今回7話のサブタイトルは「
疑念の森」。今回からは物語の後編に突入と言うことで、「
陰陽少女」と同様に、監督と脚本が変わった。ということで、今回は前回までのあらすじが無く、OP主題歌のCM明けはいきなり本編のスタートでした。今回のBGMは、今回の物語の舞台が深い森となっていることから、DO AS INFINITYのMAXI SINGLE「深い森」としてみました。
榊がある占い師の所を訪れた。(そこは天界と人間界を結ぶ聖域だった。)榊は「切人を人間界に送り込んだのは那美か?」と問うが、それには答えず「全てを司るのは「神」」と言うだけだった。で、榊に一撃を食らわそうとするが、顔の前で押さえられてしまって攻撃できず「あなたの役割はもう終わりだ」と榊が言うと、占い師を抹殺してしまった。
榊邸、重岡がは氷室沙耶と話をしている。沙耶は十字団の一員として殉職したため、こんな所で会えるとは思わなかった、と口にしている。そんな二人が話をしていると、険しい表情をして戻ってきた。
澪は涼子が運転する
車(切人も同乗している)で、源三の思念で見た森に向かっていた。澪は源三の「切人を信用するな」という言葉が頭から消えず、切人のことを疑いの目で見ていた。で、夜になり、切人が用意しておいたキャンピングカーに父ちゃん。が、こんなものまで用意していた切人のことが益々信用できなくなっていた。で、涼子に「ちょっと話があるんだけど」と切り出す澪。
榊は書斎で那美のことを思い出していた。(結花姉ちゃん、回想とは言うものの、やっと動いている姿を見せてくれました。)そこに鬼頭がやってきて、切人が動き出したことを報告する。榊は「那美は本当に女神になったと思うか?」と問う。切人との交信があるため、その可能性は高いと考えて「おそらく」と答える鬼頭。更に、「那美は女神になったとは言っても、それは死んでからのこと。生まれたときはただの人の子です」と口にする。で、榊はまたも那美の回想に入る。
澪は切人が「神の使い」と言うことと、源三の「信用するな」という言葉を涼子に告げるが、涼子には信じられなかった。涼子と切人は政府の秘密機関に属していているので、ここ(キャンピングカー)の手配も難しくない、と言い、神の使いと言うことは信じられないという。「神の使いと言うことは天使を意味するのよ。つまり、切人は人間じゃないことになる。」と澪に言うが、澪は「初めて会ったとき、自分でそう言っていたのよ」と引き下がらない。(→澪は冷え性?(このネタ、分かる人だけ分かって貰えれば...))涼子は、魔神剣に辿り着くには切人の力が必要であり、「今は信じるしかない」と言って、澪を諭すだけだった。
源三、那美、鬼頭、沙耶の4人が相談をしている。榊が悪魔だということが分かったのだった。で、その対応を相談していた。鬼頭は「野放しには出来ない、今手を打たねば」と言うが源三は「万一」の場合を考えていて、十字団が滅んでしまったら善と悪の均衡が保てなくなるということで、「共存」を考えていた。で、「榊は(十字団から)追放する」という結論を出し、榊を呼んでにそのことを伝える。榊が十字団に潜り込んだのはデビルシャドーの情報が欲しかったためであるが、源三は「あれは伝説に過ぎん」とデビルシャドーの存在を否定した。とりあえずはそれを受け入れる榊。そこに那美が姿を現すと、「裏切り者にはいつか天罰が下るわ」と険しい形相で榊を睨みつけて言い捨てた。「あの時、那美は既に身ごもっていたのか」と気づいた様に言葉を漏らす榊に「ええ」と鬼頭。で、榊は「那美の娘は殺すな。生け捕りにしろ。我々の切り札になる」と命じた。
キャンピングカー、澪は眠れずにいた。そんな澪に気づいてか、涼子がやってくると話をしようとする。で、澪が「私のお母さんのこと、知ってる?」と問う。が、涼子が十字団に入ったときには那美はもういなかったので「会ったことはないわ」と答えるが、那美は最強の戦士として十字団の中で伝説になっていて、憧れる人だということも口にする。澪も那美とは会ったことが無く、母を思う気持ちと、会っても何を話したらいいのかと戸惑いの間で揺れていた。そんな澪に「榊を倒せば必ず会えるわ」と言う涼子だった。(阿井莉沙、こういう所では言い表情を見せてくれるんですけど...)
山小屋にいる切人は那美と交信していた。鬼頭が交信をキャッチしたと言うことを告げる那美。切人は、澪の父である鬼頭を本当に消し去っても良いかと尋ねるが、那美の答えは「構わぬ。悪魔に魂を売るものは地獄に帰るしかない」と切り捨てる。切人は、戦いに興味はなく、那美の指示通り、澪を覚醒させて魔神剣を与えることを使命としていて、それをするだけ。那美もそのことは分かっていた。で、「日が昇れば全てが動き出す」と告げると交信を断った。
朝になり、双方が動き出す。榊邸ではみんなが朝食を取っていた。で、重岡に聴きたいことがある、と、今は澪たちを追うことよりも他のことを優先させようとしていた。食事が済むと、鬼頭は重岡に問う。「君は誰に魔神剣の話を吹き込まれた?思い出して欲しい」が、重岡は「それが思い出せないんだよ」とはぐらかす。すると、重岡を激しく睨みつける榊。思念を送り、重岡の首を絞める。で、行きが出来なくなった重岡は苦しみ出す。
一方、澪たちは森の中を歩いていた。(この森、「陰陽少女」でも出てきた森ですね。→同じ所が製作だったら、まあ、こうなるでしょうね。)が、澪は切人のことを信用していなかった。切人は「森の精霊を捜す」と言って、先に進んでいく。
森のある場所で、地面から突然人の手が出てくる。で、死者たちが甦った。澪も涼子も、その邪悪なスキルを感じ取っていた。が、甦った死者(榊の力で甦った悪霊)たちはいつしか澪たちを囲んでいた。で、涼子が剣を振りかざして澪を守りながらその場から逃げていく。切人は悪霊たちに取り囲まれる。
逃げる涼子と澪だったが、悪霊たちは先回りしていて、結局は取り囲まれてしまう。澪を庇いながら、剣で悪霊たちを倒していく涼子。が、澪も腰に下げた短剣を抜いて構えた。(この時の阿井莉沙の目が実に良い!)
問いに答えない重岡に思念を送り続ける榊。重岡は息が出来なくなり窒息して絶命した。それを鋭い形相で冷徹に睨み続ける榊は...
今回は、決戦前の澪と榊の心のドラマということで、両雄を決戦の前に掘り下げて描いたということで、これからのバトルに重みを付けてくれることになった。それにしても、阿井莉沙は憂いの表情は良いものを出してくれる。(その他はまだという所もあるが、こういう良いところがあるんだから、伸びていってもらいたいところである。)また、写真(静止画)ではない結花姉ちゃん(那美)がやっと登場と言うことで、待たせてくれました。この様子だと、那美も榊との決戦には何らかの形で関与しそうですね。
ところで、悪霊たちが澪、涼子、切人を囲む所って、「
陰陽少女」を思い出しました...
次回のサブタイトルは「森の精霊」。予告では澪が剣のアクションを見せていたので、まずは悪霊たちを蹴散らすバトルがあるということですね。また、那美も剣を構えていましたが、これは回想の中とは思いますが、ちょっと期待します。(本作では、綾小路波子/波江ではなく、風間結花としての結花姉ちゃんに期待していますので...(綾小路の方は、次は波代、波○、…として、妹、更には従姉妹として出てきてくださいね。→上記の「冷え性」と同じシリーズが分かる方だけ分かって貰えれば、それで構いません...))
深い森
- アーティスト: Do As Infinity, D・A・I, 亀田誠治
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
- 発売日: 2001/06/27
- メディア: CD
↓本作のDVDが6月にリリースです。
↓「陰陽少女」

こちらからどうぞ↓「悪霊」ということで
悪霊 (上巻)
- 作者: 江川 卓, ドストエフスキー
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1971/11
- メディア: 文庫
悪霊 (下巻)
- 作者: 江川 卓, ドストエフスキー
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1971/12
- メディア: 文庫
悪霊から身を守る方法
- 作者: 皆本 幹雄
- 出版社/メーカー: 成甲書房
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
自分でできる悪霊退散
- 作者: 深見 東州
- 出版社/メーカー: たちばな出版
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓「冷え性」/綾小路波子・波江はこちらのシリーズです。
posted by MEICHIKU at 12:00| 京都 ☀|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
特撮
|

|