表題のアルバムは1980年に発表した彼の6th.アルバムである。(ベスト盤1枚は除く。)彼の優しく包み込むようなボーカルは、アメリカの心を歌うものであり、じっくりと味のあるボーカルを聴かせてくれる。本アルバムでは、そんな彼に脂が乗り、彼の最高の曲が詰まったものであり、'70'sのカントリー界で名を馳せた彼であるが、'80'sになって改めて健在ぶりを示し、これまで以上に飛躍したアルバムでもある。本アルバムは、1981年のBillboard年間アルバム・チャートで41位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位19位を記録している。(最高位の割に年間チャートの順位が頑張っているのは、カントリー系のアルバムというのはTOP 10入りするようなビッグ・ヒットにならなくても、長く支持されるロング・ヒットになるためでもあり、その通りにロング・ヒットになった。)
収録されているのは以下の全10曲である。『I Love A Rainy Night』『747』『Drivin' My Life Away』『Short Road To Love』『Rockin' With My Baby』『I Need To Fall In Love』『So Deep In Your Love』『What Will I Write』『Pretty Lady』『Just The Way It Is』。
本アルバムには、彼の最大のヒット曲『I Love A Rainy Night』が収録されていて、この曲は1981年に2週間全米No.1の座(彼の曲では唯一の全米No.1ソングである。(カントリー。チャートでは1位を獲得した曲は多数有ります。))を獲得すると共に、1981年のBillboard年間シングル・チャートでも8位にランクインするビッグ・ヒットになっている。また、この曲に先駆けて、『Drivin' My Life Away』は1980年のBillboard年間シングル・チャートの85位にランクインし、レギュラー・チャートでは最高位5位を記録している。
筆者のお薦め曲は、当然のことながら『I Love A Rainy Night』と『Drivin' My Life Away』は欠かすわけにはいかない。じっくりと聴かせてくれる良い曲である。この他には『So Deep In Your Love』『Pretty Lady』『Just The Way It Is』という所をピック・アップしておく。
この後、'80'sの時代は、カントリー・チャートではコンスタントにヒットを放ち続けた彼であるが、1990年にアルバム「JERSEY BOY」を最後に新たな創作活動を停止した。(身内の不幸などがありました。)そんな彼は、1998年に56歳という若さで逝ってしまったが、彼の残したサウンドは永遠に残るものである。彼のサウンドを聴くにはベスト盤も多数リリースされているが、やはり彼の代表作である本アルバムは聴いてもらいたい所である。
↓何故か本アルバムが無いので、ベスト盤をピックアップしておきます。
Greatest Hits
- アーティスト: Eddie Rabbitt
- 出版社/メーカー: Cema Special Markets
- 発売日: 1995/06/16
- メディア: CD
posted by MEICHIKU at 00:00|
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音楽(洋楽)
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