今回の物語は第19話(2nd.6話)の「演技が出来ずして演出が出来るか! 〜連続監督殺人事件」である。この物語は「
ケータイ刑事」でこれまでに監督を務めた人たちがこぞって出演となった物語です。(普通ならばTV作品の監督を務めるなんて考えられないような監督が参加しているのが「ケー刑事」ですが、それにしても顔ぶれは凄い!)ノリは「
舞・7話」的なところがあり、多少のアレンジがあるものの、「時空を越える」という所ではその物語の再現でもある。(その時もパートナーは五代さんでしたね。)「
雷・1st.15話」でも若干ですが、このノリがありました。ただ、監督と言っても演技の方の経験は少なく、学芸会的な所があって、賛否両論ある物語でもある。が、前回が「
体育祭」と言った感じの物語であり、今回が「
文化祭」と言った感じの物語ということも出来、楽しい楽しい「ケー刑事」ワールドです。(地上波だと、こんな作品はまずあり得ないでしょうから...)
尚、本記事のタイトルに「[改訂版]」とあるのは、「銭形零」は全話過去に一度記しているが、その時の記事をベースに加筆&修正を行ったため「[改訂版]」としています。(以前に記した記事をご覧く場合は、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、長文&今更ながらのネタバレありで本編に行きます。
五代さんと共に犯人を追いつめた零ちゃん。「あなたですね、オラオラ詐欺の犯人は」と言って問いつめるが「オラじゃねぇ〜」と犯人。が「今のが動かぬ証拠です」と零ちゃん。で、五代さんが手錠を手にして逮捕しようとする。が、手錠を掛けようとしたら犯人の姿が消えてしまった。で、何が起こったのか戸惑っている零ちゃんと五代さん。そこに「警視庁から入電中」と零ちゃんの携帯に事件を知らせる入電が入る。港区赤坂のBS-iで事件発生。放送中の人気ドラマ「ケータイ刑事 銭形零」の監督に何かが起きた模様。直ちに現場に急行せよ、ということだった。(またもBS-iで事件発生。本当に事件がよく発生する放送局です。)
「どういうこと?」と口にする零ちゃんだったが、突然光に包まれた零ちゃんたちは(何故か)時空を越えてBS-iの正面玄関にやってきていた。訳が分からない零ちゃんだったが、柴田さんが現れると「説明しましょう」と言って説明を始めてくれる。「我々は「ケータイ刑事」最新作、現在絶賛放送中の「ケータイ刑事 銭形零」の登場人物。そしてここはそのドラマを製作している現実世界。」すると零ちゃんが「それって時空を越えちゃったってことですか?」と尋ねる。すると小さく頷きながら「しかり、前にも何度かあった」と答える。「そんなバカな」とバカにする五代さんだったが、柴田さんは「ケータイ刑事 銭形零 セカンドシリーズ 第6話「オラオラ詐欺殺人事件」」の台本を五代さんに手渡す。台本を手にした五代さんは「さっき、俺たちが追っかけていた事件じゃないか」と言うが、零ちゃんは「監督の身に何かが起きているせいで、犯人が消えたり、時空を越えたりしたのは確かです」と、理解するのも早い所ですね。で「とにかく急ぎましょう」ということで、中に入っていく3人。
会議室に入った零ちゃんたち。そこには万国旗が飾り付けられていて、12人の歴代「ケー刑事」シリーズの監督たちが集まっていた。(いずれもが本人である。)で、佐々木監督が「よく来てくれたね、零ちゃん」と言って「銭形零」のチーフ監督らしく、先陣を切る。そして「銭形泪」「銭形舞」のチーフ監督の安藤監督、鈴木監督の自己紹介、続いて、古厩監督、三原監督、井口監督、豊島監督、田沢監督、加藤監督、刀根監督、森嶋監督の順で続く。それを聴いた五代さんは「後ろの4人は何か雰囲気違うな」と言うが、(マニアの)柴田さんが「説明しましょう」と言って監督たちの元に移動し、「ケータイ刑事」には監督の監督とTVのディレクターという2種類の監督陣が存在する、と語る。(TV組が4人、映画組が7人います。)佐々木監督が「それからもう一人」と言って床に倒れている「銭形愛」のチーフ監督である平野監督が紹介される。零ちゃんは「すいません」と言って平野監督の側にやってくる。すると「毒殺。即効性の毒薬だね」と柴田さん。(歴史に残る「愛・13話」の1シーン・ノーカットの話もしてくれる。)零ちゃんは「何があったのか、話してください」と言って、監督たちに事情を聴くことにした。
これに佐々木監督が語り始める。昨日、12人全員の所に招待状が届き、みんなが集まった。(で、みんながお互いの作品を褒め合う内輪話をしている。→結構裏話もあります。尚、田沢監督の台詞がやたらと長いのは、「舞・7話」に脚本の渡邉睦月さんを出演させたことを根に持たれたことです。(今回の脚本はその睦月さんです。))丹羽プロデューサが来るのが遅れていたが、まずは飲み物だけでもということで、お茶が配られる。が、それでも丹羽Pが来ないので「もう食べちゃいましょうか」ということで、部屋に置いてあった大きな箱を持ってきて、その中にあった
ケーキ(大きな箱で中身は小さなケーキでした)をみんなで分けようとする。が、井口監督だけが遠慮(これ以上お腹が出るとぬいぐるみと間違えられる、というのが理由でした。)して、11人でケーキを分け合った。(古厩監督が適当に切りました。)で、食べ始めると直ぐに平野監督が苦しみだして倒れたのだった。(平野監督にケーキを渡したのは古厩監督だったが、2つのお皿の内から選んだのは平野監督自身でした。)
すると、部屋にあったテレビが突然映り、「わたしは、視聴者代表ミスターX。」というメッセージが流れ始める。「私が思うワースト・スリー監督には死を持って償ってもらう。第一の犠牲者は平野俊一。銭形シリーズ史上、たった一人のTBS社員監督。そのため「逃亡者」など地上波連ドラのチーフ・ディレクタ業を優先し、銭形シリーズをないがしろにした罪により死亡。さあ、あと2人は誰かな?」と、平野監督を殺害した理由が語られた。といういきさつで、零ちゃんに助けを求めた、と佐々木監督。
五代さんは

ケーキに毒が仕込んであったと口にするが、零ちゃんは犯人がどうやって平野監督に毒入りケーキを選ばせる事が出来たのか、そのトリックを考え始める。平野監督の死体を携帯で撮影していた零ちゃんだったが、テーブルの下にテレビのリモコンが隠されていたことに気づき「
増せり、悪の数字」
廊下では、映画組とTV組の監督たちが対立している。平野監督がTVの監督と言うことで、次に狙われるのもTV組だと主張する映画組。そこから互いの演出を貶し合うようになり、対立する。(TVらしい作品、映画らしい作品というようにバラエティに富んでいるということも「ケー刑事」の魅力なんですけど...)そこに零ちゃんが「落ち着いてください」と言って仲裁に入るが、それぞが「君たちの顔なんか見たくない」と言って溝は深まるばかりで、映画組とTV組は完全に別れてしまう。で、零ちゃんは「誰も帰らないでください。事情聴取はまだ終わっていませんからね」と注意するのが精一杯だった。そこに五代さんと柴田さんがやってきて、キツイ一言を。
そこに佐々木監督がやってきて「映画監督たちには僕の方から帰らないように言っておきますから」と言うと映画組の方に小走りで駆けていく。(「人が出来ている」と五代さんはヨイショを口に...)佐々木監督がいなくなると五代さんは「護衛を付けて帰せば」と言うが、零ちゃんは「それはダメです。犯人はあの11人の中にいるからです」と言う、根拠は仕掛けられていたリモコンであり、平野監督が亡くなったドサクサに紛れて予め用意してあったメッセージ・テープを流したのだと言う。これに柴田さんが「残念ながら指紋は無し」と告げる。これに続いて五代さんが「怪しいのはあの井口って奴だな」と言い出す。零ちゃんが「根拠は?」と尋ねると「一人だけ
ケーキを食べていない」ということで、いつもの頓珍漢な推理を語ってくれる。(井口監督はケーキには触ってもいないので、どうやって毒を仕込んだのか?と零ちゃんが言うとあっさりと、この考えを捨てる。)五代さんは続いて「犯人は古厩だ」と言い、「根拠は?」と尋ねる零ちゃんに「ケーキを切り分けたのも、平野監督にそのケーキを運んだのも古厩監督だから」と理屈であった。そして「古厩が毒をふるまった」という親父ギャグまで披露する。が、「でも、平野さんは自分でケーキを選んだんですよ。」と零ちゃんが言い、どうやって平野監督に毒入りの方を選ばすことが出来たのか、と尋ねられると答えに詰まってしまう五代さんは「それは...」と笑って誤魔化し、「怪しいのはTVの奴らだ」と、またも違った推理を口にする。当然「根拠は?」と零ちゃん。これに「肩からかけたセーター。今時いないでしょう、あんな時代遅れ」と、全く理由になっていません。が、TVの監督たちの事情聴取を行うと言って、強引にそういうことにしてしまう五代さんでした。
TV組に事情聴取を始めた零ちゃんたち。4人の監督たちは「ミスターXは映画マニア」と言うことを口を揃えて言う。そこに三原監督が「大変なんや」と言って登場する。五代さんが「何があったんですか」?」と尋ねると、「安藤はんと浩介はん(=鈴木監督)が...」と言うことで、零ちゃんたちは映画組の方に移動する。すると、安藤監督と鈴木監督が殺されていて、柴田さんの鑑識作業が行われていた。「見るからに刺殺。二人とも一撃で殺られているね」と言うことだった。で、両手を合わせる五代さんと三原監督。零ちゃんは二人の死体の側に歩み寄り、死体を見ると「レレレ」。で、五代さんが零ちゃんの側にやってくると、TV監督たちとは一緒にいたから怪しいのは(映画監督の)佐々木監督、古厩監督、三原監督、井口監督、豊島監督で、犯人はこの中の誰かだと言う。で、三原監督に映画監督たちの居場所を尋ねるが、「さあ?」と答える井口監督だった。零ちゃんは「ちょっとおかしくないですか」と言うが、五代さんは「ちょっとじゃなく、相当おかしい」と三原監督のことを怪しむ。が「違います。この二人、暴力痕が無いんです」と、零ちゃんは殺された二人の事を言っていたのでした。(無抵抗で大の大人が二人殺されることが可能なのか?というです。)
すると五代さんが「謎は解けたよ、ホニャラホニャラ」と言い「複数犯説」を口にして自信満々で説明するも、零ちゃんは相手にしなかった。零ちゃんは部屋にあったレコードプレーヤーに気づき、柴田さんにそのレコードの表面を調べるように言う。で、調べ始める柴田さん。一方、無視された五代さんは「あんたがやったでしょう」と井口監督をいじり始める。
まもなく「出たよ」と柴田さん。レコードの表面から猛毒の「ウラリ」が検出されたのだった。で「二人の死因は「刺殺」ではなく「毒殺」。柴田太郎、一生の不覚です」と、二人の検死結果を訂正する。→柴田さん、これまでにも「一生の不覚」という台詞を何回か言っていますが...
で、零ちゃんの推理は、このレコードを再生して聴いた二人は、針でレコードの表面が擦れ、その摩擦熱で毒が空気中に気化し、二人は死に至った。その後犯人は二人の胸を差して刺殺に見せかけた。すると五代さんが「ちょっと待てよ。お前の姉ちゃん、確か同じ様な事件を解決したぞ」と思い出して口にする。(そうですね、「愛・20話」です。但し、その時の毒は「ウラリ」を加工した「ウラリン」でした。尚、その物語の監督は古厩監督、脚本は今回の物語の脚本を書いた渡邉睦月さんです。)で、三原監督は「古厩や。第一シリーズ第20話「聴くと必ず死ぬレコード 〜呪いの賛美歌殺人事件」。あの回のトリック撮ったのは古厩や」と説明してくれる。いうことで、「古厩さんを捜しましょう」と零ちゃん。
古厩監督を捜す零ちゃんたちだったが、モニター室で古厩監督の死体を発見する。また、側には「今日三人を殺害したのはわたしです。古厩智之」という手書きの遺書が置いてあった。(零ちゃんがちゃんと読んでくれます。)で、五代さんは「逃げ切れないと知って自殺したか」と言う。そして遺書に対して「それにしてもバランスの悪い遺書だね」と漏らす。しかし零ちゃんは「古厩さんは自殺したんじゃありません。真犯人に殺されたんです」と言うが、真犯人の平野監督の殺害方法が分からないと漏らす零ちゃんだった。
すると、突然、目の前のモニターが突然映り、「パイはいらんかね〜」と遠州理津さんの声がする。今回は凄く美味しい「ダブルパイ」というものを売りに来たのだった。ダブルパイとは、パイの中にもう一つパイが入っているものだと説明する遠州理津。柴田さんは「何のために?」と尋ねるが「そこに疑問を持ったら、俺が出てきた意味はないんだよ〜」と叫ぶだけでした。零ちゃんは「パイの中にパイ」と呟くが、直ぐに閃いた。「そうか、そういうことか」から「謎は解けたよ、ワトソンくん」(ここでAパート終了。経過時間は19分を回っています。ということで、Bパートは6分少しということになります。)
会議室で、お茶のコップに伸びる手がある。そこに零ちゃんから出題される。「もうすぐ「銭形」シリーズは100回記念を迎えます。(今回の物語は97回です。)では「銭形」シリーズは一体いつまで続くでしょう?」→この答えは「ずっと」というのが誰でも思うことですね。この物語のBS-iでの初放送時(2005/2/6)では「104回」というのが正解です。(現在は、「銭形雷」全40話が加わり「144回」が正解ですが、まもなく6代目が発表されて、更に回数は伸びるでしょう)
これに「ずっとでしょう」と答えたのは佐々木監督だった。が、「ゴ〜〜ン」と鐘の音が響く。で、銭形ストラップが飛んできて、それがチェーンとなり、佐々木監督を捉えた。「午前零時の鐘の声。…」零ちゃんの口上が始まり「わらわの暗算、解いてみよ」でチェーンを引く零ちゃん。佐々木監督は大回転からその場に倒れ込む。「何をするんだ」と言う佐々木監督に「連続殺人の犯人はあなたです。佐々木監督。」と零ちゃん。が、「犯人は古厩だろう。手書きの遺書だって残されていたんだ」と言う佐々木監督。零ちゃんは、その遺書の筆跡は古厩監督のものだったが、それは佐々木監督が無理に書かせたものだ、と言う零ちゃんはトリックの説明を始める。
佐々木監督は、古厩監督の犯行と見せかけるためにレコードを使ったトリックで安藤、鈴木両監督を殺した。そして、ナイフで脅して古厩監督に遺書を書かせた。で、この遺書は逆さまに置かれてあり、これはナイフを刺された古厩監督が最後の力を振り絞ってやったことであり、ダイイング・メッセージとして残したものだと言う。で、逆さまになった遺書の最初の文字だけを読むと「ササキ」となる。が、「それは言いがかりだ」と佐々木監督は惚ける。更に、平野監督の殺害方法も尋ねる。これに零ちゃんは「それも簡単なトリックでした」と解明してくれる。平野監督はケーキを食べた直後に死んだことから、誰もが毒はケーキに仕込まれていると思ったが、本当はそうではなく、毒は別のものに仕掛けられていて、それは飲み物の中だと零ちゃん。が、五代さんがここで待ったを掛ける。「毒は即効性のあるものだろう。だったら佐々木さんが飲み物を配った直後に平野くんは死んでなきゃおかしいんじゃないか」と問う。これに零ちゃんは「あるものを使えば、時間差で飲み物に毒を入れることが出来るんです」と言い、側にあった氷を手にして「あなたが使ったのはこれ」と言う。
佐々木監督は予め特殊な氷を用意していた、ということで、ダブルパイを手にして「こんな風に二重になった氷を」と語る。はじめに毒入りの小さな氷を作っておき、更にその周りを大きな氷で固める。この氷を使えば、お茶を飲み始めた頃には毒がしみ出すことは無い、つまりお茶を飲んでも死なない。そして外側の氷が溶ける頃合いを見てケーキを配るように促したので、ケーキに毒が、と思い込まされたのだった。が、「それは君の想像だ、いや捏造にほかならない」と佐々木監督は言い、平野監督のグラスを調べたらいい、と余裕で言い「毒なんか出てきやしない」と言う。零ちゃんも「私もそう思います。毒は佐々木さんのグラスから出てくると思います。あなたがドサクサに紛れて、自分のグラスと平野さんのグラスをすり替えておいた。平野さんのグラスが調べられても良いように」と零ちゃん。が「違う」と言葉を返す佐々木監督。すると「違うなら飲めるはずですよね。ここに残ったお茶を」と言って佐々木監督のグラスを指さす零ちゃん。すると佐々木監督は目を閉じて考え込むようにして腰を下ろして観念した。で、零ちゃんが「以上、Q.E.D.」
五代さんが「どうしてこんなことをしたんだ?」と動機を尋ねる。これに対して佐々木監督は「どうしても5代目ケータイ刑事のチーフ監督の座が欲しかった。だから、ライバルになりそうな監督全員には死んでもらった」と動機を語り「僕なんだ、監督の中で「ケータイ刑事」を一番愛しているのは僕なんだ」と零ちゃんに語った。→5代目のチーフ監督になったのは、今回ここに登場していない廣木隆一監督でした。佐々木監督は劇場版「ケータイ刑事 THE MOVIE」の監督を務めました。それにしても、これも渡邉睦月さん得意の「歪んだ愛情」が動機となった事件でした。
そこに扉をノックして、三原監督がやってくると「あの〜ぅ、僕も殺してもらえませんでしょうか。僕も第1シリーズからずっと監督しているんですけど、お願いします」と頭を下げる。三原監督をチラッと見た五代さんは佐々木監督を逮捕しようとして手錠を手にして手錠を掛けようとすると、その時またも光に包まれて時空を越えた。で、五代さんが手錠を掛けようとしていたのは、「オラオラ詐欺」の犯人の三枝だった。
「手錠を掛けないのですか?」と言う三枝に対して「誰だ、お前?」と言う五代さん。で「誰だって、犯人の三枝だっぺ」と答える。しかし「知らんよ、お前なんか。俺たちは佐々木監督を逮捕したんだよな。お前みたいな雑魚じゃないんだよ」と吐き捨てるように言うが、零ちゃんは「何を言ってるんですか五代さん」と呆れ顔。で、五代さんはBS-iに行って佐々木監督を逮捕したことを口にするが、それを聞いて呆れかえる三枝は、「おら、自分で掛けるっぺ」と言って図から手錠を掛けました。で、零ちゃんは「放っておいて行きましょう」と行って三枝を連行していく。で、五代さんは「現実って、一体俺はどうなったんだっぺ?」と零ちゃんに尋ねるが、零ちゃんは相手にしませんでした。→ということで、時空を超越した物語はまたもへんてこりんな結末でした...(そう言えば、「二重の氷」というトリックは、この後の「雷・1st.8話」にも出てきましたね...)
今回の物語は、地上波ではまずあり得ない展開の物語ということで、これもまた「ケー刑事」ならではのことで、楽しい物語でした。「銭形愛」からのシリーズをちゃんと知っていれば、ニンマリとしてしまう物語でもありました。まあ、名監督=名俳優とならない所が面白いところでした。尚、時空を越えた物語というのは、この後の時代劇の前後編(22&23話=2nd.9&10話)では400年と数百キロを超えることになり、パワーアップすることになります。
次回は第20話(2nd.7話)「音声スタッフは語る 〜ノイズに埋もれた殺人事件」である。この物語は「ケー刑事」の音声スタッフさんのアイデアを元にして、プロの脚本家(渡辺千穂さん)が脚本を仕上げた物語である。ということで、「ケー刑事」スタッフも絶好調です。
鑑識メモ。零ちゃんが椅子に座っていて、その前にはTV組の4人の監督が並んでいる。で、セーターを首に巻いている理由を尋ねている零ちゃん。が、その答えに「ありえない...」とぶった切っている。そこに柴田さんが登場し、問題の答えを言う。「私としたら「永遠に」と言いたい所ですが、本当の答えは「BS-i」に聞いてくれ、でした」と言うと腰を屈めて消えました。(それにしても、何のオチもない答えでした。)一方、零ちゃんは「帰っていいですか?」と言う監督陣に向かって「ダメです。ってかさぁ、台詞が棒読みなんだけど...」と4人の監督にだめ出しをしていました。→「零・1st.1話」では、零ちゃんもそれに近いお芝居をしていましたが、見る見る上達しました。
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↓平野監督が参加している「逃亡者」はこちら
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↓豊島監督作品