本アルバムでは、S.ペリー加入後の若々しくエネルギッシュなサウンドをたっぷりと聴くことが出来る。「ESCAPE」や「FRONTIERS」の有名な大ヒット曲は未発表と言うことで、ここには収録されていないが、それらに決して劣ることのないご機嫌なサウンドを聴かせてくれる。この後、「アメリカンロック演歌」とも言われるS.ペリーのボーカルは素晴らしいですよ、はい。
収録曲は以下の全17曲である。『Majestic』『Where Were You』『Just The Same Way』『Line Of Fire』『Lights』『Stay Awhile』『Too Late』『Dixie Highway』『Feeling That Way』『Anytime』『Do You Recall』『Walks Like A Lady』『Do Da』『Lovin', Touchin', Squeezin'』『Wheel In The Sky』『Any Way You Want It』『Party's Over (Hopelessly In Love)』。
収録曲はある特定の会場のライブというものではなく、様々なライブの収録であるが、どのライブでも大きな落ち込みはなく、一級品のライブを聴かせてくれているが、この中からは特に『Wheel In The Sky』と『Any Way You Want It』がお薦めである。
そんな彼らは、'80's前半のアメリカン・ロックをリードする圧倒的なパフォーマンスを見せてくれるが、'70'sの時代からも本物であったと言うこともよく分かります。で、本ライブ盤を堪能したら、それらの曲が収録されているオリジナル・アルバムの方も改めて聴いてもらいたいところである。やっぱり凄いバンドです。