、上岡紀美子、沢淑子、沼田曜一、汐路章、名和宏、嵐寛寿郎、石山健二郎、河津清三郎、鶴田浩二、たちである。

公害問題を絡めたストーリーと鶴田浩二の存在感、お竜の淡い恋心が描かれている。物語は、渡世修行の旅の途中、上州伊香保の賭場でイカサマ賭博に巻き込まれたお竜。危うい所を武州熊谷の結城組組長・結城菊太郎に救われた。熊谷では、軍部御用の兵器工場ができ、周辺の百姓はその公害に苦んでいた。結城はその一件で対立する富岡組に殺されてしまう。急を聞いて駆けつけたお竜は結城の意思を継ぎ、百姓たちのために立ち上がるが...

結城に恋心を抱くお竜という所が本作の見所の一つである。今までと同様の殴り込み以降のお竜とは全く違っていて、女としての表情がいいですね。

最終作となったシリーズ第8作緋牡丹博徒・仁義通します
作品データを記しておくと、1972年の東映京都の作品である。時間は95分、監督は斎藤武市、脚本は高田宏治、撮影は山岸長樹、美術は富田治郎、音楽は小杉太一郎である。そして出演は、藤純子、菅原文太、片岡千恵蔵、松方弘樹、若山富三郎、待田京介、藤巻潤、浜田ゆう子、北原義郎、岸正子、若松和子、たちである。

物語の舞台は大阪。大阪では、堂万一家と伝法一家の二大勢力があり、小競り合いが絶えなかった。堂万一家三代目の跡継ぎの証人としてお竜が現れ、先代の意志により岩木が継いだが、跡目争いに敗れた松川は伝法一家に走り、堂万一家を潰そうと企んだ...

シリーズの最終作ということで、お竜と過去に接触のあった四国の熊虎親分まで出てくる所はサービスに満ちているが、物語としたらスケールが少し小さく感じる所が残念である。が、お竜の格好良さは変わっていない。物語の展開もこれまでの作品と変わらないが、シリーズ最終作とするからには、最後にもう一つ派手な花火が欲しかったところでもある。(が、お竜の姿は永遠に残っている。)

藤さんが引退しないでシリーズが更に続いていたらどうなっていただろうか?と思うこともあるが、'70'sという時代に入り、映画に対する環境も随分と変わってきただけに、「緋牡丹お竜」に幕が下ろされたのも時代の流れだったのでしょうね。いずれにしても、一つの時代の幕が下りたのでした。

緋牡丹博徒 お命戴きます

緋牡丹博徒 お命戴きます

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2004/11/21
  • メディア: DVD

緋牡丹博徒 仁義通します

緋牡丹博徒 仁義通します

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 2004/11/21
  • メディア: DVD
↓コミックです
緋牡丹博徒お竜仇討ち旅

緋牡丹博徒お竜仇討ち旅

  • 作者: かどた ひろし
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2007/01/30
  • メディア: コミック
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ケータイ刑事銭形雷37話(2nd.11話)[改訂版]

今回の物語は2nd.シリーズ第11話、通算では37話となる「キャの三宝を守れ! 〜銭形雷探偵団VS怪人3面相事件」である。この物語は「・2nd.5話」に初登場したあの怪人さんの物語の決着編であり、シリーズで5度目の登場となり、ゲスト・キャラの登場回数では並んでいた「多摩川ドイル」を抜いて単独トップとなりました。また、怪人さんの登場と言うことで、お馴染みの迷探偵ボームズ銀田一の登場も、といいたい所であったが、今回は銀田一は登場せず、ボームズ2世とポアレの登場です。(「・1st.4話」に登場したボアロと何らかの関係があるものと思われるが、そこまでは描かれていない。)前回(「・1st.24話」)、5面相として登場した時に2つの顔がばれたことで、律儀に「3面相」と名乗る所はいつもと同じであるが、これまでの経験を踏まえて、色々と学習して相当考えた計画を立てている3面相。そのため、これまでの過去4度の登場の時のパターンを覆すというようなことも多く、過去の経験を活かすということに関しては怪人さんの努力も認めてあげたい所です。(盗みに入るという部分は認められませんが...)

そして、もう一つこの物語にはポイントがあります。現在、6代目・ちゃんがデヴューして活躍を始めましたが、雷ちゃんが初めて「」ということを口にした物語でもあります。それにしても前回の綾小路波江もそうでしたが、「妹」だ「弟」だということで、「銭形海」、更には妹の7代目、8代目の物語に色々と登場してくるでしょうね。

この記事のタイトルに「[改訂版]」と付いているのは、BS-iの本放送時に記したものをベースにして加筆を行ったためです。(BS-iの放送時に記したものはその物語が最新作であった時に記したものですが、今回は「銭形雷」全40話まで見た後なので、全体を見通した観点からも追記しています。)BS-iの本放送時に記したものと合わせてご覧頂ければ幸いです。(BS-iでの放送時に記したものは、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、いつも以上の長文&今更ながらのネタバレありで、本編に行きます。

警視庁、高村さんがはさみを使って牛丼亭小板須のチラシを切り抜いている。「大盛りサービスに100円引きか...」と言ってホワイトボードに貼り付けている。ホワイトボードには「高村一平の節約大作戦!」と書かれていて、「レジャー旅行」「飲食」「生活」の3つに分けて割引券の整理をしている。そこに雷ちゃんが「高村さん」と言ってやってくると「あれっ?何やってるんですか?」これに「見ての通り、割引券をゲットしてるんですよ」と答える高村さん。「何でですか?」と問う雷ちゃん。で、夏はエステ代が大変なので倹約していると言う高村さん。(色々な割引券を使うのは当たり前の知恵ですけどねぇ。)で、いくつかの割引券を見せる高村さん。が、雷ちゃんは割引券には無関心で「ふ〜ん」と言うと手放してしまう。で、「銭形くん、割引券をバカにしちゃあいけないよ」(その通りです。こういうのを上手く利用するのも生活の知恵です。)と高村さんは雷ちゃんに説教を始めようとして「僕なんて昨日…」と話しだすが、そこに「鰻屋で〜す」と出前を持った男がやってきて、高村さんの話はストップする。

雷ちゃんは「鰻屋?」と直ぐにあの事件(「・1st.24話」)を思い出し、「怪人5面相、よくものこのこと。毎回鰻屋に化けてバレないはずないでしょう」と言って手錠を取り出すと「逮捕します」と言って出前持ちの男を逮捕しようとする。が、高村さんが「何を言っているだよ、正真正銘の鰻屋さんだよ」と言う。出前持ちの男は同じ大きさのお重を二つ机の上に置くと「毎度、昨日はどうも」と高村さんに声を掛ける。(高村さんはタダ券を持っていて、昨日はそれで鰻を食べていた。)で出前持ちは「毎度」と言って帰って行こうとする。が「ちょっと待って」と雷ちゃんは待ったをかけ、「怪しい...」と言う。が、高村さんは「何言ってるんだ、この人は怪人じゃないよ」と言う。理由を問う雷ちゃんに、「怪人だったら、一つのお重が大きくて、その中にビデオテープが入っている。どう見ても同じ大きさじゃない」とこれまでの経験を語る。が、雷ちゃんは「じゃあこの鰻重、高村さんの奢りですか?」と信用せずに問う。「君の奢りじゃないの?」と高村さんの返事に「違いますよ」と返す雷ちゃんは「やっぱり怪人」と疑いの目で出前持ちを睨む。これにひらめき閃いた高村さんが「あっ!警視総監からだ...」と言って「仕事の他に雷ちゃんのお守りをしているから...」と呟く。これに雷ちゃんは「それも前に聴いたんですけど...」と、やはり過去の経験から信じない。で、「じゃあ、開けてごらん」と高村さんが言い、雷ちゃんは二つのお重の蓋を同時に開ける。すると2つのお重の中にはそれぞれ本物の鰻が入っていた。で「ほ〜ら見ろ」と高村さんは言うが、その時には出前持ちの男は既に消えていた。で、お重の蓋を見た雷ちゃんは、蓋の裏に「銭形雷さま」と書かれたCDDVDを発見し「あっ!」と声を出し、「だから言ったじゃないですか」と高村さんに言うが、高村さんは「DVD、ビデオから進化している...」と、まんまと怪人の策にはまりました。(それにしても、これまではビデオテープだったのに、今回はDVDを使うなんて、それなりに考えている怪人さんです。やはり学習しています。)

そのDVDを再生してみると、「ハハハハハ」といういつもの笑い声から始まった。「怪人3面相、ただいま参上!」これに「3面相?」と雷ちゃん。すかさず「「5面相」から2面減っている。」と高村さんが漏らす。(「・1st.24話」で2つの顔がバレたから、今回も律儀に減らしています。)「CDDVDとは驚いただろう、ヘッポコたち!」と自慢げに語っている3面相。これに「ヘッポコですって...」とちっ(怒った顔)雷ちゃんが素早い反応する。(「まあまあ」と高村さんが宥めていました。)で、3面相の話は続き、「いくらヘッポコでも鰻屋と言えば私を連想する。そこで鰻のタダ券を腰巾着に配り前日から騙すという手の込みよう...」とその策を自慢するように言っている。これに高村さんが自分を指さして「腰巾着...?何言ってるんだ、3面相しか出来ないくせに...」と反発する。が、これは3面相も予想していて「黙れ、この腰巾着!」とやり返した。(DVDの先に収録した映像なのに...)で、ここから本題に入り「今回はキャの三宝を頂く」と言い、まずは世にも珍しい白首ニンジンを奪うと犯行予告をして、ヤエばあさんのニンジン畑に本日午後3時に集まれ、と告げると、またもいつもの高笑いをしていた。で、「警視庁から入電中」と雷ちゃんの携帯に入電が入る。怪人3面相から怪盗予告あり。ターゲットはキャの三宝の一つ・白首ニンジン。直ちに現場に急行せよ。

ヤエばあさんのニンジン畑にやってきた雷ちゃんと高村さん。そこには、二人の例の男がいつものようにいた。(今回は二人で何故か畑仕事をしていた。)で、二人は雷ちゃんと高村さんに気づくと作業を止めて挨拶を始める。「名探偵ジャーロック・ボームズ2世なのだ」(「迷探偵」の誤りです...)、「名探偵ポアレ」(こっちは初登場ですが、やはり「迷探偵」ではないの?)と名乗り「銭形雷くん、お久しぶり。今回のイソギンチャクはそいつか」と高村さんを指すボームズ2世。これに高村さんは「失礼な、バーボン刑事だよ」と返す。(高村さん、ボームズ2世とは初の顔合わせですね。)相棒のアイツがいないということで「銀田一どうしたの?」と尋ねる。これにポアレが「スケジュールの都合ですな」と説明する。(スケジュールって、迷探偵だからそんなに仕事があるとは思えないのですけど...)で、ボームズ2世とポアレは早く着きすぎたので農作業を手伝っていたのでした。そこに、ヤエばあさんが「ご苦労さん」と言ってボームズ2世とポアレに麦茶を持って現れた。(ヤエばあさんは「人間農業国宝」ということで、テロップが出る。)で、「ありがとう、おばあちゃん」と言ってお茶を口にするボームズ2世とポアレだった。

雷ちゃんは畑の方に行き、白首ニンジンが植わっている側にやってくる。早速高村さんが「ところで白首ニンジンというのは?」と質問をするが、「がく〜(落胆した顔)えっ!知らないのですか?」とボームズ2世が驚きの声を上げる。「あんたも、無知なんだ...」とポアレも続く。で、雷ちゃんが「白首ニンジンとは、かのレオナルド・キャビンチがこよなく愛した葉っぱに近い部分が白いニンジンですよ」と説明してくれる。(→レオナルド・キャビンチ、当然、元ネタはレオナルド・ダビンチですね)更に、ヤエばあさんが「明日、野菜秘宝館に収める約束になっているのでしゅ」ということでした。高村さんは「で、そのキャの三宝というのは?」と次の質問をする。で、またもボームズ2世とポアレは「キャの三宝を知らないの...?」とまたまた驚く。で、雷ちゃんが「キャの三宝」について説明してくれる。「キャの三宝」とは、人間農業国宝のヤエばあさんが作った「キャ」で始まる幻の野菜のことで、「ニンジンはキャロット」、そしてポアレが「キャナリザがこよなく愛した幻の芽キャベツ」、ヤエばあさんが「キャンヌ・ダルクがこよなく愛した黄金のキャボチャ」と語ってくれる。が、高村さんは「聴いたこと無い、最後、無理矢理だね」って、その通りですが...(元ネタは、モナリザとジャンヌ・ダルクです。)

そうしていると、3面相が予告した午後3時まで1分を切ったことをボームズ2世が口にする。そして「ここが密室ならば3時ジャストに真っ暗になるはずですが...」と言うが、「なる訳ないだろう」と高村さん。(ここは屋外の畑ですからね。が、突然の日食で、あっという間に真っ暗になるということも考えておかなければなりません。何せ「ケー刑事」ワールドですから...)ボームズ2世は前の経験から、懐中電灯も一応用意していた。(そんなのそんなの邪魔になるだけだと思いますが...屋外ですから)で、一同は白首ニンジンから目を離さないようにと、側に集まって白首ニンジンを凝視する。

雷ちゃんは携帯を右手で持ち、カウントダウン。「5秒前、4、3、2、1、0」ということで3時になった。しかし何も起こらなかった。雷ちゃんも「あれっ?」と言って首をかしげるが、そこに「ファファファファファ!」と3面相の笑い声が響き「ヘッポコ諸君、白首ニンジンは頂いた」と言うと、突然白首ニンジンが地面の中に吸い込まれた。で「あっ!」と雷ちゃんもがく〜(落胆した顔)ビックリしていた。そして、「本当にマヌケ、腰抜け、ふぬけ探偵だな」と3面相の声。で、風に乗って新たな挑戦状(「ヘッポコ探偵たちへの挑戦状」といつものように書かれてある。)が飛んできた。で、それを手にした雷ちゃんが声を出して読んでくれる。「ヘッポコ探偵諸君。予告どおり、キャの三宝のひとつ、白首ニンジンは頂いた。お次はキャボチャを頂きくしょうか。今から10分後、3時10分に野菜秘法宝館で待っている。」と次の犯行予告まで書いてあるのもいつもの通りでした。で、ヤエばあさんが「あっちじゃ」と野菜秘宝館を指さし、4人は野菜秘宝館に走っていった。(「秘宝館」が正しいのだが、3面相の挑戦状には「秘法館」と書かれてありました。→3面相の誤字ですね。)

野菜秘宝館。黄金のキャボチャが展示されている部屋の外から窓越しに黄金のキャボチャを見る4人。「ただのカボチャに金色の絵の具を塗ったようにしか見えないぞ」と言う高村さんに「何言ってるんだ」と言って高村さんが使っている双眼鏡を取り上げるポアレ。で「おかしいでしょう」と言い切りました。で、黄金のキャボチャは座布団の上に置かれていて、しっかりとケースの中に収められていた。雷ちゃんはその様子を携帯でしっかりと撮影した。そこにヤエばあさんが遅れて到着し、息を切らせている。で、パスワード鍵をもらってボームズ2世とポアレは部屋の中に入っていこうとする。高村さんは「怪人はヤエばあさんに化けているんじゃ?」と突然切り出す。これに「何でじゃ?」とヤエばあさんは問うが、「今までだって何とか秘宝館の館長に化けていた」と理由を語る高村さん。(確かに、今まではそうでした。)これにボームズ2世は「これだから素人は困る」と高村さんをバカにしたように言い、ポアレが「女性には化けません」と断言し、二人は部屋の中へ。高村さんは「そうなのexclamation&question」と言うと二人の後を追って部屋の中へ。で、ヤエばあさんと雷ちゃんはその場に残る形になった。ヤエばあさんは「あれがキャンヌ・ダルクがこよなく愛した黄金のキャボチャだ」と言って盗まれないようにと柏手を打ってから両手を合わせ祈っていた。が、雷ちゃんはそんなヤエばあさんの手をしっかりと観察していて、何かを感じたようだった。

展示室の中、ボームズ2世とポアレは透明のビニール傘を用意していて、ヤエばあさんがそれを差していた。そしてボームズ2世が「ではこの先の展開を説明いたしましょう」と、これまでの経験を話そうとする。これに雷ちゃんが「えっ?その説明はこの前聞きました」と不満げに言うが「君は聞いても、ヤエばあさんは聞いていないだろう」とボームズ2世は言う。(その通りですけど...)で、まずは高村さんが「3時10分ジャストに部屋が暗くなり、ファファファという笑い声が響く」と語り出す。で、「あの窓ガラスがパリンと割れる。」「「既にキャボチャは頂いた」と3面相が言う」「我々は、ここにあるのに「何故?」とケースを外す」「天井から偽者の黄金のキャボチャがバラバラバラと落ちてくる。」「3面相が現れ、適当に偽者を持ち去る」「本物は残された中に紛れている」「それを捜すのが大変」だから、傘を差して本物と偽物が混ざらないようにする。ということで、しっかりと説明をするボームズ2世とポアレ。これに雷ちゃんはカメラ目線で「ケータイ刑事ファンなら、誰でも知っているのです」と言ってくれる。(その通りで、「ケー刑事」ファンならば知っていて当然です。(万一知らないという方は「・2nd.5話」「・1st.4話/2nd.3話」「・1st.24話」を見ましょう。))

そうしていると時間はもう10秒前になっていた。「傘を差せ」ということで、一同はビニール傘を広げて備える。ボームズ2世が「備えあれば憂いなしなのだ」と言って自信満々。雷ちゃんは携帯で時間を確かめながらカウントダウンを始める。「5秒前、4、3、2、1、0」で、3:10になった。その瞬間、部屋の照明が消えて真っ暗になった。で、「なっ、言った通りだろう」と自慢げなポアレ(お気楽な迷探偵です。)続いて「明るくなる」とボームズ2世が言うと、照明が点いて明るくなった。で、「なっ、言った通りだろう」と自慢げなボームズ2世。そして「黄金のキャボチャはあるのに...」とハモるボームズ2世とポアレ。で、みんながケースに目を移動させる。が、「がく〜(落胆した顔)えっ?」「ないじゃん」ということで、黄金のキャボチャは座布団の上から消えていた。そして3面相の笑い声が響き「お約束通り、黄金のキャボチャも頂いた!」と響く。電気が消えた数秒で3面相が入ってこられるはずがないということで「犯人はきっとこの中にいます」と言う雷ちゃん。で、まずは雷ちゃん、高村さん、ポアレの視線がボームズ2世に集まる。これに「酷いよ、ポアレ。僕じゃないよ」とボームズ2世。そして「ということは...」で雷ちゃんと高村さんの視線はポアレへ。慌てて首を横に振るポアレ。で、「僕じゃないよ。酷いよ、ボームズ」とポアレ。(名探偵ではなくて、名漫才コンビですね。)で、ボームズ2世とポアレは耳打ちを始めて「怪人5面相の時も銭形くんのイソギンチャク刑事が犯人だった」と言い、3人の視線は高村さんに集まる。が「ノー。イソギンチャクじゃないよ、腰巾着だろう」と高村さんは「腰巾着」ということを認めました。

そんなコントをやっている中でも雷ちゃんは、頭の上の麦わら帽子を大事そうに両手で押さえているヤエばあさんに気づき「高村さん、帽子」と言う。するとヤエばあさんは慌てて逃げ出そうとする。で、ボームズ2世とポアレが追いかけて取り押さえる。で、雷ちゃんが「3面相、観念しなさい!」と言い、ポアレがヤエばあさんの麦わら帽子を奪い取る。するとヤエばあさんの頭の上には黄金のキャボチャがあった。で、ヤエばあさんは「ファファファファファ」と顔を剥ぐ。するとそこに現れた顔は、最初に現れた鰻屋の出前持ちであり、「ファファファ」と笑う。更に顔を剥ぐと、覆面をした3面相の顔が現れた。で、「手(パー)ジャスト・モーメント」と3面相は言うと、またも着替えを始める。高村さんは「また着替えるのかい?」、雷ちゃんは「ねぇ、ねぇねぇねぇ。そのまんまでいいですから...」と呆れた表情を見せていた。(→それならば、突っ立っていないで取り押さえたらいいのに... でも、やっぱりお約束の「礼儀」です。)またボームズ2世とポアレは「大体、女に化けないと言ったじゃないか」、「さっき、みんなの前で言っちゃったんだぞ。この野郎。恥かいたよ」と、文句を言う。(やっぱりヘッポコ探偵ということを証明しました。)

そうしている間に3面相の着替えが終了し、「何故私が3面相だと分かった?」と雷ちゃんに尋ねる。すると「あなたのは農作業をしている人の手ではありません。人間農業国宝のヤエさんは50年も農作業を続けてきた人です。もっと年期が入っています」ということで、さっき手を合わせて祈っていたヤエばあさんの手をしっかりと見ていたのはこれでした。これに「なるほど。やるな、名探偵銭形雷くん」と3面相。(怪人さんは、ちゃんとちゃんの2人は「名探偵」と認めています。(ちゃんは「銭形家の味噌っかす」と言って認めていない。))これに「探偵ではありません。警察です。観念しなさい」と雷ちゃん。しかし3面相も負けていない。「いやいや、キャの三宝はまだ手に入れていない。お次は最後の一つ、幻の芽キャベツを頂く」と、次の犯行を口にした。これに「何を...」とボームズ2世とポアレが歩を進めようとするが、突然二人はお腹を押さえた。それを見た3面相は「今頃利いてきたか」と口にする。先ほど二人が飲んだお茶に下剤を仕込んでいたのだった。(これは、今までの仕返しという3面相。)が、ボームズ2世とポアレは「ほうじ茶」「麦茶」ということで言い争いを始める始末だった。(→やっぱり「迷探偵」です。)で、「では諸君、10分後に会おう」と言って、黄金間キャボチャを手にした3面相の姿が消え、笑い声だけが残った。で、雷ちゃんは「早く、芽キャベツの部屋へ」と言って、そちらに走り出したダッシュ(走り出すさま)

芽キャベツが展示されている部屋。この部屋も密室であり、祭事の祭壇の中に幻の芽キャベツは展示されていたが、特に厳重には管理されてはおらず、大きな杯の上に無防備に置かれていただけだった。(ケースも何もありません。「・2nd.5話」の一番最初の幻の絵画のように、無警戒に展示されていました。)高村さんは「ただの芽キャベツにしか見えないけど...」と言うが、雷ちゃんは「でもこれがキャナリザがこよなく愛した、紛れもないキャの三宝です」と言い切る。(雷ちゃん、そういうお宝鑑定も出来るようです。)

とりあえずターゲットを確認したということで、高村さんはボームズ2世とポアレにお腹の調子を尋ねるが、2人とも何とか波は乗り越えたということだった。で、高村さんはさりげない疑問を口にした。「しかし怪人は毎回何で鰻屋に化けるのだろう?」(確かに、考えたら5回中4回は鰻屋に化けていますね。(「・2nd.3話」にも鰻屋は出てくるが、その時は怪人さんではなくて共犯者でした。)で、ここまでバレた9つの顔の内、4つが鰻屋ですし...)これにボームズ2世が「土用の丑の日の生まれらしいですよ」と答えた。すると「サタデーの焼き肉生まれ...」と返す高村さん。(土用の丑の日の「どよう」は「土曜」ではなく「土用」なんですが...)で、ボームズ2世とポアレの冷たい視線が高村さんに... が、高村さんはここから迷探偵とは違うところを見せてくれる。「密室の場合、怪人はこの部屋の誰かに化けるというじゃない」と言う。これに雷ちゃんが「確かこの前は下剤を飲まされた岡野さんが怪人でした」(「・1st.24話」を復習しましょう)と思いだしたように言う。で、疑いの目はボームズ2世とポアレへ。が「勘弁してください」とボームズ2世。疑われたことを屈辱に思ったポアレは「4人で輪になって手を繋げばいいんじゃないの」と提案する。ということで、4人はビニール傘を広げて、輪になって手を繋ぎ、芽キャベツを取り囲んだ。

落ち着いたのか、ここでポアレが「しかし誰なのかねぇ?土用の丑の日に鰻を食べてスタミナ付けようなんて言ったのは?」と言う話を始める。これには雷ちゃんが素早く答えてくれる。(江戸時代に平賀源内が、流行らない鰻屋に相談されて発案したらしい。→やはり、雑学の知識を得られる「ケータイ刑事」です。)一方、ボームズ2世は「今回は3面相からのスタート」と話題を変える。で「鰻屋で3面相」「ヤエばあさんで2面相」「次の顔が最後の顔」とポアレ、ボームズ2世、高村さんが口にする。雷ちゃんも「最後の顔」と漏らしていた。で、そうしている間に時刻はまもなく15:20になろうとしていた。「5秒前」とボームズ2世が言い、カウントダウンして「0」となり、15:20になったが、部屋の照明は消えなかった。で、部屋のドアがギーっと音を立ててゆっくりと開き始め、光の中から機関銃の銃口が部屋の中に向けられた。「がく〜(落胆した顔)え〜っ?」と驚く雷ちゃんだったが、次の瞬間には銃声が響いた。が、飛んできたのは銃弾ではなく、芽キャベツだった。乱射される芽キャベツ。(ここで「♪セーラー服と機関銃」るんるん(薬師丸ひろ子)が流れる。→この物語の本放送(2006/9/9)の後、10月からTBSがドラマ「セーラー服と機関銃」を始めるということで、本放送時はタイムリーなネタでした。)

芽キャベツの雨あられの中、撃たれるボームズ2世とポアレはその場に倒れ込んでしまう。更に高村さんは雷ちゃんを庇うように立ちはだかるが、芽キャベツの弾を喰らい、その場に倒れてしまう。(手に持っているビニール傘で防御すればいいのに...)で、直ぐに高村さんに駆け寄る雷ちゃんは「高村さん、大丈夫ですか?」と心配げな表情になる。高村さんは「芽キャベツは?」と心配して問う。これに「芽キャベツは無事です」と答える雷ちゃん。が、その時、バナナの皮が側に飛んで来た。「バナナ?」と声を出す雷ちゃんだったが、直ぐに思い出しました。(「・1st.24話」の経験ですね。)で、立ち上がったポアレに「ポアレさん。そこにバナナの皮があります。バナナの皮は踏むと滑りますから、気をつけてください」と注意をする。が、「何言ってるんだ。私だってバカじゃないんだから...」と返すポアレ。「大の大人がバナナの皮で...」と言いながら芽キャベツの方に近寄るが、言った途端にバナナの皮を踏んで滑ってどんっ(衝撃)転び、幻の芽キャベツが載っている台を倒してしまった。で、転がり落ちた芽キャベツは床に散乱している偽者と混ざってしまった。それを見た雷ちゃんは「バカぁ!」

ということで、4人は一つずつ、どれが本物の芽キャベツなのかを調べる羽目になってしまった。高村さんは本物と偽物の区別が全く分からず「幻の芽キャベツの特徴ってあるの?」と尋ねる。これに「中身が赤いのだ」とボームズ2世は言う。で、ポアレは「簡単だ」と包丁で二つに切って確認しようとする。が、高村さんが直ぐにそれを止める。(相変わらずオマヌケな迷探偵ですねぇ。)高村さんは「今に怪人がやってきて、適当に一つ摘んで、キャの三宝は頂いた、なんて言って去っていくんだろうねぇ...」これに「シリーズものとはいえねぇ...」と返すポアレ。(が、今回の物語では、そういうお約束となる所をことごとく裏切り続けていますが...)ボームズ2世もそれに頷いている。が、突然ボームズ2世のお腹が鳴り、「またお腹が...」と言ってトイレトイレに駆け込んでいこうとする。直ぐにポアレも「私も」と言ってボームズ2世の後を追っていく。で、高村さんは「役に立たない探偵だねぇ」とこぼす。二人が出て行くのを目にした雷ちゃんは立ち上がると唇に指を当て、前に突きだし「よどむ、悪の天気」(ここでAパート終了。経過時間は18分半弱でした。よってBパートは7分少しになります。)

ボームズ2世とポアレが「いやぁ、すっきり」「お待たせ」と言ってトイレから戻ってくる。で、「あとはどれが本物かを見分けるだけでするね」ということで再び幻の芽キャベツ探しが始まる。ここで雷ちゃんが携帯で本物の芽キャベツの写真を撮影していて、それを見せて「この形と全く同じ芽キャベツをを捜せばいいんですよ。それに幻の芽キャベツの重さは7.25gだと分かっているんです」ということで、ボームズ2世とポアレが1個ずつ重さを量り、7.25gだったものを雷ちゃんが形を比較するという流れ作業によってその作業が行われる。(今まではみんなが協力して本物を捜すということは無かったが、今回は協力していて、ここも今までとは違います。)

そうしていると、本物のヤエばあさんがやってくる。(押し入れに閉じこめられていたのだと言う。)で、簡単に「あっ、これだこれ」と本物の芽キャベツを一目で見つけ出した。(「早く言ってよ」と高村さんが突っ込むが、ヤエばあさんは今来たばかりなんですが...)で、本物を元の位置に戻して再び警戒態勢に入る。が、今回の怪人はいつもと違っていて、予告時間を15分も過ぎたのに、まだ現れなかった。で、ボームズ2世は「ということは、諦めたということですね」と言う。で、雷ちゃんもこれに同意する。すると高村さんは「芽キャベツ、どうするの?」と尋ねる。「今まで通り、ここに展示しましょう」と答える雷ちゃん。で、ボームズ2世は「我々の力で、このお宝を守ったんですねぇ、感慨深いなぁ...」と感慨深そうに腕組みをして頷く。が「君たち、何もしていないじゃない」と高村さんが言うが「イソギンチャクだって、何もしてないでしょう」とボームズ2世が返す。これに「イソギンチャクじゃないよ、腰巾着だろ〜」とまたも自分のことを「腰巾着」と言う高村さん。で、無事に守ったということから緊張から解放されたボームズ2世たちはそれを聞いてわーい(嬉しい顔)笑っていた。が、雷ちゃんはそんな3人の様子を見て「最後の顔?」と言うことを漏らした。

展示室から出てきた一同。(廊下には「野菜秘宝館」という看板がありました。)「予告通り盗まないということは、もう盗まないということだよ」と高村さん。で、自分たちが守ったのだと自慢げにポアレは「我々のおかげだ」。「黙って盗むなんてこそ泥のようなことはしませんよ。いくら泥棒でも怪人は美学がありますから」とボームズ2世。が、高村さんは「しかしねぇ、今回の怪人は本気だよ」と言って、自分を本物の鰻屋と思い込ませようとして昨日から仕込んでいたことを語る。ボームズ2世は「タダ券まで作ってなぁ」と笑いながら言い、笑う。これに雷ちゃんはひらめきピンと来る物を感じて足を止めた。高村さんは「サタデーの焼き肉生まれは最後まで鰻屋に拘ったんだ」と言うが「サタデーの焼き肉?」とボームズ2世。が、直ぐに「な、なるほどな」と取り繕ったボームズ2世。その時、またまた腹が鳴り「また来た」と言ってポアレとボームズ2世はトイレトイレに駆け込んで行った。それを見た雷ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん

幻の芽キャベツの展示室。一人の人影が入ってきた。そして、手袋をはめた左手が幻の芽キャベツに伸びる。幻の芽キャベツを掴むと、右手から偽者を取り出し、わざとらしくその二つを床に落とすと、腰を下ろしてそれを拾おうとする。が、その時、雷鳴が轟いた。慌てて振り返る人影はボームズ2世だった。雷雲が覆うと「雷鳴轟く積乱雲。…」と雷ちゃんの口上が始まる。「私の稲妻でしびれなさい!」からボームズ2世に雷稲妻が落とされる。で、しびれるボームズ2世は煙を噴いて咳き込んだ。それと同時に芽キャベツの展示室のドアが開き、雷ちゃんがゆっくりと入っきて「怪人3面相はあなたですね、ジャーロック・ボームズ」と言う。すると雷ちゃんを見て「ファファファファファ」と笑いだし顔を剥ぐボームズ2世。で、覆面をした怪人の顔が現れた。が、またも直ぐに「もう一度、ジャスト・モーメント」と言って、またも着替えを始める3面相。呆れたという顔でそれを待っている雷ちゃんだったが、高村さんたちが「おっ、着替えている」と言いながら入ってきた。(ボームズ2世は「俺の服...」と言っている...)「どうして分かった?」と雷ちゃんに尋ねる高村さん。「簡単です」と言ってその説明を始める雷ちゃん。

下剤を飲まされた二人はトイレに駆け込んだ。どっちでもよかった3面相はボームズになりすまして戻ってきた。ボームズ2世は「タダ券」という知らないはずのことを知っていた、「サタデーの焼き肉?」と知っているはずのことを知らない、ということで「偽者だということ、バレバレですよ」と雷ちゃん。するとシルクハットを頭に乗せて着替えが終わった3面相は「名探偵・銭形雷くん、なかなか手強いな」と言う。高村さんが3面相にゆっくりと歩み寄る(ポアレとボームズ2世が高村さんの金魚の糞みたいに後をついていく)と「怪人3面相、今度こそ逮捕する」と言って3面相の右手に手錠を掛ける。が、いつものことながら、またも手が抜けて3面相は逃げようとする。(ボームズ2世とポアレは「また手が抜けた...」とがく〜(落胆した顔)驚いていた。)が、雷ちゃんが素早く反応して、前転宙返りを見せて3面相を追いかけ、3面相の右足に手錠を掛けた。で、倒れる3面相は「足は用意していない...」ということで、逃げることは出来なかった。で、雷ちゃんは「やったぁ、遂に怪人を逮捕、従姉妹たちにも知らせなきゃ」と言って手(チョキ)Vサインをしてわーい(嬉しい顔)笑顔を見せた。(ちゃんが1度、ちゃんが2度、ちゃん自身も1度逃げられていますからね...)

高村さんは「黙って盗むなんてこそ泥みたいなことはしないって言っておきながら、ねぇ。美学があるんじゃなかったの?」と怪人に尋ねるが「今回ばかりは美学もへったくれも無かったんだ。これラストだろう。どうしても三宝全部を盗み出して有終の美を飾りたかった...」ということでした。これに「残念でした」と高村さんは、雷ちゃんから手錠に繋がっているロープを受け取ると、引っ張って連行していこうとする。が、ここで雷ちゃんが「ちょっと待って。怪人の本当の顔、見たいと思いませんか?」と言う。が「嫌だ、それだけは恥ずかしいから止めてください」と言う怪人。(結構小心者ですね...)が、みんなに取り押さえられて、高村さんに覆面を外されて素顔を見せることになった。で、雷ちゃんたちはちょっと驚いた表情をして目を丸くしていました。(尚、画面では怪人の背後からとなっていて、怪人の本当の顔はTV画面に晒されることはありませんでした。)

事件解決後、雷ちゃんと高村さんはがっちりと右手を組んで「遂に怪人逮捕、めでたしめでたし」と言って喜んでいる。(銭形ファミリーに対しては5度目の挑戦でしたが、高村さんに対しても3度目の挑戦でしたからねぇ。)そこにるんるん「♪明日吹く風」の着メロで雷ちゃんの携帯にmail toメールが届く。で、携帯を開く雷ちゃん。ジャーロック・ボームズ1世、2世、ポアレ、銀田一1世、2世からメールが届いたのだった。(これって、ちゃん、ちゃん、ちゃんの時に集まった迷探偵さん全員ですね。)文面は「もの凄く良いチームワームだったねぇ。再び集合できる日を楽しみにしている」ということだっ。(「良いチームワーク」でしたかねぇ?結局みんな「迷探偵」ということで、捜査を攪乱して、銭形の足を引っ張っていただけでしたけと...)高村さんは「何が楽しみにしているだよ...」と言っていた。そして「でもさぁ、ボームズや銀田一のように怪人も2世、3世って出てきたりして...」と言う高村さん。(確かにその手はありますね。(怪人の方も「弟」で、やはり十面相からスタートなんでしょうか?(いや、今回逮捕された怪人は「・1st.5話」の新聞記事では「怪人十二面相」と記されていたので、「1ダース」ということで、「十二面相」からスタートというのもあり得る...))

これに対して雷ちゃんも「大丈夫ですよ。きっとその時は私のが...」と言って、始めて雷ちゃんは妹がいることに言及しました。(「M2」で「雷ちゃんは四人姉妹の長女」と言ったので、3人の妹がいることが分かりましたが、今回が初めて「妹」と言ったのでした。)で、高村さんが「妹?」と問い質すが「いえいえ、何でもありません」とはぐらかした雷ちゃんは帰っていこうとする。で「何人姉妹なの?」と高村さんが追いかけるように尋ねるも「それはひ・み・つ」と言うことで教えてくれない雷ちゃんでした。(ちゃんに高村さんが同じ質問をした時、「それは最高国家機密です」と言ったちゃんですから、ちゃんも教えてくれないのも当然でしょうね。)

今回の物語で、遂に「怪人○面相」が逮捕されました。「怪人十面相」としてシリーズに初登場したのが「銭形泪・2nd.5話」(2004/5/2)でした。それから2年と4ヶ月少々の間、あの銭形姉妹の手から逃げ延びていたのですから、これはこれで凄いことですね。(尚「銭形零・1st.5話」内の新聞記事で、怪人十二面相として新聞記事となっていましたが、これは時間軸上では「銭形舞・7話」(2003/11/16)の事件の犯人逮捕の翌日と言うことなるので、これは2003年11月17日と考えられるので、これを起点とすると2年10ヶ月になります。(この時は銭形に挑戦していないので、やはり前者(「・2nd.5話」を起点として2年4ヶ月)というのが妥当でしょう。)しかし「銭形海」にこのキャラが登場しないというのは寂しいですから、やはり「2世」ということになって、綾小路波江のように銭形姉妹に対して挑戦し続けるものと思います。(渡辺千穂さんが「ケータイ刑事」に生んだこのキャラクターも、「ケータイ刑事」の顔の一つですからね...)

始めて「妹」の事を口にした雷ちゃん。「M2」ではっきりと「四人姉妹」と言いましたが、今回の物語では「」と言い「妹たち」とは言いませんでした。が、雷ちゃんの3人の妹(ちゃんとあと2人(筆者は「渓(けい)」「星(せい)」ではないかと現時点では考えている))が順次「ケータイ刑事」を襲名していくでしょうし、怪人さんの(おそらく)弟(妹というのもあり得るでしょうし...)と、ボームズや銀田一の再登場が楽しみです。

次回の物語は、2nd.第12話、通算では38話となる「BS-i初!まさかオペラ!? 〜犯人はあなただ!殺人事件(前編)」という物語です。残り3話ですが、オペラは前後編ということで、残る事件は2つです。「BS初の」ということをこれまでも色々とやってきた「ケータイ刑事」シリーズですが、今度は「オペラ」ということで、本当に色々とやってくれます。物語のテイストは「宝塚」と言った感じが出ていますが、ゲストは元宝塚にいた女優陣ということで、キャスティングの方もしっかりと考えられています。ただ、一つだけ難点を言うと、物語の展開が遅い、ということ。後編とまとめて、続けて見るというのもよろしいかと...

鑑識メモ。今回の物語本編には登場しなかった柴田束志が登場。(「ボームズ2世の」とはなりませんでした。)「土用の丑の日」の起源について語る。「何故平賀源内はこれを発案したのでしょうか」と言うから語り始める。(が、信じちゃダメですよ。)それは、源内がうなぎを初めて見た時、ドジョウが牛のように巨大になっていると驚き、その驚きを忘れないために、毎年その日に、カレンダーに「ドジョウが牛のようになった日」→「ドジョウが牛の日」と記した。それのを、店主が見間違えて「土用の丑の日」が誕生したそうです。→ここまで真面目に語っていると、騙されそうになりますが、最後に「何てな!」と束志が言っていましたので、嘘ということを見抜けないといけませんよ。

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

↓怪人さん登場物語が収録されているBOX
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
↓「鰻/鰻屋」関係

鰻屋物語

  • 作者: 森 成人
  • 出版社/メーカー: 日本図書刊行会
  • 発売日: 1994/01
  • メディア: 単行本

何度でも足を運びたくなるいい店好きな店―蕎麦・鮨・鰻・天ぷら・酒

何度でも足を運びたくなるいい店好きな店―蕎麦・鮨・鰻・天ぷら・酒

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本

ウナギのふしぎ―驚き!世界の鰻食文化

ウナギのふしぎ―驚き!世界の鰻食文化

  • 作者: リチャード シュヴァイド
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本

ウナギのひみつ

ウナギのひみつ

  • 作者: カレン・ウォレス, マイク・ボストク, 百々 佑利子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 大型本
お国自慢 鰻料理百科

お国自慢 鰻料理百科

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

浜名湖うなぎ今昔物語

  • 作者: 相曽 保二
  • 出版社/メーカー: 日本図書刊行会
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 単行本
平賀源内―エレキテルをつくった天才発明家

平賀源内―エレキテルをつくった天才発明家

  • 作者: 三上 修平, 古城 武司
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1988/11
  • メディア: 単行本

世界の伝記〈37〉平賀源内 (1981年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ぎょうせい
  • 発売日: 1981/09
  • メディア: −

平賀源内伝―江戸のダ・ビンチ

  • 作者: 志村 裕次, 池辺 勝美
  • 出版社/メーカー: KTC中央出版
  • 発売日: 1993/04
  • メディア: 単行本
↓「キャの三宝」の元ネタ関係
レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上   岩波文庫 青 550-1

レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上 岩波文庫 青 550-1

  • 作者: レオナルド ダ・ヴィンチ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1954/01
  • メディア: 文庫
レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 下    岩波文庫 青 550-2

レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 下  岩波文庫 青 550-2

  • 作者: レオナルド ダ・ヴィンチ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1958/01
  • メディア: 文庫
レオナルド・ダ・ヴィンチ (西洋絵画の巨匠 8)

レオナルド・ダ・ヴィンチ (西洋絵画の巨匠 8)

  • 作者: 池上 英洋
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 大型本
モナ・リザと数学-ダ・ヴィンチの芸術と科学

モナ・リザと数学-ダ・ヴィンチの芸術と科学

  • 作者: ビューレント・アータレイ, 佐柳 信男
  • 出版社/メーカー: 化学同人
  • 発売日: 2006/05/10
  • メディア: 単行本
モナ・リザ―私が描かれた理由

モナ・リザ―私が描かれた理由

  • 作者: 岡 庸子
  • 出版社/メーカー: 出窓社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本

ジャンヌ・ダルク―歴史を生き続ける「聖女」

ジャンヌ・ダルク―歴史を生き続ける「聖女」

  • 作者: 高山 一彦
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 新書
ジャンヌ・ダルクの生涯

ジャンヌ・ダルクの生涯

  • 作者: 藤本 ひとみ
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 文庫
絵本 ジャンヌ・ダルク伝

絵本 ジャンヌ・ダルク伝

  • 作者: ジョゼフィーン プール, アンジェラ バレット
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 大型本
↓DVD BOXでは変わっているけれども...
セーラー服と機関銃

セーラー服と機関銃

  • アーティスト: 薬師丸ひろ子, 来生えつこ, 星勝, 小椋佳
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: CD
セーラー服と機関銃 (通常盤)

セーラー服と機関銃 (通常盤)

  • アーティスト: 星泉, 来生えつこ, 前嶋康明
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/10/25
  • メディア: CD
↓参考まで

下剤・止瀉剤とその臨床 (1953年)

  • 作者: 高津 忠夫
  • 出版社/メーカー: 医歯薬出版
  • 発売日: 1953
  • メディア: −

薬学大全書〈第12巻〉瀉下薬(下剤)・造血剤,滋養剤,変質剤及び強壮剤 (1950年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 非凡閣
  • 発売日: 1950
  • メディア: −
↓やっぱりこれを...
怪人二十面相

怪人二十面相

  • 作者: 江戸川 乱歩
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本

少年探偵団読本―乱歩と小林少年と怪人二十面相

  • 作者: 黄金髑髏の会
  • 出版社/メーカー: 情報センター出版局
  • 発売日: 1994/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

怪人二十面相 [少年向け:コミックセット]

  • 作者: 藤子不二雄
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • メディア: 新書
ラベル:ケータイ刑事
posted by MEICHIKU at 12:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケータイ刑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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