今回の物語は、第3話「死の19番ホール 〜ゴルフ場殺人事件」ということで、銭形姉妹が初めてスポーツをする所が登場します。また、零・高村・柴田のトリオが全員左利きということもはっきりと分かる物語であり、このトリオの持ち味が活きてくる物語でもあります。更に、今回は「
銭形愛」で見せた「
銭形ストラップ」の技に繋がる技を零ちゃんが披露してくれるのも見所の一つです。
尚、本記事のタイトルに「[改訂版]」とあるのは、「銭形零」は全話過去に一度記しているが、その時の記事をベースに加筆&修正を行ったために「[改訂版]」としています。(以前に記した第3話の記事をご覧く場合は、ここをクリックして下さい。)それではいつものように、長文&今更ながらのネタバレありで本編に行きます。
田舎道、
オープンカー(ナンバープレートは「品川000 レ 00−00」って、こんな番号はあり得ない... でも「28-28」ではないのはなぜ?が、この番号は「銭形零」ならでわの数字でもある。)を運転してご機嫌な高村さんは「♪バーボン刑事のテーマ」を
口ずさんでいる。向かっているのはゴルフ場であった。そうして走っていると、路上に柴田さんの姿を発見した高村さんは車を停める。で、降りてくると「柴田くん、仕事をさぼって何をしている?」と尋ねるが、「
ゴルフの練習に決まっているじゃないですか」と柴田さん。で「ちゃんと休みは取りましたよ」と口にすると「高村さんも練習ですか?」ということで、明日は警視庁ゴルフ大会ということで、高村さんも柴田さんもそのための練習に来たのだった。が、柴田さんの話によると、クラブは草刈、じゃなくて芝刈りでお休みだったとのこと。(さりげなく草刈さんの名前をギャグに入れていますが、このネタは「泪・2nd.18話」でし草刈さんが自ら言っていましたね。)そうしていると、車のトランクが開いて、中から零ちゃん登場。(って、どこに乗っているの...)「せっかくここまで来たんですから、
ゴルフしましょうよ」と零ちゃん。これに高村さんは「僕がゴルフすること、どうして知ってるの?トップシークレットだったのに...」と尋ねる。「明日は警視庁ゴルフ大会、高村さんは大のゴルフ好き、となれば仕事をさぼってゴルフ場に間違いなく来る。簡単な方程式ですよね。」と、零ちゃんは完全に高村さんのことを理解している。これに「さぼってなんかないよ、正式に休み取ったんだよ」と反論する高村さんは「君こそ学校さぼってどうしてんの、学校行きなさい」と負けてはいない。が「今日は創立記念日です。やったね」と返す零ちゃん。→青葉台学園は10月17日が創立記念日だったということが判明しました。(って、この物語が放送された2004年10月17日は日曜日なんだけれども...→BS-iでの最初の放送日に基づいています。)
高村さんは「ゴルフ道具を持っていない君が...」なんてことを言って零ちゃんを追い返そうとするが、「私も
ゴルフをしたい」とトランクの中にはゴルフバックまで忍ばせていた零ちゃんはそれを見せると「一度で良いからやってみたかったんですよね」と、完全に零ちゃんの方が上手でした。柴田さんはクラブが休みだと言うことを口にするが、柴田さんの頼み方が悪かった、ということになって3人はゴルフ場に行きました。
クラブハウスに入ってきた3人だったが、誰もいないと言うことで高村さんが「アテンション、プリーズ」で出てきたのは支配人の棹盾ピン子(さおだて・ぴんこ)であった。で、高村さんが甘い声で「お嬢さん、ラウンド回りたいんだけど、いいかな」と話せば「どうぞ」ということでOKとなった。で、柴田さんは先ほど休みと言われただけに、「人によってこうも違うのか...」と怒り、高村さんとの差は「エステの差だ」として、「エステの年間パスポートを買ってやる」と口にしました。→けど、そんなことじゃないと思うんですがねぇ... また零ちゃんも「凄い、高村さん、私の計算では99.999%ダメだったのに...」が「僕の辞書に女性を落とせないという言葉はない」と自慢げの高村さんでした。
着替えをしてラウンドに出ようとする3人。高村さんと柴田さんはそれなりの格好をしているけど、零ちゃんは制服姿のまんまです。(が、銭形姉妹はやっぱり制服姿ですね。(泪ちゃんはユニフォーム姿やテニスルックを見せてくれましたが... 尚、雷ちゃんはサッカーのユニフォーム姿やビーチバレーの水着姿を見せてくれます。))が、この日は休みでキャディがいないというのでピン子がキャディを務めると言う。高村さんは「彼女は間違いなく僕に惚れている」と言っているけど、「あくまで仕事だと割り切っているんじゃないですか」と零ちゃん。(ここは零ちゃんの言うことの方が絶対正しいと思います。)
「それでは第一ホールへ参りましょう」ということで、ピン子がリモコンのボタンを押すと無人のカートが動き出した。で、零ちゃんは「大変ですよ、車が勝手に動いている。あっ、こっちに来る。引かれますよ高村さん」と
大あわて。→IQ180の頭脳でも中学生ということで、カートのことは知らないようですね。(こういうボケは零ちゃんの魅力でもありますが...)で、止まったカートに乗って第一ホールへ。
早速
プレーを始めた三人。まずは柴田さんから。(柴田さんは普通に右打ちです。)で、ティーショットを放つと「スーパー・ルミノール・ショット」とご機嫌。「ナイスショットです」と言うピン子だったが高村さんは「セコイ」というのはドライバーではなくスプーンでのティーショットでした。が柴田さんは「せこくて結構、ミスをしないものがゴルフを制するのです」というように、堅実派何ですね。続いて零ちゃんのティーショット(これが左打ちです)。で、一般的に「チャー・シュー・メーン」というリズムでと言われているのに「さざん・が・9」という零ちゃんらしいかけ声で打つ。しかもピン側数センチというスーパーショットにもかかわらず「ゴルフって難しいですね」と零ちゃん。→ひょっとしたら1打で入れなきゃならないと思っているのでしょうか?それを見た高村さんは「僕を本気にさせたね。君のIDゴルフを僕のLAゴルフが打ち破って見せよう」とやる気満々でティーショットへ。まずはティーの準備をするが、ピン子が「ちょっと待って下さい」と声をかけると、ボールにマジックで
ハートマークを書いて「おまじないです」ということでさらにご機嫌になる。(柴田さんは嫉妬心丸出しです。)で「アイ・ラブ・ユー」のかけ声で、左打ちの高村さんもナイスショット。
続いてグリーン上でパット。高村さんはピン側数センチに寄せるが、それを息を吹いて入れようとするのを見て「ずるいですよ」と零ちゃん。柴田さんも「ゴルフに審判はいない。故に、不正を行えば永久に軽蔑される」と見下したように言うと、「アメリカン・ジョークだよ」と言う高村さん。が、本気だったように思えるのは筆者だけ?
で、ピンをカップに差したピン子は「二番ホールへはあちらの小道をお使い下さい」と言うが、自分はカートに乗って移動して二番ホールで待っていると言うとカートの方に歩いていった。そんなピン子を見た零ちゃんは何かを感じたようでした。(でも、まだ事件は起こりません)
二番ホールへと向かう小道を歩いている零ちゃんたち。が、色々と注意書きの看板がある。「ヘビに巻かれるな」「タヌキに化かされないように」「地雷を踏むと死」「落とし穴に落ちるな」「ゾウに踏まれるゾ〜」「熊出没注意」「オバケ出るぞ!」「マムシ注意」(この他にも全ての文字が読めなかったものがあり、ワニに関するものもあった。)というものであるが、(お約束とは言うものの)ここは一体どんな所なんでしょうか?(変な次元であることは間違いないですね。が、「銭形雷」ではこの影響もあるのか、港区赤坂はとんでもない時空が歪んだ空間になっちゃいます...)また、道には一ヶ所だけ不自然に泥まみれとなっている所がある。高村さんは軽快によけて通るが、零ちゃんは「私の計算によると、どの手段を使っても靴に泥が付いてしまうんですけど...」。これに高村さんは「足を汚さないために靴を履く。靴を汚さないために足を履くんじゃない」(前半は正しいですが、後半は高村さんらしい発言です。)零ちゃんは「せっかく、新品の靴買ったばかりなのに...」とどうしても靴を汚したくない様子。が、高村さんが戻ってきて、「レディを悲しませることは僕のポリシーが許さない」と言って零ちゃんをおんぶしました。これに「高村さん、優しい」と零ちゃんもまんざらではない様子でした。が、柴田さんは「高村さん、嫌らしい〜」
二番ホールのティーショット。まずは柴田さんから。打ったもののボールはバンカーへ。で「いや〜ん、バンカーん」って、そっちの道に進んでいきます。それを見て「実力の差が出たようだ」という高村さんは「このコースに必要なのはパワー。僕が見本を見せる」と言ってハートマークの付いたボールをティーに億が、またもピン子がボールを手にしてチュー。そして「おまじない」と言ってからボールをティーに置いた。それを見た零ちゃんは「棹盾さん、本当に高村さんに惚れているんですね」柴田さんは「お願い、零ちゃん。恋の方程式教えて」とそれぞれ違った反応をしている。そんな中、「アイ・ラブ・ユー」のリズムで打つ高村さん。しかしボールは右にそれて森の中へ飛び込んでいった。「スイングは完璧だったのに...」とぼやく高村さんだったが、ピン子が直ぐに「ごめんなさい、私のおまじないのせいで」と素早いフォロー。柴田さんは「OBですね」と言うが「OBと決まった訳じゃない」と高村さん。で、森に入ってボールを探すことになる。
ボールを捜す4人だが、高村さんのボールは見つからない。柴田さんが「ないね」と言うと零ちゃんは直ぐに「諦めましょうよ。きっと愛が足りなかったんですよ」と結構冷たい。が、高村さんは「彼女のおまじないボールを見捨てる訳にはいきません」とナルシストぶりを発揮する。が、「どっちにしても私のIDゴルフに勝つことは不可能です」と零ちゃん。そうしているとピン子が「倒れてます」と言って、人が倒れているのを発見した。で、(11分弱という)ここでようやく「警視庁から入電中」という着ボイスによって事件が届く。隋縁(ずいえん)カントリークラブ(零ちゃんたちが来ているこのゴルフ場です)で変死事件発生。死亡したのはゴルフ場のオーナー・穴山入蔵(あなやま・いりぞう)ということだった。(相変わらず「ケー刑事」らしい名前です。)
死体の側にやってきた零ちゃんたち。ピン子は被害者はオーナーに間違いないと確認した。今日は休みだが、フラッと現れて芝のチェックをすると言っていたという。で、柴田さんが報告する。「被害者は額に強力な一撃を食らって死亡」。零ちゃんが「凶器は分かったんですか?」と尋ねると、ハートマークの付いたゴルフボールを見せる。で、それは高村さんのボールだった。「被害者の頭に高村さんが打ったボールがぶつかって死んだ。つまり事故ってことですか?」と零ちゃん。高村さんは「まさか僕の球で...」と呆然となる。(ボール直撃で死亡だったらあまりにも運が悪いとしか言いようがないですが、「ケー刑事」がそんな簡単にいくわけはありません。)零ちゃんは早速死体の周囲を観察始める。(被害者の靴の裏をしっかりチェックしました。)で「増せり、悪の数字」
クラブハウスに戻った三人。高村さんは「僕は人を殺してしまった」と
落ち込んでいる。で「天国に行けない」と口にする。が、零ちゃんは被害者が倒れていた3番ホールに行くにはある物が付いていないと変なんです、と疑問を感じた。「被害者の靴に全く泥が付いていないんですよ」と言って、その写真を柴田さんに見せる。で、被害者は他から運ばれてきたと考えて「これは事故ではなく事件です」と言う。更に「犯人は高村さんに罪を着せようとしたんです」「犯人は棹盾ピン子さんです」と口にする。しかし高村さんは「彼女が犯人の訳ない」と言う。更に柴田さんは今朝来たとき、オーナーと支配人が話しているのを目撃したと言い、それから3人でここに戻ってくるまでは僅かの時間しかなく、犯行は不可能と言う。が、「ある方法を使えば、棹盾さんにも犯行が可能です」と零ちゃんはカートを使ったと言う。しかし高村さんは「彼女が犯人だとは思えない。彼女の愛は本物だ」と、全くどういう論理なのだか...(いつものことですが...)
零ちゃんは「慣性の法則を利用したのかもしれません」と口にする。このクラブで急カーブがあるのは3番ホールだけで、このカーブを利用すれば犯行は可能と考える。(カーブ、慣性の法則といえば「愛・17話」のトリックはこれを使ったものでしたね。)そして今回の「お勉強コーナー」。柴田さんが「慣性の法則」について補足説明。(別名「ニュートン運動の第一法則」詳しくは各自で物理の本を見ましょう。→やっぱり勉強になる「ケー刑事」です。)で、零ちゃんが携帯を使ってそれを分かりやすく説明してくれる。で、柴田さんはピン子にも犯行は可能と考える。そして零ちゃんが「棹盾さんは高村さんを犯人に仕立て挙げようとしたんです」と改めて言うと、高村さんも納得したようで「愛を犯罪に利用するなんて...」と言うと「行こう」と行って柴田さんとともにピン子の元に。零ちゃんは「ちょっと待ってください。説明を最後まで聞いてください」と言うが、ダメでした。
支配人室、ピン子はそこでファイルを開いて仕事をしている。いきなり入ってきた高村さんは「君が犯人だったんですね。非常に残念だ」と言うが、ピン子は「何を言っているんですか」と言う。しかし「君の犯行トリックはお見通しだ」と高村さんは言うと、それを話す。柴田さんが出た後、何らかの諍いでオーナーを殺害し、客としてやってきた高村さんを犯行に利用しようとした。死体を運ぶのに全自動のカートを使い、死体を乗せて、高村さんたちがラウンドを開始する前にカートを発進させた。で、高村さんがOBを出したのを利用して被害者を3番ホールに捨てた。で、説明が終わると銭形姉妹のように「違いますか」と高村さん。が、ピン子は「そもそも、私がどうしてあなたがOBを打つことを予測できたのですか?」と反論すると「あっ、そうか」とお手上げになる高村さん。そして「あの中学生め、肝心なところを忘れているぞ」と零ちゃんの推理が不完全だということを口に出す。
そこに遅れてやってきた零ちゃんが言葉を返す。「ちゃんと最後まで聞かずに部屋を飛び出すからですよ」と、最もですね。で、支配人室の中を見回す。部屋にはピン子が獲得した数々のトロフィがあった。でピン子は「私は心からゴルフを愛しています。その私がゴルフ場で人は殺しません」と言うが、数多くのトロフィーの一つであるのゴルフボールが乗ったトロフィーのゴルフボールに傷があることに零ちゃんは気づく。
一旦外に出た零ちゃんたち。事件について考える。犯人とトリックは分かったが、「問題はどうやって棹盾さんは高村さんにOBを打たせたかと言うことです」と零ちゃん。「予測は無理だな、僕のフォームは完璧だ」と言う高村さんだったが零ちゃんは「離散的確率変数に…」と口にするが「難しく考えすぎだ」と言う高村さん。そこに「パイやパイやパイや、遠州理津自家製のパイ」という声がする。で、零ちゃんはこれに飛びつき走っていく。(ということで1話に続いての登場の遠州理津。「銭形零」では二朗さんはこの役で準レギュラーです。)で「パイ下さい」と零ちゃん。値段は3個で314円(何個でも314円です。)で、零ちゃんには優しく渡すが、高村さんには適当に渡す。そして売ったら遠州理津は退場。
高村さんは柴田さんに「はい、柴田くん」と言って投げて渡すが、柴田さんは受け損なって落としてしまうのはお約束です。零ちゃんと高村さんは早速パイを口にするが、「このパイ、アンが半分しか入っていない」と高村さんの不満の声に、零ちゃんはヒントを得て、手にしたパイを割ってみる。(確かにアンは半分しか入っていませんでした。)で零ちゃんは笑顔で「謎は解けたよ、ワトソンくん」(長いAパートがようやく終了。時間は19分45秒を越えたところで、Bパートのドラマ部分は6分弱ということになります。)
再び支配人室。零ちゃんが「やっぱり犯人はあなたですね。棹盾ピン子さん」と詰め寄る。が、ピン子は「まだ私を犯人にするつもり?」と言っている。で、零ちゃんは説明を始める。ゴルフボールが乗ったトロフィーを手にして「ここにあった欠けているトロフィーから被害者の血痕が検出されました」と言うと、被害者はトロフィーで殴られて殺されたという結論を語る。更に、高村さんにOBを打たせたトリックの謎も解けた、と言って、その説明を始める。二番ホールで高村さんのボールにおまじないをかけた時、特殊なボールにすり替えた。で、そのボールは金属片が入ったボールであり、このボールを使えばOBを打たせることは可能という。これにピン子は、真っ直ぐ飛ばすことは難しいが、右に行くか左に行くかは分からず、それを予測するのは不可能だ、と言う、しかし零ちゃんは「そんなことはありません」と言い、ピン子はボールの何処に金属片が入っていたかを知っていて、死体を最もらしく発見し、死体の側にすり替えて持っていたハートマークが書かれたゴルフボールを落とした、と一気に語る。が「机上の空論ね」とピン子は言うと「そもそも私、金属片が入ったゴルフボールなんて、見たこともないし、聞いたこともありません」と言うと、立ち上がり席を外す。
ピン子は高村さんが撃ち込んだ森に行き、高村さんが打ったゴルフボールを捜していた。で、ハートマークの付いたボールを見つけると、それを拾い上げて大事そうに抱える。が、ピン子は目の前に大量のハートマークが書かれたゴルフボールがあるのに気づくと「どういうこと?」と言葉を漏らす。すると鐘の音が響くと、「130ヤード×90ヤード÷7ヤードは何cm?」と零ちゃんから出題される。が、ピン子は答えられない。すると、銭形ストラップが飛んできて、チェーンとなり、ピン子を捉える。「午前零時の鐘の声。…」零ちゃんの口上が始まり「わらわの暗算、解いてみよ」から引くと、ピン子はその場に倒れ込む。が、直ぐに立ち上がるピン子。
零ちゃんは「あなたが捜しているボールはここにありますよ」と言い、ピン子がボールを取りに来る前に零ちゃんと高村さんで先に見つけたのだった。で、そのボールを上に投げると、銭形ストラップで真っ二つに斬る。(こういうことも出来る銭形ストラップですが、愛お姉ちゃまもこの技を披露していましたし、「THE MOVIE」では泪お姉ちゃまもこの技を披露しましたね。)で、真っ二つに割れたボールにはまたがいなく金属片が仕掛けられていた。で、高村さんが「あなたの負けだ」と言うと、ピン子は観念して「そのようですね」と犯行を認めた。で、零ちゃんが動機を尋ねた。で、それに答えるピン子は、ゴルフを心から愛しているからの犯行であり、オーナーはゴルフ客が気持ちよくホールアウトするために18番ホールのバンカーを潰すと言い出したから殺したのだった。「この美しいゴルフ場に手を加えようとするなんて、それだけで死に値するわ」という一言で、零ちゃんもちょっと複雑な表情をしました。
事件解決の後、クラブハウスの
レストランに入った3人。高村さんで「本当に僕にIDゴルフを伝授してくれるの?」と零ちゃんに確認している。これに零ちゃんは「ええ、フルコース一人前、ごちそうしてくれたらいいですよ」と言うと「OK、約束しよう」と高村さん。柴田さんは「ちょっと、優勝をお金で買う気ですか」と言うが「勝つためには手段を選ばない男だよ、僕は」と答える高村さん。「卑劣な...」と柴田さんは言うが、たった一日で優勝出来るほど甘くはないと思いますが...
で、零ちゃんは「このノートにぎっしり書いてあります」と言ってノート(「零のIDゴルフノート」と表紙に書いてあるが、「@」とも記されている。)を高村さんに渡す。「サンキュー、銭形くん。これで明日の優勝はいただきだ」とご機嫌の高村さんはフルコース一人前を注文する。で、早速ノートを見る高村さん。しかし「あれ?このノート、一番ホールの攻略法しか書いてないじゃないの」とボヤキを口にする。すると零ちゃんは「全18巻です。全て買うにはフルコース18人前必要です」ということでした。→泪ちゃんの大食いに続いて零ちゃんも大食いだったんですね。それにしても、ちゃっかりしている零ちゃんです。でも、フルコース18人前はいくら何でも一度には食べられないと思いますが... 尚、この時、レストランの外のガラス窓の向こう側にパイ屋の遠州理津が中を覗いたり、芸をしているけど、佐藤二朗さん、今回もナイスです。
次回は第4話「露の秘宝を守れ! 〜銭形零探偵団VS怪人八面相事件」ということで、「泪・2nd.5話」に登場したあの怪人さん(当然、ヘッポコ探偵さんたちも)が再登場となる物語である。(二つ顔がバレタから「10-2=8」で「八面相」と名乗るなんて、律儀な怪盗さんですが、これこそまさに「ケー刑事」テイストですね。→この後「零・2nd.3話」にも登場し、「雷・1st.24話/2nd.11話」にも登場します。)ということなので、しっかりと「泪・2nd.5話」を復習しておきましょう。(知っていればより楽しむことが出来ますから...)
鑑識メモ。警視庁ゴルフ大会ということで、柴田さんはゴルフ場にいる。(高村さんとブービー賞を争っているらしい。)で、「♪助けて、零ちゃん、高村さ〜ん」という着メロで携帯が鳴り、それに出る男。(どうやら銭形警視総監らしい。)で、柴田さんが問題の答えを言い始める。1ヤードは91.44cmを当てはめれば簡単に算出できます。で、答えは「21833.63265cm」という柴田さん。が、問題は「130ヤード×90ヤード÷7ヤード」だから「130×90÷7×91.44」なので、152835.42857cmとなります。では、柴田さんの言った答えとは何なのか。それは「130×90÷7÷7×91.44」で算出されるので、柴田さんは計算間違いをしています。(7ヤードで2回割ったら、単位が0次になってしまうので、センチに換算できなくなってしまいます。)いうことで、ゴルフの成績が悪くて、柴田さんは頭がパニックになっているようです。だから「こうなったら、スコアを書き換えても...」と言ったのでしょう。が、通話相手が警視総監と気づくと「今の冗談、冗談、冗談です。@!#$%&」と大あわて。が、警視総監は電話を切ってしまいました。(「銭形零」ではこういう形の「鑑識メモ」は恒例になります。)
ケータイ刑事マニアルBOOK
- 作者: 宮崎 あおい, 堀北 真希, 黒川 芽以, 夏帆
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
↓本文中に記したお姉ちゃまと従姉妹
↓零・高村・柴田トリオは左利きトリオですから...
左ききのためのゴルフ入門
- 作者: ボブ・チャールズ
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
- 発売日: 1975/10
- メディア: 単行本
↓ゴルフをプレーするなら、しっかりと学んでおきましょう。
すぐにひけるゴルフ・ルール
- 作者: 日本ゴルフ協会, JGA=
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
↓こういうゲームもあります。
大人のDSゴルフ
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2005/11/10
- メディア: ビデオゲーム
↓「慣性の法則」について