おしらせ

著作権保護の観点から、権利者の承諾なし(使用許可の表示無し)に著作物を掲載しているBlog記事及び、アフィリエイト関係で取り上げたもの関連のBlog記事
からのTBは全て削除します。

更に、TB/コメントを受付ていないBlog記事からのTBも受付ません。
また、「○○バトン」、「アクセスランキング」、「TBセンター」、「ブログ記事のリンク集」、特定サイトの紹介、広告目的、等は全て拒否します。

TV番組などのレヴューの場合、公式HPなどに記されている内容の記述しか無い記事のTBも拒否します。(そんなのは公式HPで十分で無意味ですから...)Blogとしての存在価値は、何らかの感想や意見を記すことですからね。

一部Blogを中心にTBが送れない事態が多発しています。その場合には「MEICHIKUなんでもぶろぐ」または「テキスト版」からTBを送る場合があります。(都合2回送ってエラー等でNGになった場合はそこで打ち切らせていただきます。(「goo」は全滅、「Livedoor」と「fc2」もアウトの方が多い状態です。「なんでもぶろぐ」または「テキスト版」からお返しさせて頂く場合があります。ご了承ください。)

本Blogは、TB/コメントのいずれも承認制としています。反映されるまで時間がかかる場合がありますが、ご了承下さい。尚、各記事において、その記事内容と関係ないTB/コメントは、承認せずに無条件削除します。


スパムTBを送ってくるクズ野郎は、犯罪者扱いとしてそれなりの対処をする場合があります。


2007年02月26日

「OTHELLO」

表題の作品はシェイクスピア原作の「オセロ」である。しかしこの作品はこれまでにも何度か映画化されているので、1つの作品に絞ってピックアップしたのではありません。何せ、古いところでは1922年のドイツ(ディミトリー・ブコエツキー監督、ヴェルナー・クラウス主演)で制作されたものをはじめ、他にも多数あり、1955年の(当時)ソ連(セルゲイ・ユトケーヴィッチ監督、セルゲイ・ボンダルチュク主演)で制作されたもの、1966年のイギリス(スチュアート・バージ監督、ローレンス・オリヴィエ主演)で制作されたものというように、第二次大戦後にも色々と映画化されている。そして最近では、1996年のイギリス映画(オリヴァー・パーカー監督、ローレンス・フィッシュバーン主演)がある。→これらはみんな「オセロ」という邦題の作品であるが、1987年のイタリアとアメリカの合作作品「オテロ」(フランコ・ゼフィレッリ監督、プラシド・ドミンゴ主演)のように、異なるタイトル(邦題)が付けられた作品まで含めると、とにかくかなりの数に達する。(それだけメジャーな物語と言うことになります。)


これだけの作品があると、原作に忠実なものから、色々とアレンジしたものまで、物語の幅も色々と存在することになる。(この前に取り上げた「O」は、設定を現代にしたアレンジ作品の一つでもある。尚、これらの多くの作品に共通しているところは「悲劇」という所です。)が、監督と主演俳優の違いによって、色々と感じるところが違ってくるのもまた面白いところである。


そんな中、1955年のソ連のものは、カンヌ映画祭で監督賞を受賞した作品であり、セルゲイ・ユトケーヴィッチ監督の代表作でもあり、これはご覧になっておいた方がいいでしょうね。


また、1996年のオリヴァー・パーカー監督作品は、これまでは主人公・オセロを黒人俳優が演じることがなかったが、黒人のローレンス・フィッシュバーンが演じ、これまでの「オセロ」とはまた違った表現を達成していて、外せない作品である。


シェイクスピアの原作「オセロ」はあまりにも有名な戯曲であり、物語の筋書きはたいていの方はご存知であろうが、そういう作品だからこそ、監督や主演の違いによる物語の違いを味わうのにはもってこいの作品である。(もしも、「オセロ」を知らないと言う方がおられたら、まずは本で読みましょう。)で、上述の映画を見比べてもらいたい所である。(上述以外にも、TVドラマ化されたもの、舞台で上演されたものなど、多数ありますが、まずは有名所から押さえて、それから更に広げていくというのがいいでしょうね。)筆者としたら、1955年のセルゲイ・ユトケーヴィッチ監督作品を一押し、続いて1996年のL・フィッシュバーン主演作がお薦めです。


 

↓まずは本の方から

オセロ

  • 作者: ウィリアム シェイクスピア
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 文庫

オセロ

  • 作者: W. シェイクスピア, 中尾 清秋
  • 出版社/メーカー: 日本英語教育協会
  • 発売日: 1987/01
  • メディア: 単行本
オセロ(英語版)

オセロ(英語版)

  • 作者: シェイクスピア
  • 出版社/メーカー: 太陽書房
  • 発売日: 2006/03/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓ビデオです。

オセロ

  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィー・シー
  • 発売日: 1997/03/21
  • メディア: ビデオ

オセロ

  • 出版社/メーカー: キャニオンレコード
  • 発売日: 1993/09/17
  • メディア: ビデオ

オセロ【字幕版】

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • 発売日: 1997/06/27
  • メディア: ビデオ
↓その他
オテロ

オテロ

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2004/03/20
  • メディア: DVD
英国ロイヤル・オペラ ヴェルディ:歌劇《オテロ》全曲

英国ロイヤル・オペラ ヴェルディ:歌劇《オテロ》全曲

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/07/21
  • メディア: DVD
posted by MEICHIKU at 18:00| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

79th. ACADEMY AWARDS

アカデミー賞の授賞式が行われ、各賞の受賞作品が発表されました。主要6部門の結果は下記の通りでした。また、ノミネート作品や他部門の受賞作品についてはこちらにデータを記しています。(第1回からのデータがあります。ここをクリックして下さい。)


<作品賞>ディパーテッド


<主演男優賞>フォレスト・ウィティカー(ラストキング・オブ・スコットランド)

<主演女優賞>ヘレン・ミレン(クイーン)

<助演男優賞>アラン・アーキン(リトル・ミス・サンシャイン)

<助演女優賞>ジェニファー・ハドソン(ドリームガールズ)

<監督賞>マーティン・スコセッシ(ディパーテッド)


日本では、助演女優賞(菊地凜子さん)ばかりに注目が集まっていましたが、前哨戦の通りで予想通り受賞は出来ませんでした。で、こうなると一つ心配ごとがあります。日本(特にマスコミの間)では、受賞しなかったということで一気にトーンダウンして「ダメ扱い」をする風潮があるが、ノミネートされただけでも実に凄いことだということを忘れないで欲しいところです。何せ、世界でたった5人しかいない名誉ですから...(これは、100点満点のテストで99点を取り、満点はいないだろうと勝手に思って「No.1」だと思ったら、実は1人だけ満点がいたということと同じようなものです。)


特に、主題歌賞(歌曲賞)では「ドリームガールズ」から5つのノミネート中3つかノミネートされたということで、「ドリームガールズ」のどれかが受賞するとWOWOWでは言っていたが、結果は「不都合な真実」の『I Need To Wake Up』が受賞を果たしたが、これなんか日本のマスコミのバカさ加減(「いい加減さ」とも言う)がもろに出ていたことですからね...(で、早速「票が割れた」なんて言い訳を始める始末。→見苦しいだけ...)


そんな中で、名誉賞を受賞したエンニオ・モリコーネのプレゼンターをC.イーストウッドが務め、モリコーネのスピーチをイーストウッドが英語に通訳していた所は良かったですね。


主要6部門の結果は、前哨戦と言われるいくつかの賞の結果に従った近いものであり、去年のような大きなドンデンが無かったが、まあこれが「アカデミーの良識」というところなんでしょうね。(作品賞だけはどうなるかと思いましたが、監督賞の結果から、落ち着くところに落ち着いたようですね。)

 


 

↓ モリコーネ関係をいくつか
モリコーネ・ムービー・ヒッツ

モリコーネ・ムービー・ヒッツ

  • アーティスト: エンニオ・モリコーネ, サントラ
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2004/04/21
  • メディア: CD

ベスト・オブ・マカロニ・ウエスタン

ベスト・オブ・マカロニ・ウエスタン

  • アーティスト: オムニバス, エンニオ・モリコーネ楽団, エンニオ・モリコーネ, マッチ・デ・レオーネ楽団, マウリツィオ・グラフ, マグリオ・デ・バッシ・楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/10/23
  • メディア: CD
[NEW BEST ONE]エンニオ・モリコーネ 作品集

[NEW BEST ONE]エンニオ・モリコーネ 作品集

  • アーティスト: エンニオ・モリコーネ, 及川浩治, ジョニー・ピアソン・オーケストラ, リチャード・クレイダーマン
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2004/06/02
  • メディア: CD
ベスト・オブ・エンニオ・モリコーネ

ベスト・オブ・エンニオ・モリコーネ

  • アーティスト: エンニオ・モリコーネ, ジャンニ・モランディ, トニー・デル・モナコ, ガストーネ・パリージ, マウリツィオ・グラフ
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/10/02
  • メディア: CD
↓主要部門受賞作品
ディパーテッド

ディパーテッド

  • アーティスト: サントラ, ロジャー・ウォーターズ, ヴァン・モリソン, ザ・バンド, ビーチ・ボーイズ, ザ・ローリング・ストーンズ, ロイ・ブキャナン, ジ・オールマン・ブラザーズ・バンド, バッドフィンガー
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/01/17
  • メディア: CD
ドリームガールズ:デラックス・エディション(DVD付)

ドリームガールズ:デラックス・エディション(DVD付)

  • アーティスト: サントラ, マキシ・アンダーソン, シャーリン・カーモン, キーシャ・ヘリー, ダレル・バブス, ルーク・ボイド, エリック・ドーキンズ, スティーブ・ラッセル, マイケル・レオン・ウーリー, ジェニファー・ハドソン, ビヨンセ・ノウルズ
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2007/01/31
  • メディア: CD
ドリームガールズ オリジナルサウンドトラック

ドリームガールズ オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ジェニファー・ハドソン, ビヨンセ・ノウルズ, アニカ・ノニ・ローズ, エディ・マーフィ, ローラ・ベル・バンディ, ロリー・オマリー, アン・ウォーレン, ヒントン・バトル, ジェイミー・フォックス, キース・ロビンソン
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/12/06
  • メディア: CD
posted by MEICHIKU at 14:30| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「O」

表題の作品は2001年の映画「O<オー>」である。原題が一文字という作品であり、筆者は内容よりもそちらの方で興味を持った作品なのである。が、おふざけの映画ではなく、これがなかなかのサスペンス仕立ての作品として面白い。また、原作はウィリアム・シェイクスピアとなっているが、これはシェイクスピアの「オセロ」を現代のアメリカのハイスクールに置き換えて、青春ドラマという要素を出している。(よって、原作としてシェイクスピアの名前があるのである。)


映画データを記しておくと、原作は(その)ウィリアム・シェイクスピア、監督はティム・ブレイク・ネルソン、脚本はブラッド・カーヤ、撮影はラッセル・リー・ファイン、音楽はジェフ・ダナである。そして出演は、ジョシュ・ハートネット、ジュリア・スタイルズ、メキー・ファイファー、エルデン・ヘンソン、アンドリュー・キーガン、レイン・フェニックス、ジョン・ハード、アンソニー・ジョンソン、マーティン・シーン、クリストファー・ジョーンズたちである。


物語は、アメリカ南部にある全寮制の高校、バスケットボール部に所属する白人のヒューゴは、チームの花形選手であるオーディーンに深く嫉妬の心を抱いていた。オーディーンはこの学校で唯一の黒人であり、勉学の方も成績優秀、スポーツは万能、しかもプロ入りも確実と言うことで、全校生徒のあこがれの的であった。しかも、チームのコーチであるヒューゴの父までもがオーディーンを目に掛けていた。で、ヒューゴはオーディーンの彼女であるデジーに対して罠を仕掛ける。そこから悲劇は始まり...


原作が「オセロ」ということもあって、なかなか良く練られた人間の心理面を描いている。サスペンス仕立てと言うこともあって、物語に緊張感もあり、それでいて人間心理の裏側の怖さまでが表現されている。また、シェークスピアの「オセロ」を読んでいなくても特に問題になるようなことはありません。一度ご覧になることをお薦めします。(原題が一文字ということから興味を持った筆者としたら、良い作品に出会ったということになりました。)

O [オー]

O [オー]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • 発売日: 2002/06/22
  • メディア: DVD
posted by MEICHIKU at 12:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(洋画) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BEST HIT USA 2007[2007/2/25]

今回はいつもよりも35分繰り下がっての放送でした。いつものように「TIME MACHINE」のコーナーの情報収集を中心に内容を簡単に記します。(「COUNT DOWN USA」はいつものように省略です。)


まずは、30年前の今日(1977/2/25)、レコード会社と契約したグループということから名前が出て、それから10年後、別のグループになって活動していたということで、THE STYLE COUNCELの1987年のドイツでのライブ『Shout To The Top!』でスタートしました。続く「HOT MENU」はANA JOHNSSONで、インタヴューと『Exception』がON AIR。


「C/D USA」の「20位から11位まで」と「10位から4位」に挟まれる「STAR OF THE WEEK」のコーナーはCIARAでした。インタヴューと『Promise』がON AIRされました。


TIME MACHINE」のコーナーは、2/25ということで、次の5件が紹介されました。1957年:BUDDY HOLLYが「That'sll Be The Day」をレコーディング、1961年:ELVIS PRESLEYが、メンフィスのエリス公会堂で地元の慈善団体援助資金集めのチャリティ・コンサートを行う、1963年:BEATLES初のアメリカでのシングル『Please Please Me』が発売される。(しかし、この時は全くヒットしなかった。)、1966年:NANCY SINATRAのシングル『These Boots Are Made For Walkin'』がミリオンセラーを記録する、1998年:BOB DYLANがグラミー賞で3つの賞を獲得。この時、息子のジェイコブ・ディランはウォール・フラワーズで受賞したので、親子揃ってのグラミー受賞となった。


2/25が誕生日のアーティストとして、以下の2人が紹介されました。GEOGE HARRISON(1943年生まれ→戸籍上は2/25の生まれだが、本当は2/24の23:42生まれです。)、BAY CITY ROLLERSのサイド・ギターのSTUART "WOODY" WOOD(1957年生まれ)。


そして、このコーナーからのON AIR曲は、ROLLING STONES関係から映画「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」(このDVDは2/28に発売になるということで発売間近です。)のことが紹介されて、それ関係と言うことで、THE BEESの『Not Fade Away』と、Rolling Stonesの『Sympathy For The Devil』がON AIRとなりました。


「C/D USA」のTOP 3の発表を挟んで、ラストのリクエスト曲は、1985年のREADY FOR THE WORLDの『Oh Sheila』でした。


尚、次回のゲストはEPGの番組情報によると、STRIKE ANYWHEREとJULIETTE AND THE LICKSということです。また、放送時間はいつものように23:00からです。

フルハウス・ライブ

フルハウス・ライブ

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: DVD

 
リトル・エンジェル (枚数限定生産盤)(DVD付)

リトル・エンジェル (枚数限定生産盤)(DVD付)

  • アーティスト: アナ・ジョンソン
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/02/14
  • メディア: CD

 
The Evolution

The Evolution

  • アーティスト: Ciara
  • 出版社/メーカー: La Face
  • 発売日: 2006/12/05
  • メディア: CD
ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 コレクターズ・エディション

ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: DVD

ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 通常盤

ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 通常盤

  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: DVD
「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」公開記念盤 Premium Tribute to STONED(DVD付)

「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」公開記念盤 Premium Tribute to STONED(DVD付)

  • アーティスト: オムニバス, ザ・カウンターフェイト・ストーンズ, ザ・ビーズ, ザ・スモール・フェイシズ, ジェファーソン・エアプレイン, トラフィック, 22-20s
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/07/19
  • メディア: CD
Sympathy for the Devil Remixes

Sympathy for the Devil Remixes

  • アーティスト: The Rolling Stones
  • 出版社/メーカー: Abkco
  • 発売日: 2003/09/16
  • メディア: CD

20th Century Masters - The Millennium Collection: The Best of Ready for the World

20th Century Masters - The Millennium Collection: The Best of Ready for the World

  • アーティスト: Ready for the World
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 2002/01/15
  • メディア: CD
posted by MEICHIKU at 01:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽(etc.) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ケータイ刑事銭形零20話(2nd.7話)[改訂版]

最初にお知らせを。来週の日曜日、3/4の17:00〜17:30に、BS-iで「ケータイ刑事THE MOVIE2・ナビ 特別授業」の3度目の放送があります。録画していない方はしっかりとチェックしておきましょう。(まあ、後に発売されるDVDには特典映像として収録されるでしょうが...)
 

今回の物語は第20話(2nd.7話)の「音声スタッフは語る 〜ノイズに埋もれた殺人事件」である。この物語は「ケー刑事」の音声スタッフ・奥泉秀信氏(でかちょうさん)のアイデア(殺人トリック)を脚本家の渡辺千穂さんが書き直したもの、ということで、スタッフさんのアイデアを採用してドラマを作っていくという楽しい物語である。(で、OP主題歌が終わると、このことが最初に述べられる。→別にそんなこと言わなくてもいいのに、これが「ケー刑事・テイスト」でもあります。)また、「バレンタイン・デー」のネタが登場するのは、本作のBS-iでの放送が2005/2/13というバレンタイン・デーの前日だったためでもある。(時節ネタもしっかりと取り入れてくれます。)


尚、本記事のタイトルに「[改訂版]」とあるのは、「銭形零」は全話過去に一度記しているが、その時の記事をベースに加筆&修正を行ったため「[改訂版]」としています。(以前に記した記事をご覧く場合は、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、長文&今更ながらのネタバレありで本編に行きます。


最初に今回の物語が音声スタッフさんのアイデアということの説明が入り「音声スタッフらしい音の殺人トリックをどうぞお聞きのがしなく!」とテロップが出る。


住宅街を歩いている零ちゃんと五代さん。(零ちゃんは「バレンタイン特集」という本雑誌を読みながら歩いているけれど、そういうことは危ないですよ...)一方、五代さんは「困っちゃったなぁ〜」とぼやいている。が、零ちゃんは本に集中していて聴いている様子がなく、「おい、銭形。聴いてるのかよ?」と五代さん。すると「何ですか?」と零ちゃん。で、五代さんが「実はね...」と話そうとすると、「あのう、何かご用でしょうか?」と二人の目の前の家の主婦から声を掛けられる。が、何のことか分からない零ちゃんと五代さんは「えっ?」すると「今、チャイム鳴らしましたよね」とその主婦は尋ねるが「いえ、鳴らしてませんけど...」と零ちゃん。で、「おかしいわねexclamation&question」と主婦は家の中に消えていく。で、五代さんは「何だろう、あれ?」零ちゃんも「さあ?何でしょうね?」と頭は本の方にありました。


零ちゃんは「で、五代さんは何に困っていたんですか?」と尋ねる。これに「バレンタイン・デーというやつですよ」と始める五代さんは、出張先で出会ったレディたちにもてることを自慢しているだけだった。すると「見栄はっちゃって」と零ちゃんはまともに相手にしない。で、五代さんは「見栄なんかはっていませんよ」と零ちゃんに食ってかかる。そうしていると「警視庁から入電中」と零ちゃんの携帯に事件を知らせる入電が入る。事件は、世田谷区成城の鳥飼家で変死体発見。被害者は野鳥研究家の鳥飼誠(とりかい・まこと)教授。直ちに現場に急行せよ!。だが、その現場というのは今二人の目の前にある家家だった。


早速捜査を開始した零ちゃんと五代さん。教授は階段下に倒れて死んでいた。で、五代さんは階段から転落して死んだと読み、「死因は脳挫傷か?」と口にするが、零ちゃんは相手にしないで捜査を続ける。階段には滑り止めが付いていることを確認する零ちゃん。そこに柴田さんが現れて「死因は心停止」と報告する。つまり、心停止した後にこの階段から転落したということだった。また、死亡推定時刻は今から5分前の午後2:10ということだった。(たった5分前に死亡したということは、柴田さんもあまりにも早く駆けつけて鑑識を行ったと言うことになります。いくら何でも早すぎませんか?)で、鳥飼の奥さんである鳥飼ヒロ子(さっき、玄関から出てきた主婦です)が、「主人は元々心臓が弱かったんです」と言う。で、五代さんは「心臓発作を起こして転落死か。となると、俺たちの出番はないなぁ」と言って、後を柴田さんに頼んで引き上げようとする。が「決めつけるのはまだ早いです」と零ちゃん。そしてヒロ子に、「この家には誰か他にいらっしゃいますか?」と尋ねる。ヒロ子は「ええ、お客様がお2人」と答える。


居間に移動した零ちゃんたち。客として来ているラジオレポーターの音無ミカ(おとなし・みか)が挨拶をし、一緒に来ているラジオエンジニアの耳村吉紘(みみむら・よしひろ)を紹介する。(耳村の耳、「スター・トレック」に登場するミスター・スポックのような耳をしているが、遊んでくれます。)二人が来ていたのは、ラジオ番組の企画で、教授に野鳥の鳴き声の分析を頼んでいて、その最中に教授が亡くなってしまったのだった。(音無ミカを演じている益子梨恵さんは、1999年に放送された「千年王国V銃士ヴァニーナイツ」では戦士の一人となる浅木あきらを演じていた元正義のヒロインです。そう言えば「・4話」では元ゴーゴーファイブのまつりちゃんが犯人でしたね〜)


で、ミカは零ちゃんたちに説明を始める。最初にウグイスの鳴き声を聞かせるミカ。最初は下手で、親鳥を真似て上手くなる、と聞かされて零ちゃんと五代さんは感心するが、耳村が「そんなことも知らないのか、素人め」と言ったことに五代さんが怒り、耳の引っ張り合いに...それを見ている零ちゃんは呆れ顔。→耳村も耳村ですが、やっぱり五代さんは子供です。


零ちゃんはミカに状況を尋ねる。で、ミカが語り始める。ミカが奇跡的に録音に成功した韓国の珍鳥・オズマドリの鳴き声の分析を教授に頼み、それを聴いてもらっていた。(それを「親鳥の借金を心配している鳴き声だ」と分析する教授→相当怪しい〜)そこにヒロ子が教授の薬を運んできてドアを開けて入ってくるが、このドアの音に耳村は五月蠅いと文句を言うというやりとりがあった。(それを謝るミカ。こちらも耳村が子供でミカが保護者ですね。)で、薬を飲んだ教授は、「ヒロ子、お前も聞け」ということで、世界の珍鳥・オズマドリの鳴き声を一緒に聴くことになる。で、次の鳴き声を聴いて「オズマドリが笑っている」と教授は分析した。するとそこに玄関のチャイムが鳴った。(で、耳村はまたも頭を抱え込む。)で、ヒロ子が玄関に出ると、零ちゃん&高村さんと会ったのだった。一方、ミカたちは直ぐに収録を再開したが、今度は時計目覚まし時計のアラームが鳴る音がした。(で、耳村は床に寝ころんで駄々をこねる子供になっている...)で、教授は立ち上がると「静かにしたまえ」と怒鳴り声を上げると、耳村を指さして「君が一番五月蠅いんだよ」と言い、アラームを止めるために寝室に向かった。耳村は駄々をこね続けていたが、突然停電すると同時に物音がした。で、それを見に行くと、教授が階段下に倒れていた。で、教授の脈を診たミカは、耳村に「救急車」、ヒロ子に「薬を持ってきて下さい」とテキパキと指示を出していた。


五代さんは「状況を聴けば聴くほど、心臓発作による心停止に間違いないなぁ。」と言うと零ちゃんに対して「これは殺しじゃないなぁ〜」と言う。が、零ちゃんは腕組みをして考えていて「レレレ」零ちゃんは教授が階段から落ちた音と同時にブレーカーも落ちた、ということが引っかかるようだった。で、考えようとするが、耳村の道具箱から水鉄砲を見つけるとそれを手にして「これは何ですか?」と尋ねる。すると耳村が慌てて「俺の七つ道具に勝手にさわるんじゃねぇちっ(怒った顔)」と言って、零ちゃんの手からその水鉄砲を回収する。すると五代さんが「水鉄砲ぐらいでそんなに興奮して...子供じゃあるまいしなぁ」と口を挟むが、耳村は水鉄砲を五代さんに向ける。(「早まるな」と五代さんは言うが、水鉄砲なんでしょう?)すると零ちゃんが「何でそんなものを?」と水鉄砲について尋ねる。これにミカが「セミ対策に使うんです」と答える。(夏場のロケ現場の一番の敵はセミの鳴き声であり、水鉄砲を使ってセミに水を掛けて追い払う。)で、感心する零ちゃんと五代さん。五代さんは「夏のセミって五月蠅いもんな」と言い「ミ〜ン、ミ〜ン」とセミの鳴き声を口にするが、耳村は「ミンミン言うな」と言って水鉄砲を五代さんに発射。で、「目に入った、痛い」と五代さん。→どっちも本当に子供です。


零ちゃんは耳村の七つ道具箱からアルミホイルが巻かれたマイクコードを手にして「これは何ですか?」と尋ねる。「マイクのコードです」と答えるミカだったが、それは東京タワーの近くなどの電磁波が強い現場で使うもので、雑音が入るのを防ぐ対策がされたコードだった。(強電界だと、ケーブルがアンテナとして働いてしまい、ノイズを拾ってしまいますが、アルミホイールでシールドすれば拾わなくなるということです。(これって、結構簡単にできるノイズ対策の方法です。)で、五代さんと耳村はまちも小競り合いで「お前が天敵だ」と言うことで子供の喧嘩は続く。が、零ちゃんは「雑音が天敵か」と口にする。


階段下にやってきた零ちゃんはじっくりと観察すると「やっぱりおかしい」と口にする。五代さんは「何がだよ?」と尋ねると、零ちゃんは階段をゆっくりと上がりながら、「教授は目覚まし時計のアラームを消しに2階へ上がる途中、心臓発作を起こして、この階段を転げ落ちたんですよね。それなのに、アラームは私たちが駆けつけた時には止まっていました。部屋にたどり着く前に亡くなっているはずなのに、どうして止まったんだろう?おかしいですよね」と疑問を語る。が、五代さんは「何でもかんでも殺人事件にしようとする方がおかしい」と言い、「時計だって自然と止まることだってある」と言う。これに零ちゃんは「たった5分で止まる目覚まし時計なんて、眠い(睡眠)二度寝して毎朝遅刻しちゃいます」と言い、五代さんの方を振り返ると「私は刑事ですから、事件をあらゆる方向から考えるんです。」と言ってくれます。(→優秀な刑事はやはり基本を大事にしているものですねす。)で、階段を上っていって2階に向かおうとする零ちゃんだったが、途中で階段の手すりに手を触れて何かに気づいた。


2階の寝室にやってきた零ちゃんと五代さん。ベッドの側にある問題の時計目覚まし時計を手にする零ちゃんは「6:30」にアラームがセットされているのを確認する。死亡推定時刻は午後2:10であり、目覚ましが鳴ったのが5分前とすると午後2:05、(現在の時刻は午後2:38と表示されていた。)ということで「どういうことだ?」と五代さん。零ちゃんは目を閉じてゆっくりと考える。で、目を開くと「増せり、悪の数字」(ここでAパート終了、経過時間は約13分。ということでBパートは約12分半となります。)


零ちゃんはミニコンポ、パソコン、電気スタンドのスイッチを入れる零ちゃん。いずれもちゃんとスイッチが入った。ということで、「1階に行きましょう。電流を流すものを探しましょう」と零ちゃん。が、「どういうことです?」と五代さん。「ブレーカーが落ちるほど大きな負荷がかかったということは...」と零ちゃんが言うと「感電死か?」と五代さん。零ちゃんは「感電の仕掛けに使われた電化製品はコードがショートして使えなくなっているはずなんです。でも、電気コードだけじゃあ...もあった方が...」と漏らす。が、直ぐに「あっ、あった!」と言って、水もコードもラジオの機材の中にあったことを思い出した零ちゃん。(「・2nd.2話」で感電というトリックがありましたね...)五代さんも「ああっ!水鉄砲とマイクのコード」ということで「謎は解けたぞ、バレンタイン」と言って「犯人は持ち主の耳村だ」という結論に達する。が、流石にこれまでに数々の早とちりをしている五代さんは、「待てよ」と言うと「あのマイクのコードと水鉄砲の中に入っていた少量の水で教授が死んだりブレーカーが落ちるほどの強い電流が流れるか?」と冷静に考えている。零ちゃんは「弱い電流しか流れないと思います。それだけで教授を殺すのは不可能です」と言う。


で、「もっと早く言ってくれよ」と五代さんはそこで行き詰まってしまう。で、考え込む五代さん、零ちゃんも考える。難しい顔をしている五代さんの顔を見た零ちゃんは何かに気づき、五代さんの顔を見つめる。すると五代さんは、今日がバレンタイン・デー、1年に1日、女性から愛を告白する日だから、零ちゃんから告白される、という勘違いモードに突入するが、「ダメだダメだ。絶対ダメだ」と言って両手でバッテン(この後のBS-iの「飲酒運転撲滅キャンペーン」の「ダメ!飲酒運転」のポーズですね。→山下さんは参加しています。尚、銭形姉妹からは芽以ちゃん黒ハートだけが参加していて、&五代コンビが復活もしてします。)を作るが、この場は何とか理性が勝ったようです。(そもそも五代さんと零ちゃんだったら、完全な親子として見られて当然ですし、零ちゃんはまだ中一・13才です。→青少年保護法に引っかかり、手を出したら犯罪になってしまいます。)が、零ちゃんはポケットからハンカチを取り出すと「何かついてますよ」と言って五代さんの顔を拭いた。五代さんは「それだけ?」と拍子抜けした様に言うが「何がです?」と零ちゃん。結局、零ちゃんが告白というのは五代さんの妄想でしかありませんでした。(って、当然です。)


鳥飼家の玄関前。警官を呼んだ五代さんは耳村を連行しようとしているが、「俺が何したんだ」と抵抗する耳村。一方零ちゃんは、玄関横のインターホンの前でにらめっこ。五代さんが「銭形、行くぞ」と言うも相手にしない。で、五代さんがやってくると「インターホンには何の仕掛けもないようです」と言う零ちゃん。で、五代さんは「ピンポン・ダッシュですよ」という結論に。これに零ちゃんは「仮にそうだとしても、タイミングが良すぎるんですよね」と言う。「言われてみればねぇ」と納得する五代さん。が、謎は深まるばかりの二人。


そうしていると「おいしいパイはいらんか…」と遠州理津さんが現れた。「今日はバレンタイン・デーだよ。チョコの代わりにパイを買っておくれよ」と言って、エビ味の本命パイとチョコ味の義理パイを零ちゃんに手渡す。受け取った零ちゃんは義理パイを五代さんに渡すが「これはないでしょう、この義理は...」と文句を言う五代さん。更に遠州理津さんは「ところで本命パイが何故エビ味なのか、お嬢ちゃんに分かるかい?」と尋ねる。笑顔の零ちゃんは「もちろん」と答える。すると「頭いいねぇ」と遠州理津さん。しかし五代さんにはさっぱり分からず「教えてくれよ、教えて」と遠州さん、零ちゃんに尋ねるが、「五代さんには秘密です」と零ちゃん。すると、♪「ウイリアム・テル序曲」の着メロで携帯電話携帯が鳴る。五代さんと遠州さんが反応する。ポケットから携帯を取り出した遠州さんだったが、次々と4つも携帯を取り出すものの、いずれも鳴ったのではなかった。鳴ったのは五代さんの携帯であり、二人は同じ着メロを設定していたのだった。で、電話に出た五代さんは、智恵子さんからの着信ということで嬉しそう。零ちゃんは「五代さんとパイ屋さんの着信音が同じなんだ」と呟くと考え始める。そして「そうか、謎は解けたよ、ワトソンくん


居間にミカがいる。そこに零ちゃんの問題を出す声が届く。「赤ちゃんの泣き声の音階は「ラ」。では、時速130kmのスピードで近づいてくる赤ちゃんの泣き声の音階は何でしょう?」(これは物理学の知識のいる問題ですね。)いつしか立ち上がって、どこからその声がするのかを捜すミカは「えっ?音階?」と答えられない。で、鐘の音が響き、銭形ストラップが飛んでくると、それがチェーンとなりミカを拘束する。「午前零時の鐘の声。…」零ちゃんの口上が始まり「わらわの暗算、解いてみよ」でチェーンを引くと、ミカは大回転してその場に倒れ込む。「鳥飼教授を殺害したのはあなたですよね、音無ミカさん」と零ちゃんが言うが、ミカは零ちゃんを睨みつけて「私が?私がどうやって殺したって言うの?」と逆に問う。で、零ちゃんが事件のトリックの説明を始める。


ラジオの収録を始める前にミカは階段にある仕掛けをした。それはマイクのコードをコンセントに差し込み、その先を金属製の手すりに巻き付け、ステップの金属の部分に水鉄砲の水を掛けた。(鳥飼教授が2階に上がることを想定して、感電死するように仕掛けた。)また、伝導率を上げるために水鉄砲には食塩水が入っていた。(これを聴いた五代さんは「そうか。だからあの時」と、耳村に水鉄砲を掛けられた時、目が染みたのでした。)その証拠として、水が乾いた五代さんの顔には塩が付いていた。で、2階で五代さんの顔を拭いたハンカチを示す零ちゃん。次にそのコードをマイクに繋ぎ、ミキサーに接続して、マイクボリュームを上げ、マイクを軽く叩く零ちゃん。が、マイクは音を拾わなかった。ということで、そのコードはショートしていて、ショートするほど大きな負荷がかかった証拠だと言う零ちゃん。が、ミカは「コードも水鉄砲も耳村のものよ。犯人はあいつよ」と耳村が犯人だと言って犯行を認めない。


これに零ちゃんは「まだ続きがあるんです」と説明を続ける零ちゃん。手すりとステップに同時に触れた教授は感電して亡くなった。それと同時にブレーカーも落ちた。で、駆けつけた際にミカは耳村とヒロ子をその場から去らせると、教授の足と階段のステップの水を拭き、マイクのコードを回収して片付けて、何気なく元の場所に戻した、と語る。しかしミカは「私じゃない、犯人は耳村だ」と繰り返す。それでも「いいえ、犯人はあなたです」と零ちゃんはミカを指さして言う。が、ミカは「どうして私だって言い切れるの?」と笑みを浮かべて返す。すると零ちゃんは「オズマドリのDVDCDを用意したのはあなただからです。DVDに細工できたのはあなたしかいません」と言う。これに目をそらすミカ、「細工ってのは?」と問う五代さん。すると「この音です」と言って零ちゃんは側にあったリモコンを手にするとDVDの再生を始める。オズマドリが笑っていると教授が言った鳴き声が流れ、それに続いてインターホンが鳴る「ピンポーン」という音が再生された。(で、表情が変わるミカ。)


零ちゃんは「電子音には指向性がありません。つまり、何処で音が鳴っているのか分かりにくいんです」と言う。すると五代さんはさっきの携帯電話の着信音のことを思い出したように口にする。DVDの再生は続き、今度はアラームの音が聞こえてきた。零ちゃんは「あなたはチャイムの音で、先に奥さんを玄関に向かわせた後、アラームの音で鳥飼教授を確実に2階に向かわせた。つまりこれは、音を巧妙に使った殺人トリックだったんです」とトリックの全てを語った。するとミカは呆然とした表情で膝をついた。


「ミカさん、どうして鳥飼教授を殺害したんですか?」と殺害の動機を尋ねる零ちゃん。これにミカは「ラジオの担当を若い子に変えろ、と上司に言っていたのよ。(教授は)私のこれまでのキャリアを否定したの、あいつは」と言うともうやだ〜(悲しい顔)泣き始めた。で、五代さんに合図を送った零ちゃん。そして五代さんがミカに手錠を掛けた。それを見ている零ちゃんが複雑な表情を見せていました。


事件解決後、夜の街を歩いている零ちゃんと五代さん。「先入観って、無意識の行動を起こすものだよな」と言う五代さん。(チャイムが鳴ると玄関に、アラームが鳴れば時計の所に行くのも納得できる。→確かにそうなんですよね。五代さんが言う通り筆者も「勉強になりました」。)で、零ちゃんに「先に帰る」と言う五代さん。が、零ちゃんが「五代さん、ちょっと待ってください」と呼び止める。そして「五代さんの側に寄ると「本命パイ」を手にして「はい、バレンタインのプレゼントプレゼントです」と笑顔いっぱいで五代さんに渡す。それを目にした五代さんは「えっ、本命パイ、俺に?」とわーい(嬉しい顔)嬉しそうに言うと「もちろん」と零ちゃん。で、五代さんは嬉しいという顔つきになって「ホワイトデーのお返しは何がいい?何でもいいぞ」とリクエストを尋ねる。で「そうだなぁ〜」と考える零ちゃんは「回らないお寿司」とリクエスト。「なんだ、そんなのでいいのか」と言う五代さんはすぐさま携帯を手にして寿司屋の予約を入れました。で、零ちゃんは「流石エビ味の本命パイ。鯛が釣れちゃった」と笑顔に満ちていました。


今回の物語は、ちょっとしたアイデアを直ぐに採用する「ケー刑事」らしいノリの物語でした。そんな中に、電磁波対策で効果のある事柄がさりげなく紹介されるということで、やはり勉強になる「ケー刑事」という所も持ち合わせていて、これが面白いところです。ところで、零ちゃんは「本命パイ」のお金は払ったのでしょうか?遠州さんが零ちゃんにあげたようでしたけど...(でも、1個でも何個でも314円というのが遠州理津さんのお店の値段ですし...→払ったとしても随分と安上がりで済みますね...)


次回は第21話(2nd.8話)「基本的にアレな訳なんだけど 〜銭形零の悪夢」である。事件が起こる訳ではないが、この物語は「銭形零」の中でも傑作中の傑作です。(で「銭形雷」でも同じコンセプトで「2nd.7話」で雷ちゃんの悪夢ということで、リメイクされました。)とにかく、佐藤二朗さんのジロー・ワールドが全開となり、ニセ零柴田二朗も登場します。


鑑識メモ。零ちゃん出題の問題の解説する柴田さん。「今回の問題は難問でした」と言うが、「身近に経験されたことがあるはずです」と言って救急車が近づいてくるサイレンの音は高く、遠ざかっていくサイレンの音は低くなる、ということを語る。(この時、段ボールで作った救急車を使うところが柴田さんらしいところです。)で「有名なドップラー効果ですよね」と説明すると、「「ラ」から少し上がって「シ」が正解」と正解を言いました。そして「では、ハッピー・バレンタイン」と締めくくりました。(去年は泪ちゃんから義理チョコをもらった柴田さんでしたが、今年は零ちゃんからはもらえなかったようでしたが...)→「シ」というのは本当に正しいのでしょうか?もし、自分もある程度の速度で動いていたら、「シ」よりも更に高くなる可能性もあります。(まあ、問題文から相対速度130km/hで近づく/遠ざかると解釈すると、約10.5%周波数が高くなるということで、「シ」で良いんでしょうが...)

 
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零/夏帆style

ケータイ刑事 銭形零/夏帆style

  • 出版社/メーカー: アルケミスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

↓関連する物語が含まれている「ケー刑事」シリーズ
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
ケータイ刑事マニアルBOOK

ケータイ刑事マニアルBOOK

  • 作者: 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本
ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

ケータイ刑事THE MOVIE2石川五右衛門一族の陰謀~決闘―+TVシリーズ雷★零

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本
↓「THE MOVIE2」関係も
ケータイ刑事 石川五右衛門一族の陰謀

ケータイ刑事 石川五右衛門一族の陰謀

  • 作者: 林 誠人, 加藤 淳也
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2007/02/22
  • メディア: 文庫
ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

ケータイ刑事 THE MOVIE2 オリジナル・サウンドトラック・アルバム

  • アーティスト: 小出早織/松崎しげる
  • 出版社/メーカー: BS-i
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: CD
↓今回のネタ集
スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ! スペシャル・コレクターズ・エディション

スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ! スペシャル・コレクターズ・エディション

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD
スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!

スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD
千年王国3銃士ヴァニーナイツ DVD BOX 前編

千年王国3銃士ヴァニーナイツ DVD BOX 前編

  • 出版社/メーカー: ジーダス
  • 発売日: 1999/11/05
  • メディア: DVD
千年王国3銃士バニーナイツ DVD-BOX 後編

千年王国3銃士バニーナイツ DVD-BOX 後編

  • 出版社/メーカー: ジーダス
  • 発売日: 2000/01/14
  • メディア: DVD
ピンポンダッシュ 飯塚健冒険記

ピンポンダッシュ 飯塚健冒険記

  • 作者: 飯塚 健
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
  • 発売日: 2004/08/10
  • メディア: 単行本
↓電磁シールドに関して

電磁シールド技術と材料

  • 作者: 関 康雄
  • 出版社/メーカー: シーエムシー出版
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本
建築における電磁シールド材料と施工

建築における電磁シールド材料と施工

  • 作者: 日本建築学会
  • 出版社/メーカー: 三松
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本

ノイズ対策 シールド材料と手法―測定・分析から対策実例まで

  • 作者: 住友スリーエムノイズ対策研究会
  • 出版社/メーカー: 情報調査会
  • 発売日: 1989/03
  • メディア: 単行本
建築におけるシールド材料・施工 磁気シールド

建築におけるシールド材料・施工 磁気シールド

  • 作者: 日本建築学会
  • 出版社/メーカー: 三松
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本
イラストでよむノイズとEMCのはなし

イラストでよむノイズとEMCのはなし

  • 作者: 伊藤 健一
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 2006/08
  • メディア: 単行本

EMCの基礎と実践―電磁障害とノイズ対策

  • 作者: 木下 敏雄
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 1997/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓一応、これも
序曲集(軽騎兵・ウィリアム・テル)

序曲集(軽騎兵・ウィリアム・テル)

  • アーティスト: フィラデルフィア管弦楽団, スッペ, オーマンディ(ユージン), ロッシーニ, エロール, オッフェンバック, メンデルスゾーン
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 1999/06/23
  • メディア: CD
ウィリアム・テル/序曲名曲集

ウィリアム・テル/序曲名曲集

  • アーティスト: アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ, ロッシーニ, マリナー(ネビル), J.シュトラウス, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, スッペ, フィルハーモニア管弦楽団, オッフェンバック
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 1997/10/08
  • メディア: CD
ウィリアム・テル〜華麗なるオペラ序曲集

ウィリアム・テル〜華麗なるオペラ序曲集

  • アーティスト: クライバー(エーリヒ), ショルティ(サー・ゲオルク), ガンバ(ピエロ), シュミット=イッセルシュテット(ハンス), メータ(ズービン), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ロンドン交響楽団, オムニバス(クラシック), モーツァルト, ロッシーニ, ベートーヴェン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2001/04/25
  • メディア: CD
ウィリアム・テル序曲~管弦楽名曲集-1

ウィリアム・テル序曲~管弦楽名曲集-1

  • アーティスト: オムニバス(クラシック), デローグ(ガエタノ), チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, ロッシーニ, スッペ, ノイマン(ヴァーツラフ), コシュラー(ズデニェク), スメタナ, 東京都交響楽団, ヴェルディ, 石丸寛
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/07/23
  • メディア: CD
↓バレンタイン・デーということで
バレンタインデーよ、バブーちゃん!

バレンタインデーよ、バブーちゃん!

  • 作者: チャールズ・M. シュルツ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/01
  • メディア: 大型本

バレンタインのチョコのあじ

  • 作者: 茂木 智里, 長崎 夏海
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1988/11
  • メディア: 単行本
↓「感電」に関して
電線のスズメはなぜ感電しない―電気&絶縁の初歩の初歩

電線のスズメはなぜ感電しない―電気&絶縁の初歩の初歩

  • 作者: 速水 敏幸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1991/12
  • メディア: 新書
知りたい電気のQ&Aなぜ鳥は感電しないの?

知りたい電気のQ&Aなぜ鳥は感電しないの?

  • 作者: 坂林 和重, 伊藤 肇, 若月 輝彦, 高橋 野
  • 出版社/メーカー: 科学図書出版
  • 発売日: 2003/02
  • メディア: 単行本

感電予防の実際 (1960年)

  • 作者: 大附 敏夫
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 1960
  • メディア: −
ラベル:ケータイ刑事
posted by MEICHIKU at 00:00| 京都 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ケータイ刑事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。