リュウオーンが新たなジャリュウを生みだそうとしていたが、肉体は限界に達していて、新たなジャリュウは生まれてこなかった。で、どんな危険なプレシャスだろうが力を手に入れようとしてリュウオーンは出て行った。
基地では、真澄のボウケンジャケットとアクセルラーを手にした菜月が沈んでいる。が、さくら姉さんとチーフはマイペースを保っている。菜月と蒼太は捜しに出ようとするが、「決めるのはアイツだ、捜す必要はない」とチーフ。(ということで、菜月、チーフ、さくら姉さんのキャラがよく出ています。)そうしているとも牧野がリュウオーンがパンドラの函がある遺跡に現れたと知らせる。(Mr.ボイスは不在ということだったが、どうして不在になるの?→何なりかの伏線を張りましたね。)で、出動するメンバーたち。
その頃真澄は一人である海岸にいた。そんな真澄に声を掛ける少女。真澄の言葉は一匹狼の時代のものに戻っていました。
遺跡にやってきたリュウオーンは、そこにあったパンドラの鍵を手に入れようとする。が、ガジャが現れ、それを阻止し「我は全てのプレシャスを破壊する」と言い、リュウオーンを吹っ飛ばし、パンドラの鍵を奪っていく。
遺跡に到着したボウケンジャーの面々。強力なプレシャス反応を探知するが、現れたのはガジャだった。で、手にはパンドラの鍵があった。ということで、パンドラの鍵を回収しようとするボウケンジャーとガジャの間でバトル開始。が、パワーアップしたガジャには攻撃が全く通じない。で、ボウケンジャーを圧倒したガジャはパンドラの函の元に向かった。
で、リュウオーンがその様子を見ていて、ボウケンジャーにガジャの目的を語る。(この時、さくら姉さんが「ガジャは明らかにパワーアップしていました。あなたはその理由を知ってるんですか?」とリュウオーンに問うが、こんな所でも丁寧な言葉を使うさくら姉さん、良いキャラです。)で、「これが冒険者の末路だ」と言って剣を自らの腹に刺して自害するリュウオーン。で、兜だけ残してリュウオーンは溶けるかのように姿を消してしまった。
その兜にプレシャス反応があったことから、それを回収する。で、牧野から連絡が入り、牧野が自らその兜を回収に向かい、ボウケンジャーたちはパンドラの函のある所に向かう。が、チーフは何か不自然なことを感じていた。(流石はチーフです。)
牧野はリュウオーンの兜をプレシャス・バンクの保管庫に運び込み、安心する。その頃、ガジャはパンドラの函の元に辿り着き、手を伸ばそうとしていた。そこにさくら姉さんたち(チーフはいない)が現れ「待ちなさい!」と立ち塞がろうとするが、ガジャのパワーの前になすすべもなく、ボロボロにされる。で、ガジャは「教えてやろう。冥土のみやげだ」と言って、パワーアップした秘密を見せる。ガジャは3つのゴードム・エンジンを自らの体に埋め込んだのだった。→それにしても、こういう秘密を簡単に明らかにしてしまうって、やっぱりガジャって根はいい人ですね。で、さくら姉さんたちにトドメを刺さずにパンドラの函の元に歩み寄ると、鍵を差した。
プレシャス・バンクの保管庫にリュウオーンの兜を運び込み、保管させた牧野だったが、リュウオーンの声がした。兜に残っていた細胞から再生復活したのだった。で「邪竜転生」と口にするリュウオーン。警備員が取り押さえようとするが全く相手にならず、牧野をパンチ一発で気絶させたリュウオーンは、保管されているプレシャスに手を出そうとする。
が、そのリュウオーンの体に巻き付くものがあった。それはチーフだった。チーフはリュウオーンの再生能力を十二分に把握していたのだった。で、レムリアの卵に自らの体を投じて幻獣になることを後回しにして、リュウオーンはチーフを先に倒すことにして、保管されているプレシャスを手にして攻撃開始。チーフも変身して、バトル開始。プレシャスを使ったリュウオーンの一撃を食らったレッドはピンチに陥る。
その頃、ガジャはパンドラの函の蓋を開き、災厄を目の前にした。これがまき散らされたら世界は終わる。が、ガジャはプレシャスを呑み込んだ。で、ゴードム・エンジンがそれをエネルギーとして、「絶望」と言う名前の怪物・デスペラートを生み出した。(「パンドラの函」から最後に出てきたのが「絶望」だったということからこの名前にしましたが、「パンドラの函には「希望」が残っていたんですよね。→これが最終決戦へのキーになるんでしょうね。)
デスペラートはボウケンジャーを軽くあしらった。で、ガジャとデスペラートはゴードムの秘宝のある場所に向かった。で、蒼太が、ゴードムの心臓と脳髄を狙っている、と気づき、さくら姉さんがMr.ボイスに連絡を入れる。で、牧野にそのことを伝えたMr.ボイス。牧野はプレシャス・バンクの破壊を決意して、スイッチを入れた。
レッドとリュウオーンの一騎打ちは、リュウオーンが御託を並べている間にレッドが反撃に出て、決着が付いていなかった。色々と言葉を投げかけるレッド。で剣の勝負で刃を交える。早紀に倒れたのはリュウオーンだったが、レッドも遅れてダメージを喰らっていた。
リュウオーンは人間の姿に戻り、レッドも変身解除した。で、人間に戻りたくないと言うリュウオーンはプレシャス・バンクに走っていった。それを追うチーフだったが、牧野が「プレシャス・バンクに爆破命令が出ました」と告げる。が、チーフは中に入っていく。中ではリュウオーンが爆破を阻止しようとしていて、レムリアの卵を使って人間を捨てようとしていた。チーフがそれを止めようとして再び対峙する。そんな中、「夢を見るのは人間だけ。夢を見続ける限りお前は人間だ」と言うチーフの言葉にリュウオーンの心が揺れる。そして「夢を見続ける限り冒険者だ」と言って手を伸ばすチーフ。が、リュウオーンはそれを拒否。爆破までの残り時間かゼロに近づき、そして「0」となり、プレシャス・バンクは炎を上げて爆発してしまった。
それを見守っている牧野の元にさくら姉さんたちが到着、「あの中に、まだリュウオーンと明石君が...」と告げる牧野。で、顔色が変わる一同。
その頃、真澄は海岸に、ガジャもプレシャスを先手を打って破壊したことを知った。が、ガジャは「神となるのをとめられるものか」と自信を持っていた。
今回の物語は、完全に真澄が蚊帳の外に置かれ、巨大ロボも登場せず、更にレッドの生死は?という状況で、最後の大きなドラマとして大きく動きました。が、戦隊のラストバトルはもっと窮地に追い込まれ、そこから立ち上がるのが常です。いずれにしても、残り2回、見逃すことは出来ません。尚、今回は、レッド(チーフ)の人格者レッドぶりが遺憾なく発揮された物語ということで、歴代戦隊作品というよりも、歴代レッドに捧ぐ、ということにしておきます。
30戦隊大全集の44回目(「歴史上の初」を扱った「スペシャルファイル」の14回目)は「マルチ合体」ということで、「ガオレンジャー」のガオキング、「アバレンジャー」のアバレンオー、そして「カーレンジャー」の天下の浪速ロボスペシャルが一度きりということで紹介される。(考えたら、これが元祖ですよね。)それにしても、CGを取り入れて表現の幅が広がった最近の作品の特徴なんですよね、この「マルチ合体」って。(しかも、玩具の数を増やしているだけということで、お父さん・お母さんからは全く歓迎されないスポンサーの都合によるものでして...)で、菜月が「ダイボウケンに似てるね...」って、ダイボウケンがそれらに似ているんじゃないですか。牧野先生がガオキングとアバレンオーの玩具を隠していたことからも明らかでした。

- アーティスト: TVサントラ, NoB, 岩里祐穂, 京田誠一, 桑原永江, 岩崎貴文, 宮内タカユキ, 八手三郎, 中川幸太郎, 堀江美都子, 藤林聖子
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/12/27
- メディア: CD
↓こういうのもあります。
↓今週の30戦隊

<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 百獣戦隊ガオレンジャー
- アーティスト: Salia 山形ユキオ, 山形ユキオ, 桑原永江, 中川幸太郎, Salia, 奥慶一
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD

百獣戦隊ガオレンジャー MUSIC&SONG COLLECTION
- アーティスト: TVサントラ, ガオレンジャー&山形ユキオ, 串田アキラ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2001/09/21
- メディア: CD

- アーティスト: 吉元由美, 京田誠一, 遠藤正明, 串田アキラ, 森の木児童合唱団, 串田アキラ 遠藤正明
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2003/03/01
- メディア: CD

- アーティスト: TVサントラ, 遠藤正明, 影山ヒロノブ, 串田アキラ, 高取ヒデアキ, リジェ(鈴木かすみ), ミケラ(緒方文興), ヴォッファ(宇垣秀成)
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2003/12/17
- メディア: CD

<スーパー戦隊シリーズ 30作記念 主題歌コレクション> 激走戦隊カーレンジャー
- アーティスト: 高山成孝, 森雪之丞, 小路隆, 奥慶一
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/22
- メディア: CD